きらめ樹セルフビルド物語Vol.14森の蘇りお話会
森の木を間伐して光を入れる??
ちょっと前までは予想もしていなかったことが目の前にもたらされています。
その流れに逆らわないように。
まるで川が上流から下流に流れるように、ただ流れていくだけです。
現在、日本の山や森は植林という人工林が多くを占めています。
瀕死の状態です。
今年、クマさんが沢山里に降りてきて事件になっています。
それは、山に食べるものが本当に少なくなっている証です。
クマは危険だから駆除する??
メディアでクマが人間を襲った?
ただただ怖がらせだけを報道しているようにしかみえません。
駆除しても何の解決にもなりません。
クマの生態をまず知ること、自然や山、森の状態が今どうなっているのか?を知ること。
その上で共存していけることを考える。
狼が日本からいなくなってしまったように今度はクマを絶滅させるの?
クマのような大きな動物が困っているということは、人間が困ることが近いという印です。
そういう風に見ている方は少ないと思います。
アインシュタインは言いました。「ミツバチがいなくなれば、人間は4年もたない!!」そもそも、狼やクマは危険な動物ではありません。
彼らは人間が怖い、臆病な生き物なのです。人間が彼らの縄張りを奪ってしまったり、入ってはいけない領域に入ったりすることが問題なわけなのです。
山や森の中の食べるものも本当に少なくなっています。
現にフィンランドやウクライナのオオカミが生息する森では昼間子供たちが普通に遊んでいます。その代わり、夜はオオカミたちの時間だと皆が認識しており、近づきません。
自然界への敬意と豊かな森があれば、本当は人間と野生動物たちは共存して行けるのです。
クマを駆除する??
根本的な原因を解決していかなければ、人間界も危ういと思います。
そんなことで森に関心を持って頂きたくイベントを開催致しました。
1日目はNPO法人森の蘇りさんを大台町にお呼びして『森の蘇りのお話会』、次の日が『森に入り間伐する木を皆で選ぶワーク』です。
《内容》
①【 お話会】
・まず知らなければいけない日本の森の現状!
・何故植林の山だらけになってしまっているのか?
・世界のネイティブ達の森・原生林を無くすことに日本人は関わっている?
・輸入材は何処から、どうして入ってきて、何に使われているのか?
・一般住宅に日本の木材を使うことで、日本の森は蘇る!
などなど
《解決策》
・女性や子供たち、一般市民も、森の蘇りに携われる。
・昔ながらの皮むき間伐を行っていく!それが『きらめ樹』!(重機を使わず、人力で出来る)
・皮むき間伐は貴重な天然乾燥材になる。
・女性がリーダーとなり、子供たちも一緒に楽しく行える!)
・皮むき間伐、伐採、軽トラ搬出、セルフ製材、製品へ!森の仕事が日本の山を再生させて行く!(ネイティブの森の伐採ストップ、輸入材から国産材への転換)
などなど
《結果》
一人!年間13 本
きらめ樹〜出来れば、
10 年で日本の森に光が入り、山が蘇る!
500 年先に未来の子供たちのために豊かな森を残すことが大人たちの役割!
以上お話会でした。
明日は森の中での実践ワークショップです。
つづく