きらめ樹セルフビルド物語Vol.8セルフビルドしたい?
『きらめ樹セルフビルド物語』に繋がるお話を過去に遡って回想中~
前回のお話の続きとなります。
自然栽培の果樹園のお世話をするため、天ぷらキャンピングカーで三重と兵庫を行ったり来たりの日々を過ごすこと4年が過ぎました。
果樹園がある丹波篠山に通っているうちに、この地が本当に気に入ってしまいました。
タイニーハウスをセルフビルドしたいと思い始めていました。
僕はサラリーマン時代、入社の面接時に将来の夢は?と聞かれ、「田舎に自分で自分のログハウスを建てることです」と答えていました。
奥さんのKちゃんも独身時代から田舎暮らし、ログハウスに憧れていました。
結婚してから、お互い田舎暮らし、ログハウスに憧れていることがわかったのです。
似た者夫婦で良かった♪
2020年何処か里山の雰囲気を残す山際の良い土地は無いか?と思い、不動産屋を周りました。
なかなか気に入る土地が見つかりません。
範囲を広げて、丹波市、京丹波市、多可町、福知山市なども探してみました。
しかし見つかりません。
そこで、果樹園の土地を貸してくれているゲンちゃんに聞いてみました。
ゲンちゃん夫婦は広大な土地を100万円くらいで購入しているのです。
その知り合いの小さな不動産屋を早速紹介してくれました。
不動産屋さんと待ち合わせてある山際の土地を見せてもらいました。
不動産屋さん曰く、
「篠山も自然がいっぱいあって本当に良いところだけど、里山と言う場所が無くなって来ていますよ」
ここは不動産屋さんの個人所有の土地だそうです。
タイニーハウスを建てられる敷地は小さいのですが、畑、山が付いています。
近くに湧き水も湧き出ています。
田んぼ、畑が開拓されていないため、昔からの植生が多々残っているそうです。山際だけは、植林されていました。
ここは二人ともとても気に入りました。
ただ予算オーバーでしたが、不動産屋さんがだいぶ値下げしてくれるとのことでした。
どのようなタイニーハウスを建てるかも決まっていなかったため、少し購入するかどうか?待ってもらいました。
少ない予算でセルフビルド?出来るのか?どうするのか?
どんな家にしたいのか?
『きらめ樹セルフビルド物語Vol.1』はじめに にも書きました。
そんなことを話合っているさなか、ある本屋さんで350万でセルフビルド出来る本を見つけました。
とても参考になったのですが、基礎を自分たちで作る事がとてもハードルが高いように感じました。
そして基礎をコンクリートでべたっと固めてしまうベタ基礎はどうも違和感がありました。
丁度、
のWSに参加したことで、大地を固めてしまうことに抵抗がありました。
大地も人間と同じように息をしないと死んで行ってしまいます。
つまり大地は空気が行き来することで、自然本来の役目を果たすことが出来ます。
近年はアスファルトの道路、山の中の砂防ダム、がけ崩れが起きればコンクリートで固めてしまいます。
道路際の樹々は弱っていきます。
畑や果樹園でも同じです。踏み固められた場所は生育が悪いです。
住宅も息が出来る環境を作る必要があります。
江戸時代までは理にかなったやり方で家も土木工事も行われていました。
土地も家も息が出来るようにしたい!
さて困ったなぁ?
つづく