きらめ樹セルフビルド物語Vol.21セルフ製材機!初挑戦
きらめ樹(皮むき間伐)した材を森からせっせと運び出しています。
主にログ壁となる長材の丸太は、きらめ樹工房に軽トラで運びました。
きらめ樹工房では格安でセルフ製材機が借りられ、製材の講習を1日受講しました。
NORWOOD社製で帯鋸タイプです。
バラして軽トラに乗せ、移動出来るのが素晴らしい。かなり重くて大変ですが。。。
森の現場でセルフ製材機を設置することが出来れば一番、理想的です。
後々、丹波篠山の里山でも別のセルフ製材機をお借りして、製材することになります。
4mの丸太を製材機のレールの上にセッティングします。
きらめ樹(皮むき間伐)材だから人力で運べます(^^)
僕たちのトレーラーハウスは角材を積み上げる角ログになります。
3寸5分(105mm)のログ壁を作るので、
セルフ製材では少し大きめに荒製材します。
丸太を115cmx115cmの角材に製材していきました。
後々プレーナーと言う自動カンナで3寸5分(105mm)に仕上げます。
丸太は真っ直ぐではありません。
根本に近い方が太く、先端に行くほど細くなります。
チェーンソーで切った切り口を『元口』、先端を『末口』と言います。
115mmの角材に製材するためには、元口と末口の寸法を測り、水平レベルを合わせ、ちょっとした算数で刃の高さ寸法を決めます。
これを地道に4面繰り返してようやく角材が一本出来上がります。
慣れてきても4m材を製材すると、1日最大20本挽けたら上出来です。
丸太が太ければ、床などになる床材も同時に挽くことが出来ます。
最初は慣れるまで、悪戦苦闘しました。
直角が出ない?
狙った寸法が出ない?
刃が上手く研げない?
色んな事が毎日起こりました。
もうこれ以上無いだろうと〜(笑)
色んな経験が出来たので、セルフ製材機の事がどんどん詳しくなっていきました♪
なんだかんだ10日間くらいで第1弾の4mの長材が50本位出来上がりました。
製材したばかりの含水率も何と
20%代です!
きらめ樹(皮むき間伐)の自然乾燥は素晴らしい〜♪
早くて、楽ちんですが、高温の機械乾燥にかけると、ヒノキの本来の香り、油分など、素晴らしい成分がすべて吹き飛んでしまいます。組織が壊れ、長持ちしない材になってしまいます。
電子レンジでチンするのと同じようなものです。食材の成分はチンすることで不自然に組織は壊れてしまいます。
昔ながらの方法は時間や手間がかかりますが、理にかなったやりかたなのだと改めて思いました。
トラックに積み込み、富士宮市から三重県の伊賀市にあるこれからお世話になる知り合いのログハウス屋まで5時間位かけて運びました。
これから、富士山と伊賀〜
富士山と丹波篠山〜
丹波篠山と伊賀〜
を行き来することになります。
You Tubeも見て下さい〜♪
つづく