【学習とは一体なにか③】ヴィゴツキーの社会構成主義について
□ はじめに 私は教師として働く前、教育とは「発達を促すすべての営み」であると学び、この「発達」を「社会文化に貢献できる潜在的能力」と解釈するヴィゴツキーの学習理論を学びました。この理論に出会ったのは大学時代で、その当時、知識伝達型の授業に疑問を持ち、学習者中心の授業を模索していました。そのため「学習とは単なる知識伝達のみならず、学習者の事前知識から事後知識への質的な変化である。そして、仲間の援助を受け入れることによって発達が生じる」というこの理論を初めて知ったときは、ものす