Switchを買った
タイムラインが気づいたらゼルダ一色になってたから僕もSwitchを買った。先月モニターを買って、今月は画材に本にSwitchにと、産を破るのも時間の問題かも。
今はゼルダやってる。楽しくて時間がみるみる溶ける。ティアキンじゃないよ。ブレワイだよ。Switchとセットでティアキンやるぞ!と意気込んでたら前作やったほうが色々いいと友達がいってたからブレワイから始めた。ブレワイは瀬戸浩司(敬称略)がやってるのを動画でちょろっとみたことあるくらいで、あとは最初と最後以外まじで何も知らない。
実は実際に遊んでみるまでSwitchのことは敬遠してた。敬遠って言葉は、敬ってるフリをしながら~ってのが本当の用法だけど僕はSwitchもNintendoも敬ってる。
したがって敬遠って言い方は間違いだけどこの際いいや。
とりあえずSwitchがすごい。なにがすごいって作りがまじでシンプル。僕は母親の代からゲーマーだったからN64もGCもWiiもWiiUも持ってたが、思い返すとあれもこれもすごい線がごちゃごちゃしてた。WiiUはWiiリモコンを感知するためのセンサーに、Wii本体の電源コードに、LAN回線に、テレビ出力の線に、WiiUのあのiPadもどきの充電スタンドに、リモコン自体もやれヌンチャクだの周辺機器だのとごちゃごちゃごちゃごちゃ!まどろっこしい!!
Switchもそんな感じだとばかり思って開封するときは覚悟したのだけれど、まじでコードが少ない。HDMIと電源。おわり。えっまじ?!かろうじてJoyグリップとかがかさばるけど、ヌンチャクのヒモじゃらじゃらなんかと比べたらかわいいものだし。というかスタンド!Switchのスタンドがすごい。なにがすごいって中身スカスカ!
背中パカって開けたらまあまあな空間がある。結構な量のへそくりが隠せそう。しかもなにがすごいってその空間の中に端子を指すところがあるのよ。今までゲーム機とかどんなにスマートなデザインしてても色々なごつい端子によってデザイナーの意匠が台無しになってたんだけどこれで端子が隠せる!これ考えたひと天才じゃない??
そうそう、さっきJoyグリップを一瞬言及したんだけどね、これもまた感動したのよ。
Joyコンって、側面にP1とかP2とかを表示するためのLEDがついてるのね。そのJoyコンをグリップにつけると、側面のLEDが隠れて代わりにグリップにランプが見えるようになるんだけど。
グリップ本体にLEDがついてるわけじゃなくて、光るところが鏡になってるだけだったのよ。これに気づいたときはすごい感動した。いや確かにもしグリップにわざわざLEDがついてたら「いやそこ削ってもっと安くできたやろ」って、僕がモニター買うときの背面ランプへの感想とまったく同じものを抱いてたと思うけど、でもここで鏡だしてくるのはすごい。よかった。
ちなみに買ったソフトはさっき言ったゼルダのブレス・オブ・ザ・ワイルドと、スーパーマリオ・オデッセイの二本です。でも当初の予定ではたしかスマブラ買おうとしてたはず。
元々すごい熱心にお誘い頂いてて、それでSwitchを買うまでに至ったんだけど、寝て起きたら気持ちが変わってた。また今度…。それまでイメトレしておくから…。
にしても、ブレワイはいい作品。もう今更言ったって「そんなのみんなわかってんだよ」って感じだけど、発売された当初は、どうせTwitterのオタクが針小棒大にいってるんだろとばかり思ってた。オープンエアーってなんや。壁登りがなんや。こちとら実家はホワイトランぞ。そう威張ってた。でもやってみると、そもそもスカイリムやフォールアウトといったものとは、まるっきりの別物だというのがわかった。
どちらもオープンワールドであって、プライヤー自身がストーリーの監督になり、それぞれの体験をしていくところまでは共通しているが、スカイリムやフォールアウトは、それぞれプレイヤーが作って背景やステータスを選んで、会話の中から自分のキャラに合う選択肢を選ぶという、終始ロールプレイゲームであるのに対して、ブレワイはリンクの冒険を追体験する、どちらかといえばアドベンチャーといった方がしっくりくると思う。
前者はロールプレイという自由度が保証されるために、プレイヤーを導くはずの誰かを殺す権限までプレイヤーに与えてしまっているが、僕は、それについては正直あまりよく思ってない。誰がなにしようがどうでもいいけど、殺すという選択肢が常に付きまとっていると、一本道にお膳立てされた道を進むのがたまらなく不愉快になる。いつでも僕はこの人を殺していいんだ。でも、ストーリーは進行していく。殺したら殺したで、ストーリーは進行する。そうなった末を想像する。いやいやいや、まどろっこしい。歩む未来はひとつなのに。
その点ではブレワイのプレイヤーの導き方はすごく気に入ってる。まず住人は殺せない。突然話かけても怪しまれることなく「俺のコッコちゃんが失踪したんだよォ~!」みたいな会話を平然としてくる。それによってクエストが発生するし、僕は黙ってこれを遂行すればいいし、遂行しなくても何も起こらない。だから、安心して先へ進めるのだ。極度の自由は、しばし不安への火種になるから、ブレワイのような、ある種の不自由さがかなり心地いい。