社会人の英単語学習がテキストマイニングで最強になった
keyword：社会人、英単語、スキマ時間、漸進的勉強法、テキストマイニング、AI、クイズレット
１．学生の頃との英単語学習の違い
学生の頃はバイトで忙しいなんて理由はあっても、概ね時間は使いたいように使うことができました。参考書は腐るほど豊富に書店においてあるから、一冊ずつステップバイステップで取り組むことができたし、一度に集中して学ぶため習熟も早い。でも、それは無駄ではないけれど、いわば受験英語で実用性には乏しいものでした。
これが社会人になるとどうなるかというと、単純に仕事で忙しくなるし、ましてやライフイベントの大半が20代で起こる（はずな）ので、ますます自分の時間がなくなります。そういう環境の中では、なにか新しく学ぶとなっても十分な時間は確保できず、通勤時間といったスキマ時間が学生の頃以上にとんでもなく重要となるわけです。
しかも、効率という点で質は圧倒的に低下します。TOEICならまだしも、業務に関係した英語を学ぶとなると、専用の単語帳は置いていないわけです。あったとしてもオーバーワークになる場合が多いので、なんなら自分で単語帳を用意しようかという形になります。でも、それもやっぱり効率悪いんですね。
まとめると、学生と社会人の学習の違いはざっくりこんな感じ
学生
範囲 一般的で広範
時間 たっぷり（徹夜バリバリOK）
環境 単語帳揃い踏み
社会人
範囲 専門的でピンポイント
時間 コマ切れ
環境 単語帳はない（あっても無駄が多い）
２．社会人には漸進的勉強法＠たっく
では、どういった勉強法を社会人は取り組んでいくべきなのか。そのための書籍はたくさん出ているのですが、僕はたっくさんの書かれている『漸進する大人の勉強法』がとても現実的でわかりやすくていいのでないかと思います。
ざっくりといってしまえば、社会人にはまとまった時間というのは作りづらいので、スキマ時間を活用していくのが重要だという話です。
まとまった時間があれば、それこそ人と過ごしたりすることに時間を当てるなどもっと有意義に使います。なんてことない話ではあるのですが、仕事しながら勉強となるともうこれしかないといった感があり、しかもそれを簡潔かつ実践的にかかれているのが「漸進的勉強法」です。文量として通勤時間に読めるので、オススメです（これもスキマ時間！）
３．テキストマイニングで英単語学習が最強になる
その上で、どう効率的に英単語を学ぶべきか。社会人の勉強の難しさの一つには時間が挙げられると思うのですが、もう一つは学習内容を分析してくれる人がいないために効率的に学べないことではないかと思うんです。
社会人での勉強は場合によっては過去問がないし、傾向と対策もよくわからず一つの問題集を繰り返すしかなく、単語帳にいたってはわからなかったら調べるという方法を取るしか無い。
ところが、英単語学習に限っていえばとんでもなく効率的に学習できるようになりました。それがテキストマイニングです。
どういうものかというと、テキストを放り込むと、AIがアルゴリズムに則って分析してくれて、結果として頻出語句や共起（どの語句と関係しているか）などを出力してくれます。なによりもすごいのが、単純に頻度だけでいったらbe動詞などが挙がるはずなのですが、テキストに特徴的な用語に対してきちんと重み付けしてはじき出してくれるところ。
たとえば、例として文献をテキストマイニングにかけてみましょう。
そうすると、こんな感じで頻出の単語を視覚化して出力してくれます。Excelデータとしても出力できるので、頻出500語の抜き出しなどがものの数分で行えてしまいます。
いままでベテランの塾講師などがやっていた分析が、AIで一瞬で済んでしまう時代です。これはほんとにすごい。
４．give＆takeの時代のクイズレット
抽出した英単語をどうやってスキマ時間で覚えるか。単純に印刷して眺めていてもいいかもしれませんが、クイズレットを使うと勉強効率が爆速になります。
いわゆる暗記カードのアプリの走りで、いまでは世界中で利用されています。でも、自分で暗記カード作るとやたら時間かかるし、作ってる間に覚えてしまうしで、なかなか気乗りがしない。
ふつうはそうなんですが、テキストマイニングのようにデータで抽出できると、クイズレットのインポート機能を使うことで暗記カードを自動で生成できてしまいます。慣れてしまうと10分かからず、スキマ時間に学びやすい5暗記カードが無料で作れてしまうわけで、これはもう最強に楽で便利！
ちなみに、クイズレットの利点というのは単純に暗記カードだけではなく、他人が作ったものも利用することができるというところです。玉石混交ですが、他の人の力を借りて楽をするというのは社会人の勉強法として大事なところかもしれません。
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