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愛する事それはバトンをつなぐ事~救命の連鎖~

おはようございます!
生命というつわのなかにある命その命を生き切り、
そして死、命、生きるについて考えていく過程で
今『愛する事』について考えております。


 愛することはバトンをつなぐことであると。
それが大きな愛のつながり連鎖そのものであり
そのつながりが、一つ一つの愛があってこそなんだなと
日々の日常の看護業務、勤務交代の中での、私の考えを
記しました。

https://note.com/toarusekitomo/n/n81fe82c11e69

バトンを受け渡すこと、それはそのバトンをもったとき
それを必ず引き渡すという想い、愛がないと
引き渡せないと日常の勤務の、中で常々、想っております。
そしてそれは救命の連鎖という大きな枠組みでも同様なのです。

救命の連鎖それは、命を救おうとする
人間の愛の連鎖だと思います。
救命の連鎖についての定義については以下を。
https://youtu.be/4s62ZkVUJ_w

傷病者の命を救い、社会復帰に導くために必要となる一連の行いを「救命の連鎖」と言います。
「救命の連鎖」は、[心停止の予防][心停止の早期認識と通報][一次救命処置][二次救命処置と心拍再開後の集中治療]の四つの輪で成り立っており、この四つの輪が途切れることなく、すばやく繋がることで救命効果が高まります。

「救命の連鎖」の最初の三つの輪は、現場に居合わせた住民である皆さんにより行われることが期待されます。住民である皆さんにより心肺蘇生やAEDを使用した電気ショックが行われれば、救急隊の到着を待つよりも早く処置をすることが可能になるため、生存率や社会復帰率が高まります。
1.救命処置 - 防災危機管理eカレッジ (fdma.go.jp)

総務省消防庁ホームページより引用

そして、私は、今救急外来で、救急病棟で
この救命の連鎖によって、つながれた傷病者、患者様を最後に受け入れる
上の図の4番目の鎖の輪の中で働かせてもらっている。
院外のどこかで
私の住む、働く地域のどこかで誰かが
誰かの命を守ってくれて、もしくは自ら守ろうとして
その連鎖がつながって、まさに
働く場にその人が救急隊の方々によって運ばれ
そして私達が最後の鎖を担当している。


 勤務交代という一日一日の看護師からの視点での
バトンを受け渡すという愛もある。
そこからより広い視点でみると
地域から、多くの人々が関わりまさに命を守ろうとしてくれ
そして救命の連鎖がつながって
この病院に患者様が救急車に乗車してくるという
大きな視点でのバトンを受け渡すという
これも大きな愛。
この命をつなげてくれた人々は様々です。
・御家族 ・友人 ・会社の同僚
・見ず知らずの方が突然倒れ
その方を気遣ってくれた、介抱し通報してくれた見知らぬ人
・その場に立ち会わせた警察の方
そしていつも、様々な配慮をしつつ救急車で運ぶ救命士
~日々、救急外来で働くと
そのホットライン(当院に救急患者を入室させてほしいという依頼の
救急隊からの要請電話)が時に、頻回で
ああ。。。。とひるんでしまい、気持ちを立て直すことも正直あります。

ですが、愛とはバトンをつなぐことそう気づいたとき
真っ先に思い出したのが
救急の基本として学ぶ、心肺蘇生法講習、ICLSなどで学ぶ
この『救命の連鎖』でした。

そこに立ち返ると
つながれたこの救命の連鎖の
最後の救命の連鎖の輪のうけざらの病院の一員として、確実に。
そして、またその患者様がその命が、
その後生活の場へ人生を生きれるように
しっかりと送り出して
その方が、また命を生き抜いて
次の命へ引き継いでいく。
これがきっと愛の連鎖であり命の連鎖なんだなと。

今日はそんなことを思いめぐらしました。
そして私は、きっとこの仕事をすることで、
日々命を使い切り、そして何かを伝え
そして誰かに
今、そして未来に
この命に乗せて
大切な私のメッセージ、愛を
引き継いでいくんだなと思っております。

 今日は、私にとっての愛のつながりが
日々の中でこの大切な救急看護が大きく
占めており
そしてそれは間違いなく
誰かがつなげてくれた救命の連鎖で
つなげてくれた愛
その中での命に、かかわっているんだなと
思い知り、そこを記しました。


 今日もあなたの生命がその心臓の一拍を打ち続け
朝を迎えて、今日を送れていることに感謝します。
そして私も今日、無事に朝を迎えることができました
命にありがとうございます。
そして今日もいってらっしゃいませ!
私もいってきます。


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