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あなた自身が涙を呑んで、苦しみながらも息している。それが命の神話です。
おはようございます
生命という器の中にある命
その命を生きる
とある看護師です。
命の神話、それは
他者に引き継がれること、語り継がれることで
紡がれるもの。
でもそれだけでなく
今、まさにあなたが、ここに生きている
立ち止まり、
暗闇の中に、また
歩き出そうとしている
もしくは
一歩一歩歩き出している
それが、まさに命の宇宙的な連鎖の中の
まさしくトップランナーとして
あなたが神話を拓いている。紡いでいる。
昨日そんな記事を記しました。
あなたの生まれたときのこと
あなたが生まれるまでの命の連鎖に
目を向ける、耳を傾ける
そんなことが、見失っていた
あなたの今も息づいている
命の神話を思い出す、見出すことになる
ですが
この目に見える世界の中で
それぞれが、様々な、人知れず
苦悩を抱えている。
立ち上がれないような心の傷を
なんとか、みないようにして
生きている、見ないようにして
なかったようにして
なんとか保っていることもある
そんな私に、あなたに。
1)あなたの中にあなたをつないだ幼いあなたがそこにいる。
自らの命の出生を振り返ろうにも
とても聴けない。
その振り返ること自体がつらい。
写真も、母子手帳も、もう見つける行動が
つながらない
そんな見直すことが、空々しい
そう思うこともあるかもしれません。
それでもあなたの中に
あなたの確かに生きた、
あなたが小さかったころ
あなたがまだ幼かったころの
あなたが、います。
今、そこにいます、あなたを作っているのは
あなたの幼きときのあなたが
つないでくれているから。
~楽しかった
幸せだった~
~つらかった
悲しかった
苦しかった~
そんな心の叫びを
日々の、生き抜く頑張っているあなたが
聴いてあげてください。
その具体的内容がわからなくとも
わかっていても、気づきたくない時も
自らの心のうずく、その感情を
そのまま
拾い上げる。
何がとか、どうしてとか問わずに
ただただ受け止める。
短時間でよいので
あなたがあなたの体を、いたわって
そっと頑張ったね
そっとつらかったね
そっとよくやったよ。。
そうして、あなたの体をあなた自身が
手でよしよし、、そうなでる。
そっと布団の中で、自分を抱きしめる。
そっと湯船の中で自分を、なでなで。
あなたがそこにいること
それはあなた自身が生き抜いた
小さかった時の自らがいてくれたから
その小さかった時の自分を
認める、声を聴くようにいたわる
それはまさに命の神話を見直している。
だから、外側のルーツをたどるだけでなく
誰かを見出し、聞くことだけでなく
あなたの内側に湧き上がる
命の神話を聞いて、そしてともに認めたいです。
2)そのやるせなさの中でただ息をする。それが飾り気のない本当の命の神話
あなたの命の連鎖を、あなたの人生を
あなた自身が
思うとき
そこに、抗えない苦しみを感じたり
許せなさを感じる。
その抗えない苦しみ
許せなさ
憎しみ
それを感じてそれでも今あなたは生きている
ただそこに、いてくれている。
息をしてくれている
そこで泣ける涙もなく、気力もなくても
そこにいる
今日も何もできない
動き出せない
生きている感じがしない
そう思ったとしても
あなたがそこにいること
そこで今、あなただけが感じている
そのつらさを抱きそこにいてくれている
それは
『あなたが、あなたの命の神話をまさに
そこにたたずみながら、
産み出している』
過去を振り返れなくとも
過去の命の連鎖に向かい合えなくとも
その命の連鎖のなかで
命のつながりを感じて
今そこにいて息をしてくれている
なにも、行動したり
何かを残したり
業績を上げて引き継がれることが
命の神話ではない
そう思います。
そのあなたが今そこで生きている
存在していること
それが奇跡。
今苦しみ、悲しさ、無力感にただただ
たたずみ、それでも生きている
その一息、一息を感じて生きる。
今できることをする
それが、たぶん
飾ることのない、
等身大の真実の命の神話だと思います。
あなたが今、自分で闇を抱えている
あなたが今、人に言えない命の連鎖の中で苦しみを抱えている
そんなあなたが、いまその心を、
勇気をもって
時にそんな自らを受け入れ、理解する
『あなたの中のあなたを作り出した
小さかった頃の自分』の声を聴く
そんな短い時間を少しずつ、積み重ねて
いえる時には、表現して
あなたが、いまここにいること
それが
真実の飾り気のない、基盤になる
命の神話を作り出していることを伝えたい
そんな気持ちで
今日は、言葉にならない自分の心から湧き上がる言葉を紡ぎました
あなたがそこにいてくれている
命の連鎖によってつながる
心の中にあるあなたを作り出している
なかなか言えない小さかった頃のあなたへ
生きてくれてありがとう
そして今の、あなたにありがとうございます。