学級で起こる諸問題の多くはシステムを工夫することで未然に防ぐことができる

学級で起こる諸問題の多くは、システムを工夫するだけで、未然に防ぐことができます。

例えば、給食準備の時間帯がワチャワチャするなら、4時間目終了後、当番以外は席立ちせず、そのまま読書にします。

呼ばれた班から手を洗いに行く。これだけで教室は落ち着きます。

1班から順に呼んでいきます。手を洗いに行った班から、配膳台のところに並ぶようにします。

給食当番の配膳の準備が整うちょっと前に、1班•2班に手を洗いに行かせれば、無駄が無くなります。

班を呼んでいく当番を作れば、担任がいなくても仕事が回ります。

子ども達の帰りの準備に時間がかかって、なかなか帰りの会が始められない学級なら、6時間目終了後、席立ちさせずに、そのまま先に帰りの会をします。

「さようなら」の後は、帰りの準備ができた子から下校します。こうするだけで明らかに子ども達の帰りの準備が早くなります。

先に帰りの会をすれば、机の上にランドセルが無いぶん、子ども達は集中して話が聞けます。教師による余計な指導・小言が無くなります。

さらに、待たされる子もいないため、公正・公平な時間の使い方ができます。

このように、学級で起こる諸問題の多くは、システムを工夫するだけで、未然に防ぐことができます。

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