スキマバイトのタイミー、介護職の利用広がる 有資格者28.5万人が登録 直近2年で4倍超・・・という記事の紹介です。
施設やデイサービスのような無資格者でも働ける介護事業所でこういった短期や単発のアルバイトが増えているんだろうなぁ・・・なんて思ってたのですが、有資格者が増えているというニュースにびっくりです。
これって潜在介護職が現場に少しでも戻っているという事ですよね。
半年で200万人も登録者が増えているという事は、それだけ気軽に働ける事自体に価値があるという事でしょう。
採用の手続きとかも出来るだけ簡略化していく流れが現状では王道なんでしょうね。
しかも介護分野の有資格者の登録が急増しているという事。
これは、こういう採用経路を介護事業所側も取り入れるようになってきているからだと思いますが、それにしても多いですね。
隙間時間に気軽に働ける、というのが魅力のようです。
で、おそらくですけど、多くの方が副業としてこういうサービスを活用しているっぽい感じですね。
それでも業界を一度離れた方が戻ってきているのは素晴らしい事です。
弊社でも幸いな事にスポットワークで1名の方を採用できました。
本業の空き時間に訪問に入ってもらっていますが、ヘルパー事業所なので職員としてきちんと登録して定期的なスケジュールが組めないと制度的に難しいので、こういう単発とか短期間での雇用というのは色々と課題があるのですが、それもまぁ工夫次第か、という所ですね。
ちょっと試験的な取り組みなんですけど、スポットでも自宅から利用者さん宅までの移動時間も給与発生するようにしているので、場所によってはサービス提供時間よりも移動時間の方でのお給料の方が高いという現象は発生していますが、通常の直行直帰のヘルパーだと利用者さん宅に到着してサービス開始した時点から終了した時点までの時給しか発生しないので、いろいろモヤモヤ感があったんですよね。
また、派遣先から次の派遣先まで60分以内の空白時間がある場合は、それも移動時間を給与計算するようにしています。
上記の内容が、いわゆる登録ヘルパーの働き方の常識です。
中には利用者宅から利用者宅への移動時間すら給与支払いをしていない悪徳なケースもあるようですが、弊社の場合は割とゆるーく管理しているので自宅から利用者宅への移動時間も含めて計算しています。
試験運用なので今後どうなるかはちょっとまだわからないですけど、これ込みで経営が成り立つようにデザインしていきたいな、と考えています。
介護現場への間口が広がって、そこから興味をもって本格的に介護職として働いてくれる人が少しでも増えればいいし、こういう取り組みは歓迎ですね。
あとは受け入れ側の事業所側もある程度の柔軟性や受け入れ態勢が良いか悪いかが評価されていくのだろうな・・・なんて思いました。
ヘルパーも有資格者なら、もっと当日飛び込みのスポットも活用できそうかなぁ・・・とか思いましたが、勤務形態一覧表の作成が煩雑になるし、当日の調整は難しいし、突発の休みの対応も難しいから、訪問系サービスとこういうサービスの相性はあまり良くなさそうですね。
経営的にも、定期的にスケジューリングできるスポット雇用なら業務拡大できる余地はありますけど、本当に当日とか突発のスポットになると売上自体は拡大できないので、職員の負担軽減とかにはなるかもですが、難しいですね。
ただ、これSNSの情報なので真偽不明なんですけど、施設側でこういうスポットで働いている方に情報も不十分な状態で入浴介助など丸投げのケースがあるような話も目にしたので、そういう所はちょっと考えと対応を改めて頂きたいな、と思いました。
・・・で、ちょっと調べると介護現場での体験談が少し出てきましたよ。
こちらは、ポジティブな評価の体験談です。
やはり現場次第、というのはどうしようもないのでしょうね。
完全に個人的私見なんですけど、介護現場で仕事が雑だったり利用者さんへの対応がへたくそだったり、認知症の方への対応が出来ない職員って、すぐに他者を見下すような対応するんですよね。かなり自分を棚に上げちゃう人が多いように感じてきました。
おかしいなぁ、介護の根本って弱者への思いやりとか優しさだったと思うんだけど・・・なんで?と今でも疑問です。