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広がるか、ケアマネの保険外サービス 厚労省が書類作成や郵便受取、救急車同乗を「対応し得る」と整理・・・という記事の紹介です。
ケアマネジメントの課題と向き合う検討会を今年春から開催してきた厚生労働省は、これまでの議論をまとめた報告書(中間整理)を12日に公表した。【Joint編集部】
利用者・家族のニーズに応える努力の結果として大きく広がったケアマネジャーの業務を、大きく4つに分類。法定業務の範囲を超えているものを、下表のように「保険外サービスとして対応し得る」「他機関につなぐべき」などと初めて位置付けた。
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これは以前のJOINTの記事でも紹介されていた一覧表ですね。
これ、ここまではっきりしちゃったので、厚労省が具体的に示した②のケアマネが保険外サービスで対応できる内容については、主にケアマネが担う方向性になりますね。
郵便の郵送などはまぁそうかなぁとは思いますけど、救急搬送の同乗って明記しちゃってるけど大丈夫かな。
こういうの、基本は家族以外は同乗の義務はない状態にしておいて欲しいですけど。やる事ほとんどないし。時間とられるだけだし、病院に着いてから後の交通費とか交通手段とか、誰も用意してくれないし。
預貯金の出し入れも、包括や行政と連携、と明記されているので、これもケアマネの役割として分類されたと同義ですね。
連携して対応する義務がある、という事になるのでしょうし。
市町村から、担当ケアマネが管理してください、って言われたらどうするんだろう。連携相談先の行政や包括から、厚労省でこう示されてますよね?と言われたらどうにもならん状況になりそう。
入院中の対応も、連携先から誰も対応できないとか言われそうなんだよなぁ。
それに、一番肝心の対応困難な事例の所、具体例がないし(苦笑)
どうすんのこれ・・・。
それに、こういうのって事業所の裁量で保険外の料金設定できる仕組みにしているけど、①以外はやりたくない事業所って、②以降の値段を法外な料金にして利用させない対応だって出来るわけなんですよね。
そういう余地を残しているのがなんかやだなぁ・・・って感じ。
いよいよ困ったときにお金がないと何もできない世の中になっていきそう。
普通の生活でもハンデがあって援助が必要な人たちへの対応の話なんですけどね。
しかし、制度設計して20年以上経過してもまだ、こういう部分まで手が届かないというか、こういう部分を誰がどうするか、という所が決まり切ってないというのが、介護を社会化を目的として創設された介護保険制度とはいったい・・・と思ってしまいますよね。
介護の社会化とは、介護保険制度創設期において、“家庭内・家族が担ってきた”介護を、広く社会共通の課題として認識し、実際の介護(ケア)を担う社会資源(サービス)を、税と保険料を中心に拠出された財源によって、“社会全体が担っていく”ものと説明された。
そうであれば、こういう誰が担うべきか不透明な部分は早急に白黒はっきりさせておくべきだと思いますけど、この解決に20年以上かかってるんだもんなぁ・・・。このスピード感。これからの情勢を考えると危ないと思うし、たぶん国も厚労省も、まだまだこのスピード感で考えて動いているような気がする今日この頃でした。