今日は、人口減少に伴う影響について調べていて興味深い記事を見つけたので紹介します。
やはり現状の社会機能は、今後は維持できなくなると考えるのが無難のようです。そりゃそうですよね、働ける若い世代の人口が減少するのですから現状がこのまま維持できると考える方が変です。
いくら高齢者が頑張って働き続けたとしても、効率や生産性は当然低下するでしょうし、事故やミスの増加もあって当然ですから、これまで通りの精度の高いサービスが維持できなくなるのは確定でしょう。
そして、社会保障費の削減の影響もあると思いますので、健康福祉に関する取り組みも低下してしまうはずなので、現在の若い世代が健康で元気に働き続けられるかどうかも微妙な状況になりそうです。
完全に悪循環に陥ってしまっている状況で、ここから抜け出すには相当な対策を力技でやらないと無理だと思います。
グラフで見るとどんどん人口が減少するのがはっきりですね。
もう人口が減るのはどうしようもないとして、これだけ減ってしまうわけですから、その人口規模で出来る事と出来ない事の選別は必要だとは思います。
借金を孫の世代に残せない・・・なんて話も聞きますけど、もうすでに現状で受けられる恩恵を後世の世代に残せないのは明らかなので、お金だけの問題ではなくトータルで何を残せるかの議論が必要なんじゃないかなぁと思いました。
人口ピラミッドがこれだけ変化するのですから、それに見合った制度への変更は必須でしょう。
そういうのを政治家は考えて仕事してもらわないといかんと思います。
しかし、こうなる事は政治家や官僚はずっと前から分かってた事のはずなので、対策や対応についてはいろいろあるとは思うのですが、いまの段階で、ああなるほどそういう対策か、というような改革案が出てこないのは何故でしょうか。
人口減少って結構深刻な問題のような気がしてたんですけど・・・。
100年前というと大正の時代ですね。
しかし、当時の高齢化とこれからの高齢化とは全く違って別物で、とにかく今まで経験した事がない状況に陥るという事なんですよね。
経験がない災害も続いてきている昨今ですが、確実に経験がない社会が訪れるわけで、それに対して無策でいる事自体が後世の若者に会わせる顔もないような気もします。
今後も東京などの大都市の一極集中が続いていきそうですけど、ネット環境やテレワークの普及の影響で田舎暮らしも見直されている話も聞くので、地方の活性化は結構重要な課題だと思うんですよね。
生き方や考え方も徐々に変化してきているような気もしますし、多様性を認め合う社会の中で、地方などでのんびりと暮らしながら・・・という事になればいいなぁ、とは思うのですが、結局人口は減るので人口規模の小さな地方だと、いろんな役割などが労働世代への負担になる可能性もあるので、そういう意味では地方や人口がすくない地域ほど、ITやDXの普及を一刻も早く進めてしまって、人間じゃなくても出来る事は機械化したり自動化したりする事が重要な気がします。
そういう便利さと自然やのんびり暮らせるというセットがあって初めて地方や田舎での暮らしにスポットが当たるような気もするんですよね。
地域の産業が元気にならないといけないのはわかりますけど、働ける人が圧倒的に少ないわけですからかなり厳しいです。
シルバー人材センターですら人材不足でこれまで出来ていた事業が継続できない状況は身近で発生しています。
そうなんですよね、これが入口なんですよね。
これから良くなる事はなくて、どんどんひどくなる一方という理解をどれだけの国民がしているのか。
それが政治に反映されているような気もします。
結局、民主主義国家なので自業自得という事でしょう。
これからの世代に何を残すのか。
今のうちからシステムやルールを将来の人口構造に合わせてブラッシュアップするなり変革するなりして準備しておかないと本当に後世の世代に恨まれる気がします。
2030年までがラストチャンスという事は、あと5年くらいしかないという事です。
しっかりやり切って欲しいですね。
出生率が上がらない理由ははっきりしているので、対策は簡単な気がします。
子育てや教育にお金がかかるのであれば、タダにすればいいじゃない。
高年齢で産むのはいやなのであれば、若い20代の頃から出産子育てした方が人生が豊かになるような施策を打てばいいじゃない。
育児の心理的・肉体的負担に耐えられないなら、昔のように地域全体で子育てしたらいいじゃない。
・・・なんて思いましたね。
特に育児では、高齢者が増える状況があるんだから地域全体で高齢者が労働世代の育児のフォローをするような仕組みがうまくいけばwinwinな気もするんですよねぇ。
やっぱり、育児教育や高齢者介護や障害福祉とかを別々にしちゃわない方がいいと思うんですよ。個人的に。
ただ、これだけ原因がはっきりしているんだから、こういう事に対しての対策をしっかり打つことしか今はできませんよね。
記事の中では、先生方の意見や提案がいっぱいありますので、よかったら参照してもらえればいいな、と思いました。
明日は後半の内容を紹介しようかと思います。