きっかけは4月に開業する事業所の職員の名刺の肩書で悩んでいた時に、これがいいや、と思って付けたのが”CMO”という肩書で、これは最高マーケティング責任者(Chief Marketing Officer/チーフマーケティングオフィサー)という意味だそうです。
僕自身、代表なのでCEO(最高経営責任者)でも意味的には間違ってないようですが、職員4人の合同会社でCEOは無いだろ、とセルフ突っ込みを入れて”代表”を名乗る事にしました。本来的には、代表社員が正解なんですけど、これだと社員っぽいイメージが先行しそうなので、会社のトップなんだな、とわかりやすい代表という肩書が適切かと思いました。
で、自分のケースは棚に上げて、部下の創業メンバーの正職員2名にはCMOとかいうかっこいい肩書を付けたわけですけど、それはそれ、これはこれ、という事で、僕がワクワクするので決めました。異論は認めない方向です。
さて、最高マーケティング責任者という文字面で瞬間的に”いいな!”と思ってしまったわけですが、介護の事業で最も重要で必要な事が、マーケティングだと思っています。特に、これからはこれまで通りではいかない状況になる中で、マーケティングの重要性は更に高まると考えています。
そして、立ち上げから一緒に動いてくれる2人には、後継を任せていきたいという想いと、このマーケティングの重要性を伝えたいのと、そのためのスキルを身に着けて欲しい、という想いを込めての肩書としました。
これまで一緒に仕事もしてきた事もあるので、基本的な事やマーケティングの視点は持ち合わせていると思っています。
あとは、それを自覚的にどう自分で組み立てて自分のものにするか。
僕自身が経営や運営に注力する一方で、二人には地域や業界全体、日本全体を視野にいれたマーケティング戦略も考えて欲しい、という狙いもあります。
どういうケアをしたいか = マーケティング・・・そのものだと思うんですよね。なので、CMOという肩書が”最高マーケティング責任者”という意味を持つ事を知った時に、これしかない!と思いました。
そこで、CMOについてちょっと調べたらこんな記事が出てきました。
介護の現場でもDXやICTの導入は急がれています。
特に施設系ではWEB面談などの機会も増えたんじゃないでしょうか。
在宅系でも同様に、こういうDXやICTの導入は進めていくべきですし、顧客である高齢者に対しても、SNSやスマホの活用も含めた自立支援なりを考える必要があると思います。
特にヘルパー事業の展開を考えている僕らは、利用者さんと家族をDXやICTでどうやって繋ぐか、そういう部分の取り組みや工夫も必要だと考えています。
利用者さんがSNSでどんどん情報発信したりするのは、とってもいい事だと思うんですよね。
どちらがどう、という事までは考えてませんでしたが、ここで指摘されているような融合、という発想は言われないと意識できてなかったので、確かに融合、という視点で見てみると、もっと可能性はあるな、と思います。
マーケティングの手段として、どれだけ多くの引き出しを持てているかが重要という事ですよね。
たしかDX等に投資していなければゼロですからね、そこから何も生まれません。
そういう何も生まれない環境でDXやICTの事を考えても無理があるのは実体験からもその通りと思います。
やはりマーケティングの視点やスキルは重要ですね。
その上でデータを分析する能力というか、どの視点でデータを扱うか、という視点が必要という事のようです。
組織が大きくなると縦割りになってしまうのは仕方ないとして、その枠をDXやICTといった技術で突破すべきだとは思っていますが、それもこれからの実践の中で工夫していくしかなさそうですね。
個々の顧客のニーズにいかに応えるか、ここは介護業界でも大きな課題の一つであり、解決すべき最大の課題だと思っています。
その役割を担うのが、CMOという事ですね。
思いつきで名刺にCMOなんてつけようと思っただけなんですけど、ちゃんと役割と事業も考えておくべきですね。がんばろう。
自分たちはこんなケアができる、こんなケアを目指している、というような事を地域などに発信していく事も一つの戦略になりますよね。
いろいろと楽しみが増えてきました。