「イライラしてやった」介護施設の代表取締役の男逮捕 利用者の頭を殴る・顔を毛布に押しつける暴行か 犯行の様子防犯カメラに 埼玉・秩父市・・・という記事の紹介です。
こういう事件、本当に早くなくなって欲しいんですけど・・・。
また介護職員の虐待事件か・・・と思って記事を読んだら経営者が暴力ふるってる内容で戦慄しました。
しかも理由がイライラしてやった・・・とか、ほんとうにこういう人が介護施設の運営とかしたらアカンのですよ。
僕自身も偉そうな事は言えませんけど、それでも介護事業という社会のインフラというか社会保障事業を任せてもらっているという自負はありますし、なにより立場の弱い方に対してのサービス提供側というただでさえ強い立場にあるという自覚もあるので、イライラしたとしてもそれを表に出すなんてのはプロとして失格だと思うんですよね。
人間だからイライラしたりするのは当然ですから、その感情をうまくコントロールできないとダメでしょうに・・・、しかもそれが職員を管理指導する立場の人が出来てないというのはちょっと問題大きいな、と思いました。
人手不足で慣れない現場に出てたのかなぁ・・・とか思いますけど、越えてはならない一線はありますよね。
介護の現場って、もしかしたら感覚麻痺していて、この越えてはならない一線を越えやすい雰囲気や環境があるのかもしれません。
じゃないと虐待等の件数が毎年増え続ける何てことにはならないと思うんですよね、研修や学習は義務付けられているし委員会の設置なども必要のはずですから。
では、あまり活用されていない情報の公表システムから当該事業所のデータを見てみましょう。
埼玉県内の事業所平均の数値より高いレベルで実践できているという評価ですね。利用者の権利擁護や相談苦情対応など最高評価になっています。
素晴らしい理念ですし、実際に現場ではこういうサービスが提供されていると思うのですが、一人の職員が引き起こした事件で評価が落ちてしまうのは残念ですね。
好きな時間に職員がマンツーマンで対応してくれるデイサービスなんて中々ないんじゃないかなぁ。
食事も工夫されいるようで、結構手厚いケアを実践されている印象です。
デイサービスで午前2時!?
あ、お泊まりデイか、と思って情報の公表みたらお泊まりデイの届出もしてありました。
夜間帯は虐待が発生しやすいとどっかで聞いた気がするので、起こりやすい環境で起こった事件ともいえます。
小規模のお泊まりデイで複数職員が配置されているとも思えないので、ずっと疑いがある状況だったんじゃないかなぁ。
質の高いケアを提供しているデイサービスみたいなので、現場職員とか関係者からの通報だったのかなぁと思うのですが、日本ってこういう通報した人を建前上は守る事にしてますけど、実態はぜんぜん守れてないので、この施設ではちゃんと守って上げて欲しいし、正当に評価してもらいたいな、と思いました。