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「イライラしてやった」介護施設の代表取締役の男逮捕 利用者の頭を殴る・顔を毛布に押しつける暴行か 犯行の様子防犯カメラに 埼玉・秩父市・・・という記事の紹介です。

こういう事件、本当に早くなくなって欲しいんですけど・・・。

埼玉県秩父市で介護施設を運営する男が、利用者の90代の女性の頭を殴るなどしたとして警察に逮捕されました。男は「イライラしてやった」と供述しているということです。

暴行の疑いで逮捕されたのは、埼玉県秩父市の介護施設「デイサービスあらかわ亭」の代表取締役・島崎郁雄容疑者(68)です。

TBS NEWS DIG

また介護職員の虐待事件か・・・と思って記事を読んだら経営者が暴力ふるってる内容で戦慄しました。

しかも理由がイライラしてやった・・・とか、ほんとうにこういう人が介護施設の運営とかしたらアカンのですよ。

僕自身も偉そうな事は言えませんけど、それでも介護事業という社会のインフラというか社会保障事業を任せてもらっているという自負はありますし、なにより立場の弱い方に対してのサービス提供側というただでさえ強い立場にあるという自覚もあるので、イライラしたとしてもそれを表に出すなんてのはプロとして失格だと思うんですよね。

人間だからイライラしたりするのは当然ですから、その感情をうまくコントロールできないとダメでしょうに・・・、しかもそれが職員を管理指導する立場の人が出来てないというのはちょっと問題大きいな、と思いました。

人手不足で慣れない現場に出てたのかなぁ・・・とか思いますけど、越えてはならない一線はありますよね。
介護の現場って、もしかしたら感覚麻痺していて、この越えてはならない一線を越えやすい雰囲気や環境があるのかもしれません。

じゃないと虐待等の件数が毎年増え続ける何てことにはならないと思うんですよね、研修や学習は義務付けられているし委員会の設置なども必要のはずですから。

では、あまり活用されていない情報の公表システムから当該事業所のデータを見てみましょう。

介護サービス情報の公表システムより抜粋

埼玉県内の事業所平均の数値より高いレベルで実践できているという評価ですね。利用者の権利擁護や相談苦情対応など最高評価になっています。

介護サービス情報の公表システムより抜粋

・お客様を尊敬し、その命を守り、責任を持って介護を行います。

・ひとりひとりに「目配り・気配り・心配り」ができる個別ケアに真剣に取り組みます。

小人数制を活かし、ひとりひとりに合ったケアを提供。
手作りの食事を安価な料金で提供。
自宅と同じようにくつろげる空間。
掃除、洗濯、料理、散歩等の生活リハビリの実践。
お好きな時間に、職員がマンツーマンで対応する入浴ケア。

情報の公表より

素晴らしい理念ですし、実際に現場ではこういうサービスが提供されていると思うのですが、一人の職員が引き起こした事件で評価が落ちてしまうのは残念ですね。

好きな時間に職員がマンツーマンで対応してくれるデイサービスなんて中々ないんじゃないかなぁ。
食事も工夫されいるようで、結構手厚いケアを実践されている印象です。

警察によりますと、島崎容疑者は先月13日の午前2時ごろ、介護施設で利用者の90代の女性の頭を手でたたいたうえ、顔を毛布に強く押しつけた疑いがもたれています。女性にけがはありませんでした。

警察に、「施設で利用者に対する暴力がある」と匿名の通報があり、部屋に設置された防犯カメラを解析したところ、島崎容疑者が女性に暴行する様子が写っていたということです。

TBS NEWS DIG

デイサービスで午前2時!?
あ、お泊まりデイか、と思って情報の公表みたらお泊まりデイの届出もしてありました。
夜間帯は虐待が発生しやすいとどっかで聞いた気がするので、起こりやすい環境で起こった事件ともいえます。

小規模のお泊まりデイで複数職員が配置されているとも思えないので、ずっと疑いがある状況だったんじゃないかなぁ。
質の高いケアを提供しているデイサービスみたいなので、現場職員とか関係者からの通報だったのかなぁと思うのですが、日本ってこういう通報した人を建前上は守る事にしてますけど、実態はぜんぜん守れてないので、この施設ではちゃんと守って上げて欲しいし、正当に評価してもらいたいな、と思いました。

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