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介護職の医行為、利用者との契約下で一部容認の検討を 規制改革推進会議 タスクシフト具体化を要請・・・という記事の紹介です。

いよいよ介護分野にもタスクシフトの流れが具体化してきそうで何よりです。個人的にはずっと家族が出来る医療行為については、家族と本人の同意が得られれば介護職、特に介護福祉士が実施しても差し支えないような仕組みにしてほしいと思っていたのですが、そういう話題や情報がさっぱり出てこないのと、これまでは医師の仕事を看護師へ、という医療の部分でのタスクシフトの話題しか目に入ってこなかったので、こういうニュースが出てきたのは嬉しいですね。

政府の「規制改革推進会議」は5月31日、今年度の答申を岸田文雄首相へ提出した。より患者本位・利用者本位のサービスを実現する観点から、安全性に配慮しつつ医療職と介護職のタスク・シフト/シェアを前へ進めていくことを重ねて訴えた。【Joint編集部】

JOINT

医療行為が出来ないので必要な介護サービスの利用ができない、というのは割とありそうな話です。
入所施設でも医療行為の対応が出来ないので入所できない、というケースはよく見聞きしました。

しかし、自宅では無資格である家族がその医行為をしているわけで、なぜ介護施設に入るとそれが出来なくなるのか・・・という疑問はずっとありました。

結局、家族が出来る事ですら介護職はできない、という部分においては、社会的評価が上がらない原因にもなっていると思いますし、そもそも看護師不足も深刻ですから、医療行為の提供の限界点も今後はどんどん低くなってしまうはずなので、そろそろちゃんと現状や予想される将来の人口構造を踏まえた上で必要な医療や介護のサービスが提供されるように仕組みを作っておいてもらいたいものです。

介護職員による実施が認められていない医行為のうち、例えば利用者との契約や同意など一定の条件のもとでなら実施を容認できる簡易なものがないか、改めて精査すべきと提言。利用者を支える目的の正当性、手段の相当性、必要性、緊急性が高いケースが少なからずあることも踏まえ、前向きに検討するよう促した。

今年から検討を初めて来年に結論を得る、というスケジュールで進めることも併せて求めた。

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さて、どこまで介護職に認められるのか期待ですが、とりあえず今年いっぱい検討をして来年に結論を出すという事です。思ったより早く具体化されそうでいい感じですね。

医療職と介護職のタスク・シフト/シェアは、高齢者らが必要なサービスをタイムリーに受けられる体制を作ることが狙い。今後、高齢化で更に拡大する医療・介護ニーズに応えていくためには、専門職の役割分担をより弾力化する改革に踏み切るべきという問題意識がベースにある。

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特に地方では人手不足はどんどん深刻になりますので、こういう法整備が先に出来ていないと医療・介護ニーズに対応できない状況が頻発しそうです。
本来なら、必要な医療や介護については必要な時に必要なだけ受けられるのが当然の権利なので、そのような状況が発生してはならないので早めに具体化して欲しいです。

規制改革推進会議は今回の答申で、医療・介護の現場を支える人材の不足が深刻化していることなどを念頭に、タスク・シフト/シェアも「喫緊の課題」と強調。「可能なものから前倒しして速やかに実行することが重要」と呼びかけた。

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規制改革推進会議のメンバーは今後の人材不足、労働人口の減少について深刻に捉えてくれているようですが、逆の読み方をすると、これ以上看護師も介護職も増やすつもりないから本当に不足するよ、やばいよやばいよ、という未来を想定しているようにも見えます。

具体策としてはこのほか、現行制度のもとで介護職員ができること、できないことを改めて整理すべきと主張。「介護職員は実施不可」とされている医行為であっても、現場では「リスクが低い」「専門性を要しない」と認識されているものが一部にあると指摘した。

JOINT

このあたりの判断の方法ですけど、個人的にはやはり家族ができる医療行為については介護職にも認める方向で検討してもらえればルールも複雑化しなくていいかなぁと思うんですよね。当然、家族や本人の同意は大前提ですし、家族から実施している医療行為についてレクチャーを受けて任せて良いと思ってもらえなければそもそも同意はもらえないはずなので、特におかしな要件でもないとは思うんですけどね。

また、喀痰吸引等研修の講義のオンライン化も要請。一定期間内に集中的に受講する必要はなく、日常業務の空き時間で柔軟に受講できる取り扱いの明確化も求めた。

JOINT

喀痰吸引もいつまでもこの制度で走るつもりなんだろうか・・・。
講習は受けれても実習を受けるのが時間的にも金銭的にも難しかったりするんですよね。

僕も弊社の正職員も座学までは修了しているんですけど、当時はみんなデイサービスの職員だったので現場での優先度が低いという事と、実習の日程や受講者のキャパが限られていたので実習修了まで進めれなかったんですよね。

家族の負担を軽減するには、自宅でのケアで家族にしかできないような内容は出来るだけ作らない方がいいんですけど、この議論もこれからどうなるのか気にしていきたいところです。

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