ケアマネの負担軽減へ“なんでも丸投げ”を是正 厚労省方針 市町村主体で支援体制を検討
課題になっていたケアマネ業務について、ある程度具体化が進みそうですね。
分類はいいとして、なんで国主体じゃなくて市町村が主体なんだろう。
介護保険制度全体でローカルルールをなくそう、という方向になっているはずなのに、ケアマネはローカルルールありきなですかねぇ。おかしいな。
介護保険を活用するにはケアマネが担当になるのが標準的な流れなので、これだと地域ごとに格差が生まれる事に繋がりそうなんですけど。
それに、余力がない地方自治体なんか動きとれないんじゃないかなぁ。
今でも余裕ないのに、どうするつもり・・・というか、どう考えてるんだろう・・・。
地域の実情に応じて創出するなど・・・って、簡単に言うよね!って思いました。総合事業でそういう創出可能な状況にあっても中々そういう流れになってない現状をどう評価しているんだろう。
地方に丸投げやん。
トップが下に丸投げしてる構図があるのに、そっから先がそうならないなんてどうやったら想像できるんだろう。
この表は分かりやすくていいですね。
問題は、ケアマネが保険外対応できるかどうか、他機関につなぐ繋ぎ先があるか、という所なんですけどね。
地方になって人が少なくなればなるほど、そういう余力ってないはずなので、結局繋ぎ先がないので何もできませんでした、今まで通りやるしかありません、みたいな構図は想像しやすいんですけど、そういう繋ぎ先がない場合を想定してんのかなぁ・・・。
まさかとは思いますが、そういう繋ぎ先がない場合は、創出しなさい、というさっきの文言に繋がるんでしょうかね、やばいなこれ。
実際、そんな事が可能ならもうやってるって。
本当に国は何もしないんだなぁと思いました。
口だけだして無理難題のルールつくって規制かけてやってる現場の足を引っ張る構図。
相談できる窓口って、ケアマネ協会とかそういう団体って役に立ってないという事かなぁ・・・というか、そもそも上司とか所属組織の長とかが機能してないって評価なんでしょうか。
行政窓口への相談って、組織によっては勝手に相談するなとか言われそうなんですけど、本当に大丈夫なんだろうか。
地域ケア会議でそんな相談できるような雰囲気って話は聞いたことないしなぁ。
ケアマネってどういう役割なんだろうってちょっとよくわからなくなってきました。
たとえば、厚労省が示した表を参考に考えると、①の法定業務に位置付けられた内容って、これもしかしたらAIで代行できそうな感じがします。
まぁ、データの積み上げがある前提なので、今いまの話ではないですけど、いろんなケースのデータが積みあがれば、ある程度の相談やサービス調整はAIが標準的であったり本人や家族が望む効果が得られる実績があるサービス利用例は弾き出せるようになるはずなんですよね、それらはデータに基づいているので科学的な根拠もあるし、かなり公正中立な判定がでると思います。
となるとですよ、将来的にケアマネはAIが担当して家族や本人がそういうシステムを活用する、という方向にもなりそうですね。
ケアマネジャーがどういう専門性を発揮したいのか、いろんな議論があってしかるべきだとは思いますけど、この流れの行き着く先ってこういう事になるんじゃないかなぁと思いました。
そうなれば更新研修とかも必要ありませんしね。
そういうAIを管理したりするケアマネジャーは存在するかもですが、地域に数人でいいくらいの規模になると思うので、ケアマネ不足っていうのは無くなるかもですね。
記事を書いていて、なんとなくですけどそういう将来も描けるな、と思いました。
皮肉な事に、表で保険外でと示された内容については、まだAIでの代行は難しそうなんですけどね。
とにかく、ケアマネ以外に対応できる存在がありませんとか、保険外にしても必要ない支援がお金がないから受けられない、という状況になってしまうのはちょっと危険だと思います。
今の時点で代替えできないからこういうケアマネの業務範囲が問題になってるわけで、20年以上もそのまま黙認してきて本当にどうするんだろ。
もしかすると、ケアマネの利用者負担導入の切り口にするかもしれませんね。