人の前で話すこと。
デイサービスの管理者の引き継ぎで四苦八苦している中で、拠点管理者の役割も引き継ぎの時期に差し掛かり、引越しの具体的な日程調整も始まっていよいよ切羽詰まってきた今日この頃ですが、ここ数日は認知症サポーター養成講座やステップアップ講座の講師の役割も後任に引き継ぐ必要もあり、更にバタバタしている状況です。
認知症サポーター養成講座やステップアップ講座は、テキストの内容に沿って自分の経験談など紹介しながら、一般の方々に認知症の事や基本的な対応の仕方について説明するので、キャラバンメイトの研修さえ修了していれば介護職ならいろいろ楽しい講義内容にできると思います。
ただ、人前で話す事はそれ自体が難しいので、今回同行させてこんな感じの事を来年度はやるんだよ、と伝えながら、事前にここの部分は少し担当して話してみるか?とか、少しでも人前で話す経験を積ませようとして説明もした上で提案してみましたが、猛烈な拒否があって完全に裏方の仕事しか担当しませんでした。
僕も人前で話す事は苦手なので、その気持ちはとてもよく理解できますが、もう来年度は僕もいない状態なので、ぶつけ本番で一人でやる事になるよ、と釘を刺しておきましたが、それでもいいとの事だったので後は頑張れよ、という感じです。
管理者とかになると、どうしても人前で話す機会があります。
もうこれは避けられないんですよね、年末年始のイベントや季節のイベントなど、何かあれば管理者の挨拶があったり、対外的な行事に呼ばれたりしても挨拶しなくてはなりません。
対外的な顔としての役割も管理者の役割なので、仕方ないのですが、僕自身が管理者に着任した時もそうでしたが、あんまりそこまでイメージしている事は少ないです。
その場に至って、ついにきた!・・・と切羽詰まる感じ。
話し始めると何を言ってるのかわからなくなって頭が真っ白になる感じ。
原稿を用意しててもうまく話せなくなってどこを読んでるのかもわからなくなる感じ。
緊張してマイクを持つ手や原稿がプルプル震える感じ。
人前で緊張する緊張感は、慣れてきた今でも感じますし、出来ればやりたくないのも本音としてあります。
ただ、認知症サポーター養成講座とかは、すごく意味のある事だし大事な事なので引き受けてますし、会社にとってもメリットなので頑張って引き受けてますし、内容もよければ地域からの評価もあがるので断れないのが現状です。
こういう人前で話す事に慣れたのは、介護の仕事で“演じる“事をやったのと同じで、なんとなく演じる事を意識した事で過度な緊張をせずに話せるようにもなりましたし、例えばこんな事を伝えたい、という思いが強ければ強いほど気が付いたらたくさん喋っていたりするので、そういう伝えたい事を伝える内容にするように心がけています。
こればかりは慣れで解消できる事も少しはありますが、何回やっても慣れませんし、うまく話せない時は死にたくなる思いもします。
ただ、会議や研修で自分の言葉で話したり説明したりする事で再発見できて勉強になるのと同じで、人前で自分の言葉で伝えたい事を伝える事は、何よりスキルアップになると思っています。
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