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佐伯市の介護事業所約5400万円不正受給 県が指定取り消し 運営会社「利用者の命と生活を守るため」・・・という記事の紹介です。

こんなすぐバレるような事やってる会社があるとは思ってなかったので本当にびっくりなんですけど、これ氷山の一角ならヤバイなぁ・・・。

大分県佐伯市の2つの訪問介護事業所があわせて5400万円を超える介護報酬を不正に受け取っていたとして、県が指定を取り消しました。

行政処分を受けたのは佐伯市の訪問介護事業所「万葉訪問介護ステーション」と「ベストプレイス訪問介護ステーション」です。県によりますと、これらの2つの事業所は届け出ていた場所ではなく、実質的には同じ会社が運営する別の有料老人ホーム内に拠点があり、この施設の利用者に対し、訪問介護サービスを行っていました。

NEWS NNN

これ、事務所は事務所として届け出していた場所にあるけど、実態は施設併設型として運営してた、って事なのかな。

こんなん悪質やん。

事業所とサービス提供する施設が同一の建物内である場合、離れた場所の利用者にサービスを提供するよりも介護報酬は低くなります。しかし、2つの事業所は介護報酬を減らさずに請求し、2019年から2024年までに5440万円あまりを不正に受給したということです。

NEWS NNN

なんで真面目にやらないかなぁ・・・。
これ、同一敷地内減算が適用される部分のみを不正に受給した、という理解でいいのかな・・・。

そうだとすると10~15%の減算率なので、これ10%だとしても、5億くらいの売上を上げてたってこと??

5年で5億として、いや、6年か?6年で5億として、8300万円ちかい年間の売上になるんですよね。

弊社が地域でコツコツやって年間でだいたい2200万円くらいなんですけど、ほぼ4倍の売上かぁ・・・。

やっぱ併設型は効率もいいだろうけど、これは不必要なサービスを提供したり囲い込んだりしてるよなぁ・・・なんて思ってしまいます。

最大の減算率の15%だったとすると、もっと儲けているってことになるんですよね。

やっぱり併設型は、ちゃんと別の報酬にしないと・・・。

運営会社は「利用者の命と生活を守るためにやった」などと話しています。

NEWS NNN

ちゃんとやりたいなら特養とかグループホームとかやればいいんですよ、ちゃんとした制度で勝負しろよ。

わざわざ有料老人ホーム建てて自社の訪問介護導入して囲い込むなんて、利用者さんの人生より儲けしか考えてないからできる発想でしょうが。
しかも同一敷地内減算までごまかしてんだから儲け第一主義でしょうが。

国も早くここにメスいれないと、本当にこういう事業所に、地域で真面目になってる事業所が潰されますよ。

そうなれば、介護離職に対する手も打てないし、現役世代が労働と介護の両立で疲弊してつぶれて生産性上げるなんて無理な話になりますよ、いやもうすでにそうなりつつあるけど。

民間にやらせてんだから、儲かる所しか生き残らない構図なんですよ。
早く気付いてくれ。
みんな知ってるけど、なんで国はわからんのか・・・。

もしかしてわかっててやってんのか?



あー、もう一つ同じニュースみつけてしもうた・・・

福島県は14日、介護給付費を不正請求したとして、白河市の訪問介護事業者「シノノメ」に対し、新規利用者の受け入れを3カ月停止する処分を行ったと発表した。県によると、不正請求額は約100万円で、関係する県内外10自治体は4割加算の最大140万円程度を返還請求する見通し。処分は10日付。

 処分理由は、介護給付費を請求する際の基準を認識しながら、昨年3月1日から「シノノメ訪問介護事業所」と同じ建物に居住する利用者に対して訪問介護サービスを提供した上で、介護給付費を不正請求して受け取ったとしている。県によると、事業所と同一の建物にある施設で訪問介護を行った際に1割減算して請求する必要がある。県が昨年11月に調査して判明した。

 行政処分の期間は今月15日~4月14日。

福島民友

こっちは処分が甘いですね。
期間が短いからか?

でも、やってること悪質だよこれ、大分のニュースと内容同じだもん。

これは、こういう事してる事業所、全国に結構あるんじゃないかな。
やっぱり氷山の一角か・・・。



いや、調べたら結構にたようなのあるな・・・

鹿児島県は14日、南さつま市の「夕焼けこやけ」が運営する「石蕗(つわぶき)の里訪問介護事業所」が、介護報酬約60万1000円を不正に請求したとして、31日付で指定を取り消すと発表した。

県介護保険室によると、2021年1月〜22年12月、併設する住宅型有料老人ホーム「石蕗の里花瀬」で、訪問介護員の資格がない系列施設の職員が、介護が必要な入居者7人の居室清掃やおむつ交換などのサービスを提供したのに、資格を持つ事業所の職員が行ったとする記録を作り請求、報酬を受給した。

南日本新聞

住宅型の有料老人ホーム、こういうの多すぎないかな・・・。
これヤバイなぁ、無資格の職員にやらせといて資格を持った職員がやった事にしてたんだ・・・。

これ、人手不足が原因だとしてもかなり悪質。
もう報酬を変えれないなら、有料老人ホームや高齢者住宅に入る介護サービスは、完全に他社のサービスしか無理なルールにした方がよくないかな。

こんなのどんどん増えそうな気がするし、もしかしたら本当にあちこちで発生してる可能性あるんですよね。

県は情報提供を受けて24年4〜7月、3回の立ち入り検査を行い、複数の職員から証言を得るなどして計355件の不正請求を確認した。県によると、会社側は聴聞で「資格のない職員にサービスを提供するよう指示しておらず、有資格者がサービスを偽ることはない」などと述べた。

南日本新聞

会社が悪質だわ、嘘ついてるし。
情報提供だから内部告発か。
これ、内部告発した職員ってちゃんと守られてるんだろうか・・・。

事業所は同社が運営する三つの住宅型有料老人ホームを担当。県によると、3カ所のホームには昨年11月1日時点で計30人が入居する。夕焼けこやけの小堀満平代表は「当時の責任者がやったことで指示はしていないが、処分は会社として仕方ない。訪問介護はもう行っておらず、週2日ほどのその分は自社で対応し、入居者に影響が出ないようにしている」と話した。

同事業所は23年5月、訪問介護員が勤務していない日に訪問したとする記録を作成し不正に請求したなどとして、県から指定効力を3カ月間全部停止する行政処分を受けた。

南日本新聞

行政に対して平気で嘘ついてる会社だからなぁ・・・。

百歩譲って本当だとして、恐らく訪問介護の件数や売り上げなど目標があったり、もっと増やせないのかとか、自社の有料老人ホーム3か所の入居者へのサービス提供できないのか、出来たら効率いいよね、みたいな事を経営会議や管理部の会議でやってたんだろうと思いますよ。

結局、会社は責任おわずに職員のせいにしてるしなぁ・・・。
しかも以前にも訪問してないのに訪問したとかの不正してるし・・・。
普通、まともな事業所なら、こういうの絶対しないからね。

しかも、この訪問介護事業所が指定取り消しになったあとも支障なく自社サービスで対応できてるし、やっぱり不必要なサービス提供してたとしか思えないんですよね。

あー・・・いろいろ末期的だ。
真面目に正直にやってる事業所が馬鹿みたいな状況になってますよ。
そして、そういう事業所から潰れてますよ。儲からないから。

危機感持って対応してほしいですね、国には、早急に。

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