平均年収の話題がTwitterで流れてきたので、ちょっと調べてみました。
平均年収だとちょっと正確じゃないと思ったので、中央値を出している記事を探しました。
https://kikankou.co.jp/columns/nenshu-chuouchi/
まぁ気にならない事はないので、いつもニュースで出てたら平均年収を見て、ああそうかぁ、そんな感じかぁ・・・なんて思ってましたが、介護業界だけだったらどうなんだろう、平均じゃなくて中央値だったら?
というのは前から思っていたので、この機会に調べてみました。
年収とか比較する場合は、中央値を見た方がよさそうです。
これだけ違いが出ると平均値でみていると認識を誤ってしまいそうですね。
調べる値によって、平均値と中央値を使い分ける事が重要ですね。
日本全体の年収の真ん中は396万円のようです。
男性の年収の中央値は、431万円。
女性の年収の中央値は、378万円。
女性は全体の中央値にも届いていない結果になってます。
このあたりは働ける時間が限られたり、まだまだ女性の社会進出などが進んでいない状況も影響していそうですね。
令和元年の集計データですから、ちょっと古いですけど。
福祉施設介護員は、平均年収が292万円で、年収の中央値が259万円。平均賞与が52万円のようです。
ホームヘルパーは別集計なんですね、ヘルパーは平均年収が288万円で、年収の中央値が256万円。平均賞与が38万円でした。
施設の職員さんとヘルパーさんとでは、賞与でだいぶ差が出てますね。
ヘルパーさんは非常勤が多いからなのかもしれませんが・・・。
ちなみに介護支援専門員(ケアマネ)は、平均年収が330万円で年収中央値が293万円。平均賞与が61万円でした。
おそらく処遇改善加算とかの影響で全体的には底上げされていると思いますが、そこまで大幅に増加したとは思えないので、だいたいこんな所じゃないかと思います。
上を見ればきりがありませんが、自分の所で頑張って成果を出している職員というか、辞められると困る職員には、少なくとも業界の中央値以上の評価はしたい所ですね。
人事権ある役職の人がそういう意識でいてくれる事を願って。
僕が創業する事業所では中央値+100万円くらいを目指して設計していますが、その代わりそれなりの成果も課しているので頑張り次第、という部分は当然あります。
なんにしても収益を上げてくれないとお給料あげたくても上げれないので、そのあたりの常識というか、お給料を上げて欲しいのであれば収益を上げる、収益アップに貢献するといった基本的な事は現場職員であっても理解しておかないとダメだと考えています。
利用者満足度、大事ですよね。