Twitterでふと見かけた記事がきっかけで、ユニバース25という実験に興味がわいて調べてみました。
僕自身は全く知らなかったのですが、結構有名な実験みたいなので知っている方は知っている感じのようです。
実験自体について客観的に記載された情報を探したのですが、あまり見かけなかったので、一部の紹介ニュースを紹介していきたいと思います。
まずは、こちらのWikipediaの中から紹介です。
外敵のない平和で食事も住環境も十分に整った環境の中で、ネズミはどのように過ごしていくのか、というのを観察するための実験だったようです。
普通に考えると、どんどんネズミが増えて住む場所もなくなってもみくちゃになってしまって大変な状況になるんではないか・・・と思いました。
驚いたのが2200匹以上は増えなかったという事です。
収容可能な数が3890匹だったので、かなり余裕がある状態で繁殖をしなくなったという事になります。
一定の数まで増えると増加するスピードも鈍化していくというのが興味深いですね。ネズミなので、経済的な理由とかそんな事関係なく餌さえあれば増えるものだと思っていました。
315日目以降というのは、増えるスピードが鈍化した時期ですね。
増えるスピードが鈍化するのと同時に、正常な社会行動が崩壊したという事で、育児放棄や子供への虐待、同性愛の増加、支配の関係というか権力構造が崩壊していくような感じ、雌が攻撃的になるなど、いろいろとちょっと人間の今の話題と似たような事が起こっているのが非常に興味深いです。
崩壊が始まった社会はずっと崩壊を続け、ネズミは絶滅に向けて進んでいく事になったようです。
ネズミが子づくりをしなくなるなんて想像もしていませんでした。
僕だけかもしれませんが、ここまできたネズミが、すごくヒトっぽいと思ってしまいました。
この結論部分の記載の仕方が僕には難しくて難解なんですけど、結局この実験ではネズミは絶滅してしまう運命をたどるという事ですね。
別の記事で記載があって知ったのですが、universe25と言われる実験で、25回同じ実験を繰り返して全て同じ結果だったというそうですが、Wikipediaにはそこまでの記載はありませんでした。
たしかに4組のマウスから初めて、その子孫の間だけの実験なので、もしかしたらそういう理由で絶滅の方向へ向かっている可能性も高いですよね。
次は、こちらの記事の紹介です。
記事自体が都市伝説を謳っている内容なので、そんなくらいの感じで見ておいた方がよいかなぁとは思いますが、興味深いですね。
ここの内容はWikipediaの記載とほぼ同じ内容です。
1~24の実験では、200匹を超えなかったようです。
全体の個体数が横ばいという事なので、もしかしたらそれまでの実験では絶滅するような段階までは至ってないのかもしれませんね。
施設のスペースに繁殖する余裕がなかったので、次の25回目の実験では大きなスペースを用意してみる事になったようです。
ただ広いだけではなく、立体的で複雑な巣を作ったのもこれまでの実験との違いのようです。
順調だった時期が、フェーズAとフェーズBという事のようです。
315日というのは、繁殖速度が鈍化した時期で社会行動が崩壊していく時期ですね。
明らかに異常な行動ですよね。
ハムスターが巣箱で集まっているのは見たことがありますが、さすがに111匹もぎゅうぎゅうに詰まっているのは見たことがありません。
餌の奪い合いも合理的ではないですが、さすがにネズミなので頭が悪いからではないか?とも思ってしまいました・・・。
ネズミも普通はちゃんとしているようです。
集団としてちゃんと行動する少数のネズミと、そうでなく無気力な多数のネズミというグループが出来たようです。
無気力な方が少数ならまだわからんでもないですけど、そっちの方が多いというのが不思議です。
ニートネズミて・・・
まさかネズミにもニートが存在するなんて思ってもなかったので本当にびっくりです。
確か餌は十分にあるはずの環境なのに、こうして一部のネズミが独占するっていうのはちょっと人間ぽいっていうか・・・もしかしたら動物の本能なんでしょうかね、富を独占したくなるっていうのは。
子ども達が親たちから攻撃されてニートネズミになっていく構造が凄いですね。メスの凶暴化も本来は子供を守るはずだったんじゃないかなぁと思うんですが、いつの間にか本来守るはずの子供にまで危害を加えてしまっているような感じで、なんで十分広くて快適で十分な食料がある裕福な環境が与えられるとそうなってしまうのか理解に苦しみます。
世代交代していく中で、ニートネズミが親になる時代がフェーズDという事ですね。
子どもも生まず育児もせず食べて毛づくろいをするだけの生活・・・。
動物っぽくないというか、ネズミらしさがない・・・。
逆に現代人っぽく感じるのは僕だけでしょうか・・・。
”美しい人たち”っていうネーミングがまた・・・。
平和な世界ですけど、それで絶滅してしまうネズミの世界。
出生率のニュースは毎年耳にしますが、そうですよね、出産が停止すると絶滅するんですよね。そういう事なんだな、と妙な実感を得ました。
確かに同じような事がおこっているような気持ちになりますが、さすがに人間社会ですから、ネズミの実験のようにはならないと思います。
こういう実験から、人間が人間らしく進化というか成長して地球の中で自然と共存しながら多様性を認めて生きていける社会を作っていくヒントが得られると思います。
UNIVERSE25については、沢山のnoteクリエイターさんが記事にされていましたので、紹介だけしますので興味がある方はいろいろな方の意見や考え方を参考にされてはどうだろう、と思いまして以下に紹介します。(記事へのリンクのみ)