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AI車いすで介護支援 県立看護大、24年度開発に着手・・・という記事の紹介です。

従来は食事や排せつ、床ずれ防止など、それぞれの目的に応じた車いすが使われていたが、すべてを兼ね備え、遠隔での看護も可能にする。深刻化する超高齢化社会を見据え、生活全般を支える車いすの開発は寝たきりの減少や介護、医療費の軽減につながると期待される。

北國新聞社

オールインワンの車椅子の開発が進んでいるようです。
国は、こういう技術開発の後押しもしっかりしてもらいたいですね。

せっかくの道具も高価だと活用できる範囲も限られるので、多くの現場で活用して改善が進むような流れを作らないと勿体ないと思います。

同大によると、高齢者の療養生活はベッドで寝たきりになるか、車いす生活を強いられることが多い。いずれも活動量が少なくなり、食事や排せつもままならず、悪化するケースも少なくない。

北國新聞社

最悪の場合、自宅で寝たきりになっても在宅介護現場でのマンパワー不足で何日も放置という事になりかねない状況ですから、こういう自律型である程度のケアを自動化できる道具があるとかなりいいと思います。

このため、開発する車いすは移動、食事、排せつ、睡眠といった生活全般に対応できるようにする。誤嚥(ごえん)を防ぐため頭部の角度調整、床ずれを防ぐリクライニング・体圧分散、足のむくみを解消する「フットレスト」の機能も備える。

さらに、脱水や誤嚥性肺炎、体圧などを検知する生体・環境センサーを備え、医療機関や訪問看護ステーションが遠隔で利用者の状態を把握する。AIを活用して、利用状況はビッグデータとして収集して分析、体調の異変や悪化の兆候を見逃さないようにする。

北國新聞社

要は入所系施設で導入が進んでいる見守りシステムの在宅版のような感じですね。訪問看護ステーションの役割は一層注目されそうですが、遠隔管理のシステムであれば、どこでも管理はできるので、どこかのセンター機能で統括管理して必要なら現地の訪問看護ステーションに連絡を入れるというような運用も出来そうですね。

松本准教授は「AI車いすによって、在宅療養者が最後まで尊厳を持って自立できる療養環境を提供したい」と話した。

北國新聞社

人手が足りなくなるのはほぼ確定なので、少しでも早くこういう道具が現場で活用できる環境を整える事も重要な課題ですね。
人財確保と定着とこういう道具の整備は両輪の課題だと思います。


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