介護ニュースあれこれ。財務省はやっぱり諦めてねぇな、という記事と国から奨学金制度が出来そうな感じの記事の紹介。
明日は楽しみにしていた研修会があるので今日は頑張って働いてきました。
早寝早起きをしないといけないのでここ最近出てた介護関係のニュースで気になったものを紹介します。
前回も紹介した介護ニュースで財務省も段階的に・・・という条件つきで要請したという内容の記事を紹介しましたが、その日の審査会と同じ内容のニュースのようですが、やはり財務省としてはこういう意向が強いという事ですよね。
やはり財務省はやる気ですね。
業界団体や家族の会などの声が国に届いて良い感じになるかと思いましたが、雰囲気的には財務省の路線は変わらないようですね。
次のニュースはケアプランの利用料自己負担の話ですね。これも全然諦めない財務省。
財務省の主張ですけど、自己負担があればケアマネジメントの意義を認識するか・・・と問われると、僕としてはNO・・・ではないかと思いますね。
通所の意義とか訪問介護の意義とか理解している利用者さんってほとんどいませんよ、ほぼゼロです。
お金払ってるからしてもらうのは当然だ、という利用者さんやご家族が多いのが確実ですよ、僕の経験上の感想ですけど。
施設ケアプランとの整合性なんて介護保険が出来た時に解決してあるべき事だと思うんですよね。
ケアプランや介護現場のケアの質には科学的な根拠など、理由を説明できる事を求める制度設計な割には、制度の根幹であるこういう矛盾が説明できないのは問題だとは思いますけどね。
実際、公正中立なケアプランという位置づけは崩れると思います。
本人の希望が本人のための自立支援の方向性と一致するとは限らないので、関係者の指摘の通り、様々な矛盾がどんどん増えそうな気がします。
さてさて、次はケアプランデータ連携システムの内容です。
これが有料なのにびっくりした記事は以前書きましたが、その内容ですね。
こういう事を局長がこういう事を発言するという事は、相当意見があったのではないかと思います。
以前の記事でも月額の利用料に換算したらそこまで高額ではないと書きましたが、それでも全介護事業所が活用したとして年間で徴収できる総額が相当な額になるので、本当に保守管理だけでこれだけの額が必要なのか?という感じだったと思います。
普通に考えたらこういう声が出るのは当たり前ですよね。
LIFEも含めて連携システムを活用すれば加算が付くと思うのも自然な流れだと思います。
やはり有料なら活用を検討する事業所は多いみたいですね。
コスト削減できてもその分を連携システムが一部でも回収されてしまえば事業運営的には厳しいですよね。
補助金の申請手続きも面倒だし、本当に微妙な感じだと思います。
そもそもこういうシステム自体も介護保険制度にもともと組み込まれておくべきモノだったとは思いますけどね。
最後の記事は、介護職の公的な奨学金制度ができるかもしれない、という内容ですね。
これは結構でっかいと思います。
僕自身は、介護福祉士の養成校を一般の奨学金(学生ローン)を貰って通いましたので、返済まで本当に長期間かかりました。
ですので、こういう学費とか学ぶためにお金が極力かからない仕組みは良い制度だと思います。
こういう制度で介護職に興味をもってくれる若者が増えるならどんどんやってほしいですね。
はてさて、やはり財務省は諦めていない感じなので引き続き次の介護保険改正の議論の流れは要注意ですね。