介護報酬改定、各サービスの人員配置基準の弾力化も焦点 審議会で具体策の議論始まる
北海道ってこんなに蒸し暑かったかな・・・というくらい湿度が高い今日この頃です。
登別市は海沿いなので仕方ないのかなぁ・・・。
それでも京都・大阪の蒸し暑さに比べるとまだまだマシですけれど。
今日は、こちらの記事を紹介します。
人員基準の緩和という言葉ではなく弾力化、という言葉を使っているのがポイントっぽいですね・・・。
なんだかわかるようなわからないような・・・
日本語としてあまり使われてないような言葉のようです、弾力化。
以前、デイサービスの人員配置の弾力化、という事で導入されたルールだと、サービス提供時間帯を通じて規制の範囲内で自由に人員を配置できる、といった弾力化という言葉で新たなルールが出来た事があったと記憶していますが、そういう事でしょうか。
介護事業者全体ではなく、地域密着型サービスに限定した内容だったようです。
こういう問題って、そういうルールを作った段階で出てくる可能性を予見できなかったのでしょうか・・・
少なくとも小多機という新しいサービスが出来た当時から将来の介護職不足は叫ばれていました。
当時、このサービスの内容は素晴らしいと思いましたが、一方で人手不足が深刻になる10年後20年後に、このような小さな規模で定員のあるサービスが増えた場合、介護難民が増えるのではないか・・・と疑問に思ったものです・・・。
やっぱり出てきますね、ICTや介護ロボット活用で人員基準を緩和する話。
これからどうなるかは国や厚労省の決定次第ですけど、特に夜間帯の職員配置の人員基準を緩和するのはかなり危ないと思います。
普通に考えると、こういうご意見の方が常識的だと思います。
たとえば今あるあらゆる基準に対して、人手不足だから緩和する・・・という論法で基準緩和が進んでいる法令とかあるのでしょうか。
食品基準や農薬の基準とか、いろいろあると思うんですけど、そういうのって命や健康にリスクがあるから厳しい基準があるわけで、そう簡単に緩和できないのがいい意味でも悪い意味でも日本らしいやり方だと思うんですけど、介護サービスの人員基準も命と健康に直結する基準なんですけど、そういう意識って制度を作る人たちの中であんまり無いようにも思えてしまいます。
国や厚労省からして介護業界だから仕方ない、そう思っているようにも思えます。
人員基準の弾力化・緩和については全サービスが対象になりそうですね。
管理者の要件と、夜間帯の人員基準が主な論点になりそうですけど、管理者の要件はともかく、夜間帯は本当に危ないのでやめた方がいいと思います。
現状でギリギリの基準だと思いますよ。