ケアテック札幌に行ってきました。
昨日は滝川市の自宅で郵便物の確認をしました。
6月以降行けてなかったので結構な郵便物が溜まってました。
やはり定期的にこまめに郵便物の確認に行った方がいいなと実感。
免許更新のお知らせもきていたので、次回はもう少し余裕をもって滝川で免許更新するか、札幌で更新するかを検討する必要があります。
さて、今日は朝から張り切って札幌に向かって予定より1時間も早く会場に到着して札幌の暑さを満喫しました。
登別に戻ってきて思うのは、やはり海沿いだからか同じ良い天気でも登別の方が涼しいという事です。
札幌は風が吹くと割と涼しいのですが、登別辺りになると風が冷たくて気持ちよかったです。
これが京都大坂となると外もサウナみたいな感じで湿気もあって風が吹いても暑かったので、暑くなったとはいえまだまだ北海道の夏は過ごしやすいですね。
北海道最大級の展示会とのうたい文句だったのでさぞかし広大な面積で展示が展開されているのだろうと思っていましたが、僕が思っていたよりも規模は小さかったです。
いろいろ見れて、各担当の方の説明を受けたりして楽しかったです。
こちら、今日(初日)の様子がホームページにアップされていました。
結構来場者が多かったです。
写真撮影が禁止だったので持ち帰ってきた資料とかがこちら。
各ブースで手提げとかに入った資料を配布してくれていたので荷物をまとめる事ができて良かったです。
在宅というよりは施設系の商品が多かったというか、ほとんど施設向けの内容でした。
印象的だったのが調理関係(ムース食とかクックチルとか)と見守り関連機器の商品が多かった事ですね。
このあたり厚労省が今後評価をしていく口腔・栄養・DXを活用した業務改善、という部分で民間企業が注目している事の現れかな、とも思いました。
あとは介護ソフトも結構ありましたね。
音声入力が出来るソフトや、タブレットに手書きで入力できるシステムとかも面白かったです。
音声入力については、フリーハンドで記録とかできる部分はいいな、と思いましたが、端末を見ながら作業しないので(フリーハンドなら)正確に入力できているかどうかは後から見たときじゃないとわからないという部分が気になりましたが、それも使い方かなぁと思いました。
機材がインカムにもなって話した内容が録音されてそれも記録されるというのは面白いと思いましたね。
たぶんですけど、こういう機器が広がれば音声自体が記録として承認されるようになると思いますので、そうなればいちいち記録を”書く”という作業がなくなり記録を”残す”という作業に移行していきそうです。
ただ、現場サイドからすると便利ですけど、これ行政が運営指導とかでチェックする時は面倒になりそうですね。
その時の記録を聞かせてください、となるのかなぁ・・・
それはそれでパッと聞かせれるシステムならいいんだろうけど。
まぁどこを向いて業務改善するのかで方向性が変わってくるので、このあたりどうなっていくかは面白そうですね。
手書きの入力に対応したシステムでは、結構な汚い字でも正確に変換して記録になっていたのであれはすごいな、と思いました。
あと面白かったのが炭酸のトロミ飲料。
在宅でケアに入っていると結構炭酸飲料を飲まれている方が多いので、炭酸にトロミはなぁ・・・なんて思っていたので試飲できてよかったです。
トロミのあの独特の食感は仕方ないにしてもしっかりと味がついていて美味しかったです。
やわらか食とかムース食とか試食のブースも沢山出ていましたが、ちょっと遠慮してしまいました。ちょっとくらい食べといたらよかったなぁ、せっかく行ってきたんだから。
ただ、やはりどこも在宅向けというよりは施設で提供する前提での商品だったので、そのあたり在宅でのトロミや嚥下食の商品があるのを期待していたのでちょっと期待外れでしたね。
BCP対策で簡易トイレの商品も面白かったです。
万が一の時にトイレは困りますので、そういう物品が事務所にあってもいいかなぁと思ったりしたので、担当の方といろいろ話す機会ができて良かったです。
見守り機器は本当に沢山ありました。
どれも対象者の動きをこまかく記録して、時間帯毎や日ごとに動作の過多やふらつきの度合いなどグラフ化して記録して見える化してくれるので、下手に人力で介護職の目だけに頼ったアセスメントをするよりも、24時間365日客観的なデータでリスクの高い時間帯などを割り出したら効率的なケアの提供がしやすいなと思いました。
確かにこういうシステムを利用できれば業務軽減に繋がるとは思いましたが、やはりだからといって夜間帯の人員基準を緩和するのとは別の話と思いました。
日本人の悪い癖で、仕事に余裕ができたら、出来た余裕のある部分に新たな仕事を増やして同じ負荷を維持しようとします。
介護現場では余裕がなくて利用者さんとゆったりとコミュニケーションを取る事もできない現状があるので、せっかく作った余裕は、そういう利用者さんとの会話交流の時間に充てるべきですし、介護職の専門性や本来やりたいケア(仕事)って、そこにあるんだと思うので、そういう時間を増やすことで好循環が生まれそうな気もしています。
それが余裕できたから人を減らしましょう、とやってしまうと全く意味がないというか、たしかに人手不足で人を配置できなくなるかもしれませんが、それはそっちの理由で制度を再設計すべきで、IT導入等の業務改善でつくった余裕については、ケアの質の向上の部分に導入すべきと思います。
移乗の機械やマッサージ機などもありましたが、施設で使うにしても結構大きな機械だったりしたので取り回しは難しいだろうなぁ・・・なんて思いつつも、こういう機会を導入して使う事業所が増えないと安くもならないし小型化の工夫にもつながらないんだろうなぁ・・・なんて思いながら眺めていました。
在宅で進んでいきそうな部分として興味深かったのが、ウェアラブル端末による見守りやバイタルチェックでした。
現状はいろいろな法制限があってウェアラブル端末単体で情報を飛ばす事ができないそうですが、海外では単体で情報を飛ばした運用もしているそうなので、日本でもそういう運用ができるようになれば、在宅ではこういう身に着けるタイプの見守り機器が主流になりそうな気がします。
本人が装着するかどうか、という問題はありますが、万が一迷子になったりしたとしてもGPS機能で効率的に捜索も可能ですし、バイタルを常時監視してデータ化できるので、バイタルの以上をいち早くデータ上で察知できますので、悪化してしまう前の早期発見・早期対応も可能になりそうです。