【小濱道博】介護支援専門員には一層の研鑽が求められる 法定研修改定から見えるケアマネジメントの未来・・・という記事を読んで。
今日は、うれしいお知らせを頂きました。
3月3日の記事でしたね、ファッションから福祉業界を変えてやろうという平林さんの取り組みのニュースの紹介記事でした。
Twitterでは、平林さんからコメントも頂けてうれしかったです。
利用者さん本人が着たい服なのか、オムツなのか。
そういう部分まで深めて考えられるいい機会になりました。
特に認知症になったりして自分の本心をうまく伝えられなくなってしまった方にとって、僕ら介護職は最後まで代弁者であるべきですが、その介護職自身がどの立場で物事を捉えているかは非常に重大な課題であると思いました。
立ち位置によって見える景色は違ったものになりますので、介護の仕事が誰の為の何の仕事なのかを忘れないようにしたいと改めて思いました。
さて、今日はこちらの記事の紹介です。
次の改正ではケアマネ更新研修の内容も変わるらしいので、可能なら高すぎる研修費用をなくすとか減額するとかしてほしいなぁ・・・なんて思ってましたが・・・。
LIFEにケアプランをアップするという事でしょうかね・・・。
これ、うまく活用したらケアプラン連携システムって不要になりませんか?
システムをどう使うか、はこれからの大きな課題ですが、LIFEにケアプラン連携システムに、余計な仕事だけが増える事がないようにしてほしいですね。
疾病別のマネジメント・・・
これって医療の話ですよね。医師の仕事の範囲じゃないのでは?・・・と思ってしまいました。
在宅医療と在宅介護が中心となった地域での連携を本当に進めるのであれば、医師がその中心でマネジメントするのが一番現実的な気がします。
たとえケアマネが疾患別のマネジメントをしても、医師からダメ出しとか出たりして医療側の理解が得られなければ進むものも進みません。
実際、医療機関がぐいぐい引っ張ってくれた方がターミナルの対応もやりやすいように実感しています。
様々な提案をしても、それはダメ、あれはダメ、となるのであれば医療でマネジメントしてくれれば早いのに、と思った事はあります。
また、医療機関側も同じマネジメントの視点で見てくれないとダメなんですけど、医師や看護師には更新研修ありませんよね。
命を守る、という点でいけはケアマネよりもその知識の質や情報は常に更新されていないとならない職業だとは思いますが、なでケアマネだけ更新研修があって、これだけの学習を定期的にしなければならないのかは謎ですね。
せっかく研修で学んだ知識やマネジメントを在宅の現場で活かせなければ意味がないように思いました。
ケアマネって看護師の代わりもすることになる、という意味の理解でいいのでしょうか。
医療の知識があったとしても医療的な判断は医師しかできないはずなので、その辺りは大丈夫なんでしょうか。
今後は、疾患別マネジメント手法を用いたケアプランは医師の了承を事前に得ておく必要があるとかそういう事ですか?・・・そうはならんでしょうけど。
あー・・・
これはケアマネさん大変だわ・・・。
地域の何でも屋になりなさいよ、という事にしか見えません。
それで実務でもほぼなくなるくらいで相談業務のみになるとかならよかったかもですけど、医療マネジメントまで覚えてプランに反映させないとダメともなると、ちょっと無理じゃかろうか・・・と、資格も持ってないのに心配になってしまいます。
ケアマネの実務ってそんな楽じゃないと思いますよ、傍から見てるだけですけど・・・。
僕自身、あの実務ができる気がしないのでケアマネ資格を取ろうとは思わないので、こんな膨大で多岐にわたり仕事になったら成り手がますます足りなくなるんじゃないでしょうか。
介護は本来家族が行うべきものである・・・というのにはちょっと違和感ありますね。
昔はそうだったかもしれません、父親が一人で家計を支えておじいちゃんおばあちゃんと同居している、そんな時代の価値観かな、と思いました。
今は共働きで同居している家族は少ないです。
そもそも”介護”がそこに存在しない環境は在宅に多くあります。
だからこその介護サービス、という側面もあると思っています。
家族から極力介護の部分を取り除く事自体がレスパイトになっている現状もあると思いますので、単純にはいかない事だと思います。
ケアマネの役割とは何か・・・これは大いに考えないといけないと思いますが、その研修で医療色が強くなるのですから、おのずとレールが敷かれているような気もします。
まぁ、ケアマネという職業が介護保険の中心にあって、それだけ期待されている職種であるという事は理解しますが、ここまで求めてるのに介護職とそんなに変わらない処遇ですよね。
ちょっと扱いが雑な気がします。
処遇を上げるか、仕事量や役割を調整するなりしないとダメだと思いました。
ほんとに成り手不足ですよ。
更新研修で恫喝されたり、地域ケア会議でつるし上げにあったりというエピソードはいろんな場所で耳にします。
さらに研修のハードルを高くして国や厚労省はケアマネに何をどこまで求めているのでしょうか。
難しい試験に合格して資格を取得しているのに、そこまで更新研修を強化しないと質を担保できないというのであれば、一定水準のプランを立てれる仕組みの資格取得ルートにすればいいと思いました。
どこまでケアマネという職の魅力をアップできるか。
本当に沢山聞く不満は、更新研修の手間と費用、そして日常業務の煩雑さです。このあたりきちんと改善しないと色々と難しいんじゃなかろうか・・・なんて思いました。
すくなくとも、ケアマネも含めて介護事業者全体で書類が後付けになってないのか?という問題も解決しとかないと意味がないような気もしますが・・・。記録の為の記録、運営指導の為の書類になってないでしょうか。
これも、本人のための書類になっているかどうか、こういうのが肝心だと記事を書いていて思いました。
ケアマネも現場の記録もそうですけど、常に電話対応や利用者さんの対応をしながらの書類業務ですからね。そういう前提も考えて書類の制度設計もしてもらいたいものだと思いました。
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