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"めんみ"をご存知だろうか。

北海道に移住して、しばらくしてから驚いたことの一つが、めんみ、の存在。

どうやら北海道にしかない、めんつゆ、のようで、だいたい道民のみなさんが愛用されているとの事。(おおさわ調べ)

で、まぁ・・・あ、そうなんだ・・・、くらいの認識だったのですが、先日、そうめんを食べるための麺つゆを買いに行ってびっくりしたんですよ。

めんみってキッコーマンやん!!!!

てっきり、北海道の会社が北海道限定で作ってるのかと思ってたんですよ。

もうね、キッコーマンが作ってるのを知って、なぜなぜなぜなぜ??

・・・となったわけですよ。

それでまぁ、例によって調べてみました。

すっきりした鰹節のだしに、旨み豊かな北海道産の真昆布、帆立、鮭のだしをあわせた余韻のある香りのつゆです。丸大豆しょうゆを使用し、「かえし製法」によって、つゆを深いコクのある味わいに仕上げました。空気が入らない密封ecoボトル入りで、だしの風味が90日間維持されます。

キッコーマン

なぜ北海道限定なのか等は、ちょっと不明なのですが、成分表など比較してみようかと思いました。

めんみ 原材料名

しょうゆ(大豆・小麦を含む)(国内製造)、ぶどう糖果糖液糖、食塩、小麦発酵調味液、砂糖、節(かつお、うるめいわし、かたくちいわし、まぐろ、そうだかつお)、酵母エキス、醸造酢、みりん、ほたてエキス、鮭エキス、昆布/アルコール、ビタミンB1

めんみ / キッコーマンのホームページより

濃いだし本つゆ 原材料名

しょうゆ(大豆・小麦を含む)(国内製造)、ぶどう糖果糖液糖、砂糖、食塩、節(かつお、いわし、まぐろ、そうだかつお)、かつお節エキス、かつおエキス、魚介エキス、みりん、昆布/アルコール、調味料(アミノ酸等)、酸味料

濃いだし本つゆ / キッコーマンのホームページより

めんみと本つゆの原材料の違いは、小麦発酵調味液、うるめいわし、かたくちいわし、酵母エキス、醸造酒、ほたてエキス、鮭エキス、ビタミンB1が入っているという感じでしょうかね。

結構違うなぁ、確かになんか旨味が違うきがするんですよね。

次は栄養成分表を比較してみましょう。

めんみ
濃いだし本つゆ

15mlあたりの比較 (左がめんみ、右が濃いだし本つゆ)

エネルギー 17kcal 16kcal
たんぱく質 0.5g 0.5g
脂質    0.0g 0.0g
炭水化物  3.8g 3.5g
食物繊維  0.0g 0.0g
糖質    3.8g 3.5g
食塩相当量 1.7g 1.8g

わずかの差ですが、めんみの方が高カロリーで糖質高めですが塩分控えめ、って所でしょうか・・・、まぁほぼ同じなんですけどね。

まぁ、ちょっと何で北海道限定なのかよくわからないので、こちらのサイトを見てみましょう。

販売しているのは醤油でおなじみのキッコーマンです。キッコーマンほどの大手が北海道限定の麺つゆを作っているという謎。その謎を追って千歳にある北海道キッコーマンの工場を訪れました。

北海道ファンマガジン

キッコーマンの工場って、千歳にあるんだ!

「一般に売っている麺つゆは、昆布とかつおのだしにしょうゆやみりんを加えて作られています。それに対しめんみは、かつお、にぼし、昆布、さば、ほたてなど5種のだしに、しょうゆとみりんを合わせたものです。ほたてが使われているのは珍しいんですよ」

工場長も兼ねている小川社長
北海道ファンマガジン

やっぱりホタテが入っているのは珍しいですよね。

工場内には、めんみのだしを作る専用ブース「北のめんみ屋だし工房」が設けられています。

北海道ファンマガジン

うお、行ってみたい!

しかし、少し前まではめんみが全国販売の商品だと思っている人がほとんどでした。化学調味料のことを「味の素」というように、麺つゆのことを「めんみ」というのが普通だと思っていたのです。

北海道ファンマガジン

たしかに、めんみを知らないなんて!・・・みたいな反応でしたねぇ。

「実は最初から北海道限定だったわけではありません。元々は全国どこででも買える商品だったのです」と、小川社長の口から意外な過去が明かされました。

1959(昭和34)年に、しょうゆとみりんを合わせた万能調味料の萬味(まんみ)が発売されました。言うまでもなく、これがめんみの原点です。その後、1961(昭和36)年には、だしを加えためん類用まんみを発売。1964(昭和39)年、名称がめんみに変わりました。

北海道ファンマガジン

昔は、まんみって名前だったんですね。
15年後にめんみに名称変更されたそうです。
1964年ですから相当な歴史ですね。

徐々に変化を遂げてきためんみですが、その歴史の中で、いつしか北海道だけの販売になっていきました。「濃いめで甘辛の味が北海道民に合ったのでしょうね」と小川社長。

北海道ではスーパーなどであたりまえのように売られているめんみですが、道外では北海道物産を扱う店でしか買うことができません。そのため、道外で暮らす北海道出身者は、わざわざそうした店に出向いて買い求めているようです。

北海道ファンマガジン

確かにしっかりした味ですもんねぇ。
どの料理の味付けにも使えるみたいなので、道民の味、みたいな感じのようです。

北海道のキッコーマンに行って、しょうゆができるまでを見よう!
(全て屋内なので、雨の日・雪の日でも安心です。)


北海道キッコーマン株式会社では、昔のしょうゆづくりの道具類を展示しています。また、現在の製造設備や映像をご覧いただき、しょうゆができるまでを紹介しています。もろみの熟成度による変化の様子やしょうゆの色・香りを体験でき、ご家族や団体での見学や学校の校外学習まで、しょうゆの醸造についてどなたにも楽しく理解していただくことができます。

北海道キッコーマン

北海道に来られた際は、工場見学もしてみてはいかがでしょうか?

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