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厚労省概算要求 ヘルパーの魅力発信へ新たに広報事業 介護人材確保の事業者連携も後押し・・・という記事の紹介です。

ちょっと仕事が立て込んでいるのでスキマ時間にかいてます。

厚生労働省は28日、来年度予算の概算要求を自民党の部会に提示した。【Joint編集部】

訪問介護のホームヘルパーの確保に向けて新たな事業を展開する方針を打ち出した。

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来年度予算の中で、ヘルパー確保に向けた新しい事業を展開する、という事のようですが、これってまだ方針だから決まったわけではなさそう。

仕事のやりがいや魅力を伝える広報の経費として5800万円を計上。地域の小規模な事業所が相互に連携して人材の確保・育成を図る取り組みへの補助を、既存の基金(地域医療介護総合確保基金)の使途に加える計画も明らかにした。

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ヘルパー確保の新事業なので、ここでの広報というのはヘルパー確保に特化した広報費用として5800万円を計上、という事でしょう。

そして地域の小さな事業所同志が相互連携して人材確保や育成を図れる取り組みへの補助を既存の基金を活用できるようにしていく、という事のようです。

小規模な事業所同志の連携で人材確保と育成って、あまりイメージできないんですけど、育成だけで見ると、それぞれの事業所から職員を出向させて育成する?・・・しかも基金の活用となると結構な書類を作成しないといけなくなるので、その辺りの業務量と手間を考えると、そこまで望むような効果あるか疑問だなぁ・・・。
まったくイメージできないのが相互連携しての人材確保。
事業所単位で連携した所で人材確保ってどうやってやるんだろ・・・。逆に取り合いにならんのか?とか思ってしまった・・・。

地域の小さな事業所同志で合同で研修会とかは現時点で発想はあるけど、地域で一番後発の新参モノのうちらがやりたくてもなぁ・・・。

定められた研修なんて同じヘルパーならどこも同じ内容でやるんだし、地域で全部合同でやっちゃえば結構手間も省けると思うんですけど、こういうのもう20年以上も介護保険制度で走ってきて、そういう横のつながりが構築できてない現実を見ると、かなり厳しいのかなぁとか思うし、そもそも運営指導でそういう合同の研修会が認められているかどうかも確認が必要だなぁ。結局、自事業所の参加できなかった職員向けに伝達講習とかするくらいなら自分らでやりやすい時期にやりやすい内容で実施した方が結果として手間暇かからんという状況もあるだろうし。

こういう部分でデジタル活用進めそうなんですけど、そこもなぁ。

厚労省は月内に概算要求を財務省へ提出する。今後、年末にかけての予算編成過程で十分な事業費の確保を目指す。

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財務省が通すかどうか、交換条件でいろいろ出してきそうだなぁ。
結局は厚労省への予算は減らしたいわけだから、こういう予算が増えた分、他の部分で減らすというのが当然の流れになりそうです。

人手不足が顕著な介護職の中でもヘルパーは特に深刻、という問題意識がベースにある。処遇改善のあり方は、次の介護報酬改定なども念頭に政府内で別途検討していく。厚労省はこれと並行して、独自の予算事業による新規施策も講じていく構えだ。

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問題意識は良いんですけど、今更?って思ってしまうのは僕だけでしょうか。まぁ遅くても何もしないよりはいいのですが、どうしてこういう動きがこれまで一切出てこなかったのか・・・と不思議。

処遇改善加算の拡充で処遇アップは進むと思いますけど、それだけだと若い人はヘルパーに興味持たないと思うんですよね。
ただ、その処遇改善も今のような中途半端なレベルじゃなくて、たとえばヘルパーで仕事始めたら1年目から手取りで25万円は確実ですよ、とか最低でもそのくらいのインパクトのある対策なら興味を引くと思うんですけど、現実はそうじゃありませんので。

お給料で若い人の目を引けないなら、他の事で興味を持ってもらうしかないのですが、そこのイメージあるのかなぁ。

現場でのDXって、本当にほとんど進んでないので、若い人が紙の記録とか明らかにスマホやタブレット使えば簡単に出来る事を手間をかけてやっている現場を見たら辟易すると思いますけどね。

そういうのも全部事業所任せにした結果が現状と思います。
増やしたいなら増やせる対策しないと。

概算要求に盛り込んだ新たな広報事業では、YouTube動画や漫画、パンフレット、リーフレット、ポスターなどを作成する。ヘルパーの業務内容やキャリア、現場の前向きな声などを発信し、訪問介護の魅力を広くアピールしていく。

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新たな広報事業ってこれ???・・・って感じでかなり残念ですね。
今までやってた内容じゃない?って思ってしまうのは僕だけでしょうか。

そんなんするくらいなら、ケアニンとかどんどん上映したり、なんならSMAPや嵐のメンバーが再結集してヘルパーのドラマ作るとか、そのくらいやれないのかなぁ。

キムタクが熱血ヘルパー社長とか面白そうなんだけど。
草薙くんは任侠ヘルパーかな(笑)
中居くんは地域のケアマネでキムタクと衝突するけど二人とも利用者さんの為にいろいろ譲らないとか。
稲垣くんはクールなヘルパーで利用者さんに人気で香取くんは天然で認知症ケア抜群とか。

まぁただの妄想ですけどね。
だけど、そのくらいしないと業界イメージのアップって難しくないかなぁと思います。視聴率取れる脚本じゃないとダメだしね。
やっぱ難しいか。

ただ、若い世代ってテレビよりYouTubeとかSNSがメインっぽいので、そういう方向で話題性のあるイメージアップ戦略取れるといいんですけど。

ちなみにケアニン、先日苫小牧で上映会に行って観てきましたが面白かったです。ベースはあおいけあの取り組み実践の集大成のような感じでしたが、ケアの魅力が詰まってました。おススメですので、近くで上映会してたら是非観てみてください。

あおいけあの取り組みはこちらのサイトが分かりやすいかな。
僕らもこういう取り組みを見本にしてケアを提供しています。

「ヘルパーの価値ややりがい、面白さなどを周知する機会が少ない」。そんな関係者の意見を踏まえたもので、1人で利用者宅を訪問する労働環境への不安の払拭も図る。

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ヘルパーの魅力は良し悪しも含めて1対1でケアを提供できる事。
利用者さんのホームグラウンドでケア環境が整わない中で自分のスキルを全て駆使して工夫して対応できる事に楽しさがありますね。

そういう部分に魅力を感じる事ができればヘルパーは良い職場ですよ。
特に場数を踏めば踏むほど経験値がたまるのでケアの引き出しがどんどん蓄積できるので応用力が養えますから、個別対応力もアップします。

一言でいうと、介護職としてのスキルアップは抜群だと思います。

経験が十分でないヘルパーの研修の受講、利用者宅への先輩の同行などにかかる経費への補助を可能とする。地域のサービス提供体制の維持に向けて、小規模な事業所どうしの連携による人材の確保・育成、経営の協働化・大規模化の実現を目指す取り組みについても、新たに補助を出せるようにする考えだ。

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研修に出したくても、その出している間の体制を維持できないので出せないケースもあるんですよね。お金だけの問題じゃないし、その補助金だってもっと簡単に申請できるような仕組みはしてほしいですね。

同行訪問の補助は魅力的だなぁ、うちでは独り立ちできるまで何カ月でも同行するので経営的に助かるけど、本当はそれをしながら新規獲得できるような体制の補強の方がありがたいんですけどね、さすがにそれは無理だ。

希望をいうなら、無資格の方を採用して資格取得まで同行訪問で研修していく、という描きもしているので、その部分の人件費とかの補助ももらえると嬉しいかなぁ。

ざっと読んでこんな感じでした。
いい方向に行けばいいんですけどね。
これから検討なので期待しましょう。


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