厚労省、処遇改善加算の要件厳格化を大幅に見直し 介護事業者の誓約で1年猶予・・・という記事の紹介です。
今年度から拡充・一本化した介護報酬の処遇改善加算について、厚生労働省は来年度からの実施を予定していた算定要件の厳格化を大幅に見直す。23日に開催した審議会（社会保障審議会・介護給付費分科会）で明らかにした。【Joint編集部】
介護現場の生産性向上や働きやすい職場づくり、職員の支援などを促す「職場環境等要件」について、2025年度中に十分な対応をとるという誓約をすれば満たしたものとする。これまでは、来年度から介護現場に求める取り組みの幅を広げる方針を掲げていたが、事業者の誓約をもってこれを1年間猶予する形だ。
あのぅ・・・いったい厚労省は何がしたいのでしょうか？
こんなんなってしもうたら要件なんてあってないようなもんだし、だったら最初からそんな要件つくんなよ・・・と言いたい。
ちゃんと段取りして要件満たすために整備してきた、ちゃんと普通に処遇改善や働きやすい職場やＤＸに対して前向きに取り組んできた、取り組もうとしてきた、普通に当たり前の事業者が馬鹿をみるようなこの挙動。
もうだいぶヤバいし末期症状なんじゃないかと思えてきました。
全然意味がわからないけど、わかったつもりで厚労省や国の立場になって考えてみた場合・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・やっぱり分からんのですわ。
とりあえずですね、要件満たしている事業者に対しては、ちゃんと言う通り頑張ってくれてありがとうね加算を付けてください、よろしくお願いします。
また、今年度の補正予算で交付する新たな補助金（＊）を申請した事業所・施設も、「職場環境等要件」を満たした扱いとする。厚労省は補助金の要綱などで、「職場環境等要件」と重なる交付要件を設定する考えだ。より高い賃上げを実現する処遇改善加算の上位区分の算定率アップにつなげる狙いがある。
ちょっと僕の理解が追い付いてないんですけど、そもそも補助金は、処遇改善加算の最上位区分を取得している事業所が申請できる、そんなイメージだったんですけど・・・。
逆になってるやん、え？もともと逆だったんかな・・・。
補助金を申請すれば、自動的に処遇改善加算の最上位区分を算定できる、そうく仕組みになってるってこと？
で、職場環境等要件は、補助金を申請した時点で用件を満たしているという扱いにしますよっと。そういう事かな。
どういうルールなんですかこれ？
百歩譲ってこれでいいとして、それでいいとするんなら、もう他の書類とかも、口頭とか誓約書で、ちゃんとやってますよーってのを提出したら全部やってる事にしてくれませんかね？
それでかなり生産性上がるんですけど。
厚労省はこのほか、処遇改善加算のキャリアパス要件のうち、
◯ 資格や勤続年数等に応じた昇給の仕組みの整備
◯ 任用要件に応じた賃金体系等の整備
◯ 研修の実施等
について、現行の経過措置の延長に踏み切る。今は事業者が十分な対応を誓約すれば満たしたものとしているが、来年度中も同じ扱いを継続する。厚労省は審議会で、都道府県などに提出する申請書類の更なる簡素化にも努めると説明した。
これで、僕ずっと不思議だったんですけど、こんな普通の企業が普通に当たり前にやってるような仕組みがね、まさか整備できない事業所があるなんて思ってなかったんですよ、実際。
で、この要件をまた緩和して期限延長するんですか？
それで処遇アップするんですか？
他の産業と同水準の賃金を希望するなら、せめて他の産業で当たり前にやってる事やってるのが大前提じゃないの？いいのこれ？
そんでもってもっというと、こんな事もできてないから人が定着しないし介護の仕事の魅力も発信できないんじゃないの？
優秀な人が外に流出してる大きな原因じゃないの？これ？
そこやらないで、これからどうするの？
良いのほんとに、このタイミングでそんなことして。
まぁ、そっちがそれでいいならいいけど、あんまりこういうので腹立たない性格の僕が結構腹立ってきたので、これちゃんとやってた事業所の人のやる気をだいぶ削ぐ気がしますよ。
上層部の重い腰をぶったたいて、この制度に合わせる為にいろい尽力して職場改善とか機器導入とか踏み切って頑張った内部の人とか、もしいたらこれから大丈夫なの？そういうちゃんとした正しい方向に職場を変えようとして頑張ってくれた真面目な人守れんの？
厚労省が、介護業界で最後までまじめにやろうとして頑張ってる事業者の梯子はずしに動いてきたので、これはもうこの業界の先はかなり暗いな・・・と思ってしまう記事でした。
もうね、こんなんだから他の産業で頑張ってる人にも申し訳ないし、なんならどの口が他の産業との賃金格差が！とか言ってんねんとか思うともう恥ずかしいんで、処遇改善とかもうしなくていいんで、そっとしておいてください、すんません。