異常気象という言葉の違和感。
最近本当に暑いです。
地球温暖化の影響で気候自体に変化があるのだろうと思いますし、年々これまで経験のない気象現象のニュースや警報が出てくるわけですが、これって”異常気象”なの?という違和感があります。
最近よくテレビのニュースで耳にするんですよね、この”異常気象”という言葉。
僕が小学生くらいの頃の記憶ですけど、このままオゾン層が破壊されれば地球温暖化になって大変な事になる。・・・なんて話がされていた記憶があります。
オゾン層自体は回復しているという話は聞いたことがありますが、それでも地球温暖化に歯止めはかかってないわけで・・・。
上図は2019年の資料なので古いので参考になるか微妙ですが、だいたいの国で削減に向かっているようなんですけど、アメリカはこの後にパリ協定から離脱してたっけなぁ・・・。
それに人口規模の大きな中国やインドのデータがないので何とも言えませんね。
いずれにしても地球温暖化によって地球全体の環境に影響があるわけで、それは直接僕ら一人一人の生活にも影響しますし、地球上の動植物への影響もあります。
実際、異常気象といわれるような現象が頻発していて、人間がこれまで快適に過ごせていた環境を維持できなくなる、という意味だと思うんですよね、地球温暖化って。
それは、おそらく経済にも影響を及ぼすわけで、結局は今の生活や利便性を優先して必ずしっぺ返しが返ってくるのがわかっているのに、現状の便利さ・快適さを手放せない、というのは人類の歴史を振り返ってみた上でも自分たちではどうにもできない問題なのかもしれません。
根底に自分たちはそのしっぺ返しを体験しない、その事態に直面しないだろう、という無責任な気持ちがありそうですけどね。
結局、そういう無責任さの連鎖が今の異常気象と言われる現象を引き起こしていて、その無責任さのリレーのもっと先の将来には地上の自然環境では人は生きていけないような過酷な状況になってしまうかもしれない、というゴールがあるんだろうと思ったり。
結局、身近で感じれない事について人間は無関心だったり鈍感だったりしてしまうのは生物的な本能の大きな部分だから、よほど理性が効かないと抗えないのかもしれませんね。
それに、一度手に入れた便利な生活を自ら捨てれるほど強くはないという事なんでしょう。
人口減少による労働生産人口の減少についても同じで、このままだと今までどおりの社会サービスは維持できないのは分かりきっているのに、そうなるまで誰も見てみないフリをしているというか、想像すらしていないような気さえします。バスや電車の運転手不足でバスや電車がこれまで通りの本数が走らない何てことは当たり前の事で、これからどんどん深刻化しますし、そういう現象があらゆるサービスで発生していくはずです。
地域の高齢者を支える民間サービスも一緒で、トドックやヤクルトレディが安否確認や見守りを担っているサービスもありますが、その担当者も高齢化していくわけで若い後継者がいなければ、そういう民間サービスも継続できなくなるわけです。今はいいけど、その先誰も担い手がいなくなったらどうするの?・・・という疑問を僕らはずっと持ち続けているのですが、国を含めて誰も何も考えてない気がするんです。
話がそれましたが、異常気象に対する違和感については、これはもう異常な気象ではなく、地球温暖化による影響によって発生している気候変動なんじゃないの?と思って調べてみると、国連で気候変動についての記事がありました。
地球温暖化などない、という言説もあるようですが、実際にここまで気温上昇がしているので温暖化はない、というのはちょっとどうだろう、という感じがします。いずれにしても人間の文化が地球環境に与える影響によって、地球環境に変化が起こっている事に違いはないと思うので、気候変動は実際に起こっているのだろうと思います。
人類が発生させている温室効果ガスによって気候変動を引き起こしている、と明記してありました。
やはり世界的にも気温は上昇し続けているようです。
自然だけの影響だと横ばいの推移ですが、人為的な影響を含めると完全に右肩上がりの上昇です。
地球全体で1.09℃も上昇しています。
しかし、1950年以降の上昇はすさまじいですね。
2000年の直前に一度引き下がっていますが、それ以降は歯止めがかかってない感じがします。
地球が温暖化している原因は確実に人間にあるようで、それは科学的にも立証されている感じですね。
過去10万年で最も気温が高いというのは相当な事だと思います。
地球環境が変化しているのは明らかで、上昇した気温に応じた気候やそれに適応する動植物が現れてくるのは当然だろうし、その変化の影響でこれまでにない挙動に出る動植物も現れてきそうです。
10万年かけて適応してきた人間の身体のシステムが、これからの地球環境には適応できなくなる可能性があるわけです。
部活などでの熱中症の多発などもこの影響は大きいんじゃないかと思います。ようはこれまでは生存できていた気温のレベルが上がっているので、そこに適応できない人や子供は、そういう環境下で淘汰されてしまうという事なので、何も考えずにこれまで通りの屋外での活動や運動を継続すると、そういう過酷な自然環境に適応できない人が淘汰されてしまうレベルの地球環境になっているという事でしょう。
そして気温が上がる事で今まで獲れていた野菜や果物が獲れなくなる可能性もあるでしょうし、適応できずに野菜や果物が育たない状況も生まれそうです。双子のサクランボが増えているニュースも関連してそうな気がしました。
海の温度も変れば漁業への影響も出そうですし、赤潮などの被害も増えるかもしれません。水位が上昇すれば水没してしまう町や都市や国が出てくる可能性もあるし、本当にこれから先何が起こるかわからないような状況になりそうです。
ちなみにですが地球上の氷がとけたらどうなるんだろうと思って調べてみると、こちらの記事を見つけました。
今世紀末というと2099年くらいですよね。
これ、75年後ですよ。
僕らの次の世代が経験する事になるわけですよね、もっと深刻に考えないとダメだと思いました。
日本も結構水没してました・・・。
これ、住みやすい場所や農耕しやすい平地が水没するってことですよね。
僕らの子供や孫の時代には確実に水没する地域が出てくるって事ですよね。
もっと世界全体で切羽詰まらないといかんのじゃないかと思いました。
住む場所を追われる人はどんどん増えるという事ですよね。
このままだと。
温室効果ガスの排出をもっと減らさないと、いつかこうなる、という事ですけど、これが人類全体が何世代にもわたって続けてきた結果の人災だともいえるわけですけど、なんでもっと将来こうなるから今の生活レベルをここまで引き下げましょう、とかやらないんだろう。
こういうのも経済重視や民間でやれって事なのかなぁ。
国連でこれだけデータ出しているのに、いざとなったら知りませんでした、予想外、想定外でした、とか言えば良いとか思ってるのかなぁ。
気温の上昇を1.5℃に抑えるのが最終防衛ラインのようです。
しかし、2099年頃には3℃も上昇してしまいそうな勢いとの事です。
現状の施策では全く意味がない、という事でしょう。
”排出量の多い7カ国・地域(中国、米国、インド、欧州連合、インドネシア、ロシア連邦、ブラジル)だけで、2020年の世界の温室効果ガス総排出量のおよそ半分を占めています。”
上記7か国だけで世界中の半分の温室効果ガスを出しているようです。
ちょっと真面目に真剣に向き合って欲しいです。
しかし、こういう国々って、いざ自然環境で自国に被害が出て大変な状況になった時に、まだ被害がない国へいろんな要求をしてきそうで怖いんですけど・・・。
”温暖化を1.5℃に抑えるには、2030年までに排出量を半減させなければなりません。これを達成することは、石炭、石油、ガスの使用量を大幅に削減することを意味します。破滅的なレベルの気候変動を防ぐためには、2050年までに、現在確認されている化石燃料の埋蔵量の3分の2超を地中にとどめておく必要があるのです。"
2030年まであと6年。
2050年まであと26年。
こういう話になると原発の話が出てくるんですけど、僕は原発は反対です。
だって福島原発の事故の後、そこに住んでいた住民の方の生活は元に戻ってるかといえばそうではないわけですし、自然環境への負の遺産を残しているわけですので、そういうリスクのある技術は活用すべきではないと思っています。
それに、いま現状の生活レベルを維持するための電力とか考える必要なくて、風力や地熱や太陽光などから得られる電力の範囲内で工夫すべきです。
そういう前提の意識を変えない限りは無理だと思っていて、それはもう資本主義という枠の中で生きている・生きてきた人類には無理な判断なんじゃないかと思っていて、どこかで個の利益追求から地球規模の利益を考えられるような経済の仕組みだったり、そもそもの考え方や社会構造を作り直さないとならない問題なんじゃないかと思いました。
ここの部分がちょっと良く分からなかったのですが、先進国が発展途上国に投資をしてクリーンエネルギーで回るシステムを構築させる、という事なんでしょうかね。
そもそも先進国がクリーンエネルギーに転換できるとは思ってない前提なのかなぁ。
地球規模の事を考えて実行する時に、国家レベルの単位に配慮したりしてたらどうしようもないと思いますけど・・・。
結果、こういうやり方で人類が自滅したとしてどうするんでしょうね。
やはり、そういう所まで切羽詰まらないとやらないのかなぁ・・・。
そんな感じがするなぁ・・・。
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