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他の誰でもない「私」を追求した思春期を象徴する楽曲たち
#スキな3曲を熱く語る というタグを見つけ、絶対語ってやるぞ!!と思っていたのですが、少し遅くなってしまいました・・・
3曲に絞ろうと思っていたのですが、どうしても絞り切れなかったので「欅坂46編」と「ひらがなけやき・日向坂46編」に分けようと思います!
今回は、欅坂46の楽曲から、スキな3曲をご紹介します💚
『サイレントマジョリティー』/欅坂46
私は「社会に何かを訴え、投げかけるような独特な雰囲気」がある欅坂46の楽曲が大好きです。
欅坂46というグループはなくなってしまいましたが、素晴らしい楽曲たちは残っていますし、終わりがあるからこその儚さ・エモさみたいなものがあるような気がします。
そんな欅の楽曲の中でも、『サイレントマジョリティー』は特に印象深いです。
『サイレントマジョリティー』は2016年4月というちょうど私が高校に入学するタイミングで発売されました。
中学時代の私は、周りからの目ばかりを気にして、周りに合わせて生きていて、そんな自分が嫌いでした。
高校では自分らしく生きたい、嫌なことははっきり嫌と言える人間になりたいと思っていたタイミングだったので、これは私のための曲なのか?と思うほどでした(笑)
「この世界は群れていても始まらない Yesでいいのか? サイレントマジョリティー」
「声を上げない者たちは 賛成していると」
「行動しなければ Noと伝わらない」
「One of themに成り下がるな ここにいる人の数だけ道はある 自分の夢の方に歩けばいい」
これらの歌詞にも胸を打たれましたし、大人やマジョリティーへの反抗というモヤモヤした気持ちを代弁してくれるような楽曲で、体の中を電流が駆け巡るような衝撃があったことを今でも覚えています。
欅坂46の楽曲は素晴らしいものがたくさんありますが、『サイレントマジョリティー』は私の中で原点であり頂点である大切な1曲です。
『黒い羊』/欅坂46
『黒い羊』も欅坂46の中で大好きな楽曲の1つで、大学のレポートの題材にしたこともあります(笑)
「群れることを好む羊」と「社会」を重ねていると私は解釈しており、多数派や強者を白い羊、少数派や弱者を黒い羊に例えているのだと思っています。
「真っ白な群れに悪目立ちしてる 自分だけが真っ黒な羊」
「白い羊なんて僕は絶対になりたくないんだ そうなった瞬間に僕は僕じゃなくなってしまうよ」
「自らの真実を捨て白い羊のふりをする者よ 黒い羊を見つけ 指を差して笑うのか?」
自分が黒い羊であるとき、周りから孤立してでも自分の意見や行動を貫く黒い羊でいるのか、争いや孤立を避けるために自分の意見を曲げて白い羊のふりをするのか、考えさせられる楽曲です。
MVでもこのメッセージ性が存分に表現されており、MVも含めて大好きな1曲です!
『月曜日の朝、スカートを切られた』/欅坂46
まず、曲名からインパクト抜群ですよね!
「どうして学校へ行かなきゃいけないんだ 真実を教えないならネットで知るからいい」
「友達を作りなさい スポーツをやりなさい 作り笑いの教師が見せかけの愛を謳う」
なぜ学校に行き、なぜ勉強をするのかなど、日常に違和感を抱き、大人が言う綺麗事を鵜吞みにして良いのかというTHE思春期の私が抱えるモヤモヤを象徴してくれているような歌詞が好きで、高校の通学途中によく聴いていました。
また、
「反抗したいほど熱いものもなく 受け入れてしまうほど従順でもなく」
「死んでしまいたいほど愚かにもなれず 生き永らえたいほど楽しみでもない」
といった歌詞は、反抗するほどの何かはないがただ従うことに違和感を覚え、死にたいわけではないが何のために生きているのかわからなかった中高生時代の私にささるものでした。
最後に
『サイレントマジョリティー』『黒い羊』『月曜日の朝、スカートを切られた』どの楽曲も、思春期特有の反抗心やモヤモヤした気持ちを認め、共感し、代弁してくれるようなところが、当時の私にとってすごく心の支えであったなと思います。
大学生になり、就活生になった今、当時抱いていたような感情を抱くことは少なくなりました。
抱いたとしても、時間と金銭面である程度の自由があり、周りに合わせるのか自分を貫くのかを自分の頭で考え行動に移すことができるようになった今、当時抱いていたモヤモヤはすぐに解決できてしまう気がします。
ただ、当時抱いていた思い、そして欅坂46の楽曲に救われていたことは忘れたくないなと思います。
欅坂46というグループはなくなってしまいましたが、欅坂46の楽曲を聴くことで、中高生時代の自分を認め、過去があるから今の自分があるのだということを再認識できます。
思春期のタイミングで欅坂46に出会えて良かったです。
昔も今も、欅坂46が大好きだーーーーーーーー!!💚