実直な握りを供される「こはる」さん。

銀座「青空」で十五年と長きに渡る修行を経て「こはる」を出店された栗田寿之親方。場所は、旧青空跡。

お通し。

蛸、柔らかく滋味深い。

濃厚な鼈の茶碗蒸し。

白子。

鮃と牡丹海老。

鰆は、藁で燻され香りを付与される。

銀ダラのフライ

もずく。

墨烏賊、ごわごわっと雄々しい食感。勇ましい烏賊。

シャリは、ぱらっと解ける。青空さんよりも酸味と塩気は穏やかでくっきりと甘味を持たせる。

細魚、柔らかく昆布の旨味が浸透しており品がある。

赤身、爽やかな酸味。実にシャリと合う。旨味が立つ。

中トロ、脂が甘く濃厚。酸味も滲ませ色気のある中トロ。

トロ、脂が力強く、甘味も強い。

小鰭、強い〆仕事。香りと後にくる甘味も上品。さらっと鮪の脂を心地良く流してくれる。

蒸し鮑、噛む度に旨味が高まる。同時に広がる香りにも圧巻。

イクラ、柔らかく濃厚。

〆鯖、とろっと旨味が溢れる。香りも芳烈し、酸が味わいを引き締める。

車海老、甘味を強く感じる。

小柱、清涼感溢れる。

鰤、漬けにされ脂が軽やかで美しい。

バフンウニ。

穴子、香りと一緒に蕩けていく。

巻物。

玉子。

実直な握りをいただいた。

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