風俗業界は第三世代へ突入します
同業の皆様お疲れ様です。
noteを始めてまだ一カ月弱ですが、想像以上の反響を頂きありがとうございます。
皆様noteを回覧頂いているので、説明書のかわりにまとめてご紹介させて頂こうと思います。
私が他の広告代理店と決定的に違うのは、現役の風俗業者であるというところです。
ドライバー業務を含め16年、内勤を始めて十数年、年間360日ほぼ毎日現場にいます。
そんな私は広告代理店や広告業者さんは私たちの利益をあげる為のパートナーだと思っていました…。
コロナ禍前までの心境
今と違い、昔は同業者は全て敵だという空気がありましたが、振り返るとそれも広告業者の作戦だったのかもしれません。
広告業者は、そこを巧みについて風俗業者同士を競わせていました。広告費が少ない風俗業者を「ショボいw」と馬鹿にする担当者もいたほどです
本来、利益を出すことを目標にして開業したはずのお店は、いつの日か「ランキング」に踊らされ、利益よりも広告で目立つことを優先するようなおかしなお店が現れるようになりました。
確かに、広告費を莫大に投入すれば、それに対するリターンがあった時代もありました。
当社にとっては「新規」でも、風俗業界に新しく遊びにくる「新規」の数は年々減少しています。そう感じられている同業者の方は多いのではないでしょうか?
デリヘルが誕生してからもう20年が経とうとしているので当然ですよね。
パネルマジックや、架空在籍、振り替えやフリー客への優遇などの様々な「嘘」を、集客のテクニックとして駆使しているお店もありました。
今度はお客さんのクチコミを仕掛けているようですが、どのお店も「良いクチコミ投稿者に5,000円が当たる!」などの広告を堂々と掲載していますよね?
非表示状態で掲載されるので、良いクチコミばかりが掲載される仕組みを露呈させて新規の顧客が来ると本気で思っているのでしょうか?
誇大広告や「嘘」が常態化している今の流れの先に見えるのは顧客の「広告離れ」です。
このあたりは「バック率」や「働きやすさ」などをSNSなどから調べまくり、時代に最適化していったキャストさんのほうが数倍賢かったなと痛感しています。
「ランキング上位のお店だったので面接に来ました!」というキャストさんは私が気付くよりも、とっくの前に減っていたのです。
それよりも、誠実な対応だったり、細やかな仕事への気配りのほうがよっぽと求人の効果があります。
広告に踊らされることなくしっかりと情報の下調べをしているからだと予想します。
そして同業さんの意識も変化してきました。
そして第三世代へ
東京都内のデリヘル業者さんのなかには「第三世代」と呼ばれる他社同業者さんと積極的に交流し、情報交換をして店舗展開をしているお店もあると聞きました。
もう、有益な情報を自分の組織の中だけに閉じ込め、管理する時代ではなくなったということでしょう。
キャストは自由に店舗間を移動し、違うお店の看板嬢を兼任している方もいます。
お店の中だけで封じ込めていた不祥事や、パワハラ、セクハラもまたたくまに全国に波及していく時代です。
「情報」はすぐに共有されるので、管理するよりも「利用」する時代へと変わっていったのです。
ついこの間までは、私も昔を知るものとして同じ感覚をもっていました。
何十年もの間、他店様と接することなくというより、接しようとすらしていませんでした。付き合いを始めたのもここ1年以内くらいのものです。
サイバー店長導入のキッカケ
そんな中で、唯一同業者で数年お付き合いしていただいている「こでっち」さん。
システム導入のキッカケになったのが「こでっち」さんの自慢話でしたw
電話対応の接客の質のバラつきや、内勤の作業ミスを叱ったりするだけでは改善の限界があると悩んでいた頃の話です。
どうやって電話対応者ごとに違う対応を統一させるか?
長時間勤務で出来る人を配置するしかないというのが当初の悩みでした。
「まだ電話対応で悩んでるの?これからはWEB予約よ、WEB予約w」
当初はポータルサイトのWEB予約もつかっていましたし、何がそんなにめずらしいんだろうと思いながら聞き入っていました。
予約から、キャストの接客終了まで「全く電話対応が無い」というのです。
私たちの業界はお店が忙しいことを「電話が鳴る」といったりします。
しかしこでっちさんは得意のハイボールを片手に「電話が鳴らないほうが儲かるんよw」と、酔っ払ってて何喋ってるか分かりにくいですが嬉しそうに話すのです。
これら全てをスタッフの努力で解決しようと考えていたのに、こでっちさんは「必要ない」と言うのです。
「そもそも人がやるから、ミスが起こる。必要ないところはシステムに任せて人がやるべきところに集中するほうがいい」
極めつけだったのは、開発者Hさんの言葉で
という一言でした。
このまま人力で頑張るのも限界がある、うちの会社もシステムを導入したいと思って、こでっちさんに何度も何度もお願いするのに自慢ばかりで導入の話を進めてくれないw
このツイートをしてやっと導入することが来ました(長かった…)
私はお店の責任者として、司令塔として、仕事を上手く回す自信があります。
10年以上現場に立ち続けて、あらゆるトラブルや、業務を全てこなしてきたからです。
仕事が出来るor出来ないではなく、これは長年の経験なので明日から真似をしろと言って出来る事ではないと分かっております。
しかし、お店がドンドン忙しくなってくる中で、お店を新しくオープンさせたり、規模を拡大したりするような余裕がありませんでした。
朝事務所に着いてから司令塔業務をしているとあっという間に日が暮れて、その頃には頭が回る状態ではなくなってます。
何かを変えないと毎日の流れ作業が繰り返されるだけ
「もっと時間を作って、新しいことにチャレンジできる時間を作りたい」
そう考えて、システムを導入したのが約一年前のことです。
結果は、新規オープンのお店の立ち上げ、他店舗の買収、他県エリアへの進出、など新しいことに取り組む時間を作ることに成功いたしました。
現場が回っていてそれなりに利益をだせているお店であるなら、スタッフが優秀であるか、徹底的な仕組化ができているかのいずれかではないかと思います。
大きな売上を上げるキャストさんが入店しても、スタッフが良くなかったり、仕組が悪ければ退店してしまいます。
そして、大きな売上をあげるキャストさんは競合他店に移ることになるのです。
最近、Twitterを見ていると、あることに気づきます。
それは物凄く人気なキャストさんが大手ではなく比較的規模の小さな店舗に移籍していることです。
きっと、規模が小さいうちならできる、小回りの利いた対応を求めてる結果なのではないでしょうか。
当たり前の作業や、仕事が上手くこなせなくてお客様や、キャストさんの信用を失ってからでは遅いです。
競争がもっと激しくなるこれからに備えて「改善」していくのが正解です。
私はオーナーではないので、経営者目線での話はできません。
でも、システムを運用することが、現場にとってどれくらい意味があるのかを一番知っていると自負しています。
その良さを広めていくことと、有事の際にも強い「仕組み」をもっと広げていきたくて代理店を志願いたしました。
商品がどうであれ、一年前の私だったら現場の仕事をしながら代理店などという考えも、余裕も全くありませんでした。
しかし、業務効率化で改善できたメリットは計り知れません。
など、紹介したのは改善できた一部にすぎません。
徹底的な顧客目線と、キャストさんの働きやすさの追求
何をどう改善すれば良いのかを見つけるには勘に頼るよりも「仕組化」するほうが確実です。
業務改善と、これからの仕組化にお困りの方はぜひLINEにてご相談ください。
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。