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光陰

アウトロの余韻がひびく帰り道
夕陽の映す影ふたつ
リュックを背負う君の笑顔に
涼しい風が吹いた

やりたいこと一色のぼくらの十代は
未来に何を残すの
かたちのない贈り物さえも
信じる勇気が欲しいけど

あまりにも はかなすぎる光
花びらを転がる雫のように
美しいものは流れていく
乾いた地面に染みていく

王道の青春は夢でしかない
叶える努力も不安しかない
可能性だけがぼくらのすべて
涼しい風よ 吹け

やりたいこと一色のぼくらの声を
社会は受け止めてくれるの
かたちにして届けられるように
いま 止まらず走り出そう

あまりにも はかなすぎる光
空に弧を描く虹のように
美しいものは放たれていく
暗がりの道を照らしていく

一所懸命に生きている
ぼくらの陰を奪わないで
あなたの時代にも感じたはずの
愉しさや尊さを失くさないで

あまりにも はかなすぎる光
花びらを転がる雫のように
美しいものは流れていく
乾いた地面に染みていく

あまりにも はかなすぎる光
空に弧を描く虹のように
美しいものは放たれていく
暗がりの道を照らしていく

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