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自己紹介【はじまりの物語❶】

はじめまして^ ^
ホスピタリティコミュニケーション講師の 石村とあ です。
 
よく言われる。
「講師って感じがしますね!」
 
ありがたいお言葉だ。
今の私だけを見たらそう見えるかもしれない。
2003年に講師になってからここまでたどり着くのに
まぁ、いろいろとそれはもう、いろいろとあった。
 
「ホスピタリティコミュニケーション?何それ?」
と聞かれる前に
「なんで、私がそれを語れるのか」ってことから
伝えたいが聞いてもらえるだろうか。
 
遡ること、社会人1年目。
入社したての会社でふるまいが非常識だと指摘された。
 
怒られる毎日。
一人浮いてる感満載。
 
なんで?
私には普通なんだけど?
あれ?仲間に入れない?

嫌われてるのはわかったが、
どうしたらいいのかわからなかった。

今ならわかる。

当時は、素直に物事を受け止められず
いつも不平不満を抱えて
愚痴や悪口が多く
自己中心的な物事の見方が強かった。

つまり
ブラックな性格だったから、なのだ。

当時は、答えなんて知る由もなく
何かをしでかしてる自覚もなかった。

けど、嫌われるのはつらいから
ブラック新入社員は
ストレス性胃炎を患うまでに悩み
ここから10年苦しむことになる。
 
「どうしたら嫌われないのか?」
「どうしたら好かれるのか?」
この疑問が、のちに講師になっていく
きっかけとなった。
 
そして、最大の幸運が訪れた。
 
受付部署に配属されたことで
社内のビジネスマナー研修だけでなく
社外の研修に行く機会に恵まれたのだ。
 
元CAとか、元秘書とか
眩い実績を持つ講師たちとの出会い。

 見たこともない人種だった。
「なんだ?この女の人たちは??」

まず、見た目が美しい。
笑顔、声、服装、髪型、所作すべてが素敵に見えた。

思いやりあふれた話し方が心地よく
新入社員の私たちへの気遣いが素晴らしかった。

何より、褒め上手でやる気スイッチを
押してくれたことは今でも忘れられない。
 
当時の私にとって身近な年上の女性というと
・うちの母(下町のおばちゃん)
・友達のお母さん(優しいおばちゃん)
・女性の上司(恐ろしい存在でしかない)
これだけしか知らなかった。
 
もし「将来どんな社会人になりたいか?」
と聞かれたら、
間違いなく講師のような女性になりたい!
と答えていただろう。
それほどまでに強い憧れをもった。
 
入社3か月でストレス性胃炎になり
胃カメラ検査をして
胃薬が手放せなくて
毎日、辞めたい、辞めたい
と思いながら通勤していた。
 
けれども、
素敵すぎるビジネスマナー講師たちとの出会いで
私の気持ちは変わった。

世間知らずだった新入社員は
世の中の『スタンダード』を知れば知るほど
いかに自分がズレていたのかを思い知ったのである。
 
これじゃあ、非常識な人間と言われたり
嫌われるのも仕方ない、と思えるくらい
身の程知らずだったと反省した。

社外のビジネスマナー研修を
受けることができた私は
めちゃくちゃ運がよかった。
 
社内では“非常識な新入社員”という
ラベリングをされていた私だったが
おかしいな、と気になり始めた。

どこの会社でも、
現場には独特な流儀みたいなものがある。

そこでは当たり前のようになされてること。
「みんなそうしてるから」
「昔からやってるから」
という感覚なのかもしれない。

日頃、厳しい指導をしてくださる方たちが
『スタンダード』ではない??
とモヤモヤし始めたのだ。
 
一番疑問を持った出来事。
今でも覚えているのがコレだ。

受付にお客様がいらした時
他のことをして気づかない私に
「客だよ、客」と小声で言われた。
 
(私の心の声)
『えー、そこはやっぱり「お客様」って
 言うもんじゃないのー??』
 
ビジネスマナーは表面上の形を
取り繕うものではないと学んだ。
「相手を思う心を形にして表しましょう」
講師の言葉がリフレインする。

教育係なのに??
陰でそんなこと言っていいのか???

このモヤモヤを解いてくれたのが
社外マナー講師の方だった。
ようやく心が晴れた。

「よーし、一人前と認められるまで辞めない」
「この会社で一番マナーを身につけた人になる」

相変わらず
ストレス性胃炎に悩まされてはいたが
意欲が湧いてきたので
しばらく、会社を辞めるのは、
やめとくことにした。

❷につづく

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