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【振り返り】2023年8月


はじめに

静岡県の長泉町を拠点に、フリーランスのアスレティックトレーナーとして活動する、德田晴宣(トクダハルノブ)です。
プロアスリートのケア&コンディショニングや都内の大学パフォーマンスセンター、野球振興活動、県内の高校野球部などに携わっています。

猛烈な暑さが続いた8月でしたね。
東京では31日連続で真夏日を記録し、過去最多を更新したそうです。
皆さまはいかがお過ごしでしたか?

私は8月9日に帰国し、日本での生活リズムを徐々に取り戻しながら、今後の活動のために色々な働きかけができました。

精力的な日々を過ごすことができ、とてもよかったです。

それでは先月の活動を振り返ります。

現場の安全・安心を担保する

長年、ラグビーの現場でアスレティックトレーナーとして活動する方が講師を務める脳震盪のセミナーを受講しました。

これまで脳震盪時における対応に関しての研修会や勉強会に参加したことがなかったため、受講できてとてもよかったです。

現在、サッカー現場で選手の緊急時対応をする仕事をしており、脳震盪が起きた(疑われる)ときの適切な対応を学ばなければなりませんでした。

特にサッカーは相手選手との接触が激しく、チームの監督やコーチ等では専門的な判断が難しいため、現場にいるアスレティックトレーナーが適切な判断を下すことがとても重要です。

治療やリハビリテーション指導などの技量を高めることはもちろん重要ですが、選手たちの安心・安全を担保することが何よりも優先されます。

今回は、そのセミナーで学んだことを一部シェアしたいと思います。

・脳震盪は頭痛やめまい、ふらつき、バランス障害などの機能障害を起こす。画像所見は見当たらない。
・脳震盪が起きたとき(疑われるとき)はその選手を決して一人にせず、経過観察を続けることが重要。
→時間経過とともに症状が出現することが多い!
・他の部位からの衝撃が頭部に伝わって生じる。特に回転力を伴う衝撃でよく起こり、redflag症状に注意する。
※redflag症状:四肢の感覚異常、頭部痛、精神の悪化など
・短時間で症状悪化する場合は病院への搬送を検討する。
・「ボーっとする」「眠くなってきた」などの症状が生じたら、危険信号。
・一度に複数の選手がピッチ上で倒れていたら、反応や意識の有無などを確認して、重症の選手から対応する。

受傷直後は症状がなくても、時間経過とともに様々な症状を呈することが多いため、慎重に判断することを心掛けましょう。

一般社団法人スポーツ医学検定が発信するメディアはこちらから

https://spomed.or.jp/wp/wp-content/uploads/2018/07/sp_medicine_197.pdf

日本サッカー協会がメディカル関係者向けに発信する、脳震盪に対する指針はこちらから

脳震盪は機能障害

潜在的なニーズに、どう働きかけるか

近隣にある高校の野球部と自転車競技部を訪問し、今後アスレティックトレーナーとして何か貢献できることがあるかどうかなどについて、指導者の方々と打ち合わせしました。

今回のご訪問を通じて、それぞれの指導者たちや選手たちが潜在的なニーズを持っているものの、誰にお願いしたらいいかわからない状況が大いにあることを深く理解しました。

自身の専門性を必要とする選手たちや指導者たちに積極的に働きかけて、潜在的なニーズを少しでも多く拾い上げることがとても重要です。

そのために、日々の情報発信だけではなく

・自身のこれまでのキャリアや活動経歴をこまめに更新する
・専門性や強みなどを言語化し、どのようなことで貢献できるかを相手方に明示する

ことも意識して行わなければなりません。

今回のご訪問は、これまでの活動経歴や自身の専門性、貢献できることなどを記したパワーポイント資料の送付が大きなきっかけでした。

それらの情報を分かりやすくまとめていたことで、指導者や選手たちが前向きにサービスの導入を検討し、よりよい打ち合わせができました。

「アスリートに携わりたい」「コンディショニングのサポートをしたい」という漠然とした伝え方ではなく、

・肩肘診療に特化した医療機関で研鑽を積み、肩肘障害の予防を含めたコンディショニング指導に磨きをかけました。
・全身の機能改善を得意とし、肩肘障害の予防だけではなく、競技パフォーマンスを向上させることができます。

などのように、自身の専門性と貢献できることを具体的にお伝えできるといいのではないでしょうか。

資料を分かりやすく作成し、自身の活動を定期的に更新することをおすすめします。

おわりに

日々の業務を行いつつ、今後に向けた働きかけを精力的にできた1ヶ月でした。今月の中旬には、新たにご縁を頂いたスポーツマネジメント会社をご訪問し、今後どのように協働できるかについて打ち合わせを行う予定です。

スポーツ現場や選手たちの安全を守ったり、それぞれの競技で活躍するために必要な体作りをサポートする活動をさらに広げられれば、うれしく思います。

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