新しい時計を買うまでの話
ネットショッピングで新しい時計を買った。
2つも買った。
ひとつはリビングの一番真ん中の壁に飾る大きな掛け時計。直径35cmなので結構大きい。
以前使っていたレムノスの時計も気に入っていたけど、数年も経たないうちに常に５分遅れの時を刻むようになった。
電池が古いのかな？と思って入れ替えても結果は同じで、やはり５分遅れる。
それでも、ちょっとだけ高価だったのと、見た目が好きだったので、なんとなく我慢して、家族にも「この時計の時間プラス１０分で行動してね！」などと言い、なんだかすごくややこしい感じの状態で3年くらい過ごした。
我が家の一番目立つ中央の壁に位置しているくせに堂々と間違っている時計。
誰にも信用されない悲しい時計。(泣)
多分風水的に最悪だ。(知らんけど)
多分絶対そう。(時計に罪はない)
小学生の息子が、アナログ時計が嫌いなのはこのせいかもしれない。
(あーあ…時計のせいにしてるよ)
紛らわしいのであえて見ないようにしていた…。(もう早く外して…)
今年に入って、とうとう時計の動きが止まった。
どうせ電池を入れ替えたところで、５分遅れるよ…と思いつつ時計を壁から外したら、秒針が逆方向に進んでいく…。もうこれはダメだ…。
やっと買い換える決心がついた。
もうひとつは、日めくりカレンダーのごとく、日付と時間、湿度などが表示されるもの。
「今日何日だっけ？」とか「今日何曜？ゴミの日？！」とかの不安がすぐ解決される。
パッと見てすぐ分かる…‼︎
「うむ…コレはいいものだ…！」と思って、自宅用に購入したけれど、後からレビューを見ると「認知症の母の為に購入しました」とか「祖父母へのプレゼントに」とかばかり書いてある。中年でも使っていいよね。老年予備軍だもの‼︎
とにかく…これで長年の懸念事項がひとつ解決。
家の片付け事になるとどうしてこうも腰が重くなるのは何故なのか。自分でも不思議でたまらない。
新しい時計たちを迎えて、ようやく我が家の狂った歯車が、正しく動き始めてくれるのではないかと期待している。