【崩壊スターレイル】アベンチュリンはあなたのパーティーを高威力全体攻撃から守ってくれる
Xのタイムライン上で崩壊スターレイルをやってる人が最近増えている。
そんな初心者の皆さんを含め、タイムライン上でスターレイルやってる人で最終的に黄泉を引いてない人がいなかったかもしれないレベルでみんな黄泉を引いている。正直なところ疎外感を覚えている。
黄泉は強い。戦闘能力もそうだが、戦闘拒否の秘技が本当に強すぎる。システム面において黄泉は確実にゲームチェンジャーだ。
だがそれでも私はアベンチュリンを選んだ。
これは黄泉を引いたあなたにも、アベンチュリンを引いてもらうためのnote。(エリシア風)
なぜそこまでアベンチュリンを推すのか?
この問いの答えは単純で、黄泉と同じくゲームチェンジャーになりうる存在だと個人的には考えているからだ。
戦闘をスキップできる黄泉がシステム面のゲームチェンジャーだとしたらアベンチュリンは戦闘面、特に「格上」との戦闘におけるゲームチェンジャーだと考えている。
「格上」とは?
そもそも格上とはどんな存在か。自分より数値の上で強い敵だ。
つまり相対的な概念であるため、個々人のゲームの進行度によってどこまでが格上の存在なのかは異なる。
ゲームを始めたばかりの人にとってはスキャラカバズも格上だし「十の石心」博戯の砂金石も格上と言える。
逆にリリース日からこのゲームをある程度欠かさずプレイしているような人にとっては、スキャラカバズもボスンチュリンも仕様上Vキーが押せるなら、押せばそれだけで倒せるような敵に過ぎない。
しかしそんなスキャラカバズやボスンチュリンを赤子の手をひねるがごとく倒せるプレイヤーにとっても格上が存在するのがこのゲーム。
それが模擬宇宙の拡張機能、即ち宇宙の蝗害の難易度V干渉レベル20や黄金と機械の難易度V難題12といったような敵たちだ。
崩壊スターレイルにおける「格上」との戦い
ここでいったん、スターレイルにおいて格上との戦いはどのような様相を呈するのかを確認しよう。
スターレイルにおけるバトルで用いられる数字は主に
・与ダメージ
・被ダメージ
・速度
の3種類だ。事実、模擬宇宙の拡張機能で干渉レベルが上昇した際に上昇する数字はこの3種類である。
敵が強ければ、敵から味方に対する与ダメージは当然に上がる。
敵と味方キャラクターにレベル差があれば敵の被ダメージは下がる。
敵のほうが味方より早ければ、味方に回ってくるターンは敵より少ない。
つまり格上との戦いは
・敵からのダメージは痛い
・敵にはダメージが入らない
・味方にあまりターンが回ってこない
戦いになる。
そうなると、格上との戦いにおいては
・耐久力があり、
・高いダメージを出せる。
・味方にあまりターンが回ってこなくても
という条件を満たしたキャラクターを編成したいわけだ。
スターレイルは通常、パーティーを編成してキャラクターごとに役割(ロール)を持たせて敵と戦うゲームであるため、1人がこの条件をすべて満たす必要はない。
アタッカーなら「自分にあまりターンが回ってこなくても高いダメージを出せる」ことは求められるが、パーティーに編成した別のキャラクターが守ってくれるなら、高い耐久力は無くても良い。次に回復を受けられるときまで倒されなければ良いからだ。
同じ理由で生存補助もアタッカーが火力を出してくれるのなら、高い火力は求められない。ただし、自分にあまりターンが回ってこなくても味方を守り切ることが求められる。
そして宇宙の蝗害や黄金と機械の最難関では、この「自分にターンが回ってこなくても味方を守り切る」というのがかなり大変であるため、生存補助はこの役割に徹したいのだ。
たとえば黄金と機械の難易度V難題12では7,000とか8,000みたいなダメージが全体攻撃として飛んでくる。宇宙の蝗害難易度V干渉レベル20のボススウォームの強襲などはフルヒットすれば数万ダメージになるのではないだろうか。
スターレイルはアクションゲームではないため、敵の攻撃を回避の無敵時間でやり過ごすことは出来ない。
ボスのHPは1ゲージあたり500万程度あり、1ゲージを削り切るごとにボスは1度行動値を100%減少させる(≒即行動する)。
そうなると相当な祝福の上振れや運命強化がない限り、敵に一切の行動を許さずに倒し切ることは現実的ではない。
大抵の場合、敵の攻撃を耐える必要がある。
さて、どう耐えるべきか?
速攻や裏技的な攻略法もある。
カンパニー時刻を使う、記憶の運命と三月なのかあたりを組み合わせて離神で削る、といった方法だ。
カンパニー時刻以外のサイコロを使う必要がある場合は記憶を用い、記憶以外の運命を使う必要がある場合はカンパニー時刻を用いる。
そうすれば確かに報酬を取り切ることは可能だ。(宇宙の蝗害難易度V干渉レベル20はこの方法ではクリアできないが、そもそも宇宙の蝗害難易度V干渉レベル20には報酬がないため、クリアする必要もない。念のため)
しかし、次の模擬宇宙の拡張機能が必ずしもそういった方法で攻略できるとは限らない。
つまり、あなたに模擬宇宙の拡張機能をプレイする気があるならば、いずれ超高威力の全体攻撃と向き合うことになる可能性が常にある。
アベンチュリンは高威力の全体攻撃に強い
崩壊スターレイルにおける限定の生存補助はアベンチュリンを除くと3名いる。
羅刹、符玄、フォフォだ。
これら3人は高威力の全体攻撃に弱い。
アベンチュリンは高威力の全体攻撃に(ある程度ではあるが)強い。
端的に書いてしまうと、これがだいたいの人がアベンチュリンを引くべき理由だ。
アベンチュリンの性能について軽く書いておこう。
まず軌跡効果で戦闘に入ると自動的にバリアを付与する。
また、スキルでジェパードの必殺技と同じくらいのバリアを味方全体に付与可能で、1凸すると必殺技でもスキルと同じ効果量のバリアが付与できるようになる。
パーティーメンバーや自分が攻撃を食らう、もしくは必殺技を使うことによって溜められるスタックが7に到達すると反撃を行い、その反撃によっても少量のバリアを味方全体に付与できる。
加えてアベンチュリンの付与するすべてのバリアは累積が可能だ。
そして味方全体の効果抵抗を50%上昇させる。
これらのついでに防御力を参照し自身の会心率が上がる、必殺技で敵の被会心ダメージを上げるなどの火力要素があり、2凸以上は主に火力補助やアベンチュリンの火力上昇に寄与する内容となっている。
4凸未満の羅刹とフォフォは受けるダメージを軽減できず、高威力の全体攻撃には弱い。
符玄も窮鑑の陣を使っている際に符玄自身が受ける全体攻撃のダメージが約2.4倍になるため、高威力の全体攻撃には弱い。
しかし、アベンチュリンはバリアで攻撃を受けるため、ある程度までの威力の全体攻撃に強く、符玄があまり恩恵を受けられなかった存護の祝福との相性も良い。
バリアの効果量を上昇させる星間構築・四角推やバリアを持つキャラクターの被ダメージを減らせる構築・確固を強く使える。
当然強化後の対消滅回帰不等式などの単純な被ダメージを減らせる祝福も有用で、上記の「ある程度まで」の範囲をさらに広げることができる。
模擬宇宙の祝福の中で随一のダメージ軽減率を誇る明澄瑠璃の身を強く使えるのも非常に高評価だ。
つまるところ
キャラクタープールがまだ浅い初心者は限定の生存補助であるアベンチュリンを優先して引くべきである。
また、模擬宇宙の拡張機能でフォフォや羅刹のみを編成して、パーティーが一瞬で全滅した経験があっても。
ボススウォームのスウォーム強襲、グリズリーの殲滅指示、アルジェンティの純美の勇気賛歌で符玄がワンパンされた経験があっても。
それでも模擬宇宙の拡張機能をクリアしたいなら、アベンチュリンを引くべきである。
ちなみに模擬宇宙の拡張機能をやりたくない人は無理に引かなくても良いと個人的に思う。
ただし、模擬宇宙の拡張機能には蝗害と黄金合わせて8500個の石が眠っている。
石を全て取るために干渉レベルの高い蝗害や、黄金と機械の難題12をクリアする必要はないが、黄金と機械については難題6まではクリアする必要がある。難題6でも祝福の取り方を間違えれば符玄はしっかりワンパンされるため、拡張機能の報酬が欲しいだけの人も安心してアベンチュリンを引いて良い。
アベンチュリンをどう引くか?
ここまで書いたアベンチュリンの魅力に対して「いや別に……」となった人はこれ以降の内容は関係ない。
その貴重な時間は黄泉で雑魚狩りするなり、模擬宇宙を周回するなり、終わらせていないサブクエストを終わらせるなりするために使うべきだと考える。
ここから先はアベンチュリンを引く人向けの内容だ。
アベンチュリンを引くのは良いが、無凸確保まででいいのか? モチーフ光円錐を確保するべきか? そういったところについて書いていく。
結論:格上への性能を上げるなら1凸が最強
格下に出すならアベンチュリンでなくても良いという前提に立ち、格上と戦うためにアベンチュリンを引くならば、モチーフ光円錐より1凸を優先するべきだ。
というのも、模擬宇宙の拡張機能の最難関については、アベンチュリンのターンにスキルでバリアを貼ったとして、次にアベンチュリンのターンが回ってきてバリアを貼りなおす前に、バリアを貫通した上で味方が倒れる可能性も考えないといけない。
それを防ぐためには1凸し、必殺技でもバリアを付与できるようにしておきたい。
差し込みバリアが可能になり、生存率がグッと上がる。
また、巡狩の運命を使う場合も1凸しておきたい。アベンチュリンのバリアは3ターン継続する。
つまりキャラが3回動くと消えるのだが、巡狩の運命は反響構音も含めて再行動の手段が多く、アベンチュリンの次のターンが回ってくるまでにアタッカーの3ターンが経過している可能性がある。
繁殖の運命を選択し、2凸以上の飲月を使う場合もアベンチュリンの1凸があると非常に心強い。
理由は巡狩の運命を使う際に1凸が欲しい理由と同じだ。
従って個人的にはモチーフ光円錐より1凸派である。1凸でも火力補助は出来るし。
ただしこの理屈には穴がある。
というのも、2凸以上の繁殖飲月と組ませた無凸モチーフ光円錐無しのアベンチュリンでも黄金と機械の難題12をクリアできてしまっている。
しかも「戦闘推演」や「投資と売却」といったあまり強くないサイコロの難題12をだ。投資と売却はワントライとはいかなかったが。
つまりアベンチュリンの1凸は「あれば格上と戦う上でさらに盤石となる嬉しい性能」であるものの、その性能が本当に欲しいのは宇宙の蝗害難易度V干渉レベル20や、今後のさらに難しい模擬宇宙の拡張機能ということになる。
つまり今のところ、宇宙の蝗害難易度V干渉レベル20をやらない、もしくは2凸以上の繫殖飲月を使わないのであれば1凸は要らないし、格上性能を目的とするならモチーフ光円錐も要らないのだ。さらにいえば模擬宇宙で使う前提であるなら時空のプリズムを取得すれば無凸でも1凸効果を使える。
時空のプリズムを引ける前提なら熱的死の固有値と予兆的被写界深度を引ける前提で符玄1人で耐久する? ある程度、上振れ下振れに左右されず格上を倒したいからアベンチュリンを引けという話ではなかったのか、だって?
なら1凸しましょう。私は推奨します。
最後に
アベンチュリンは(黄泉もだが)創作体験サーバーで、一部クリエイターたちに対して事前に試遊の機会があり、性能が公開された。
それらの動画をいくつか拝見したのだが。
アベンチュリンの格上に対する性能、つまり模擬宇宙の拡張機能における性能について言及されている動画は多くなかったように見受けられた。
しかもその動画においても10秒程度の言及だけで、加えてカンパニー時刻で存護のバリア硬いぜ、みたいな動画。カンパニー時刻ではキャラクターの性能は分からない。
別にいつもキャラクターを解説いただいている方々に苦言を呈したいわけではない。
事実として軌跡のノードに虚数属性ダメージがあるし、凸の内容を見てもある程度アベンチュリン自身でダメージを出すことが想定されているのは理解できる。
ただ、アベンチュリンの格上に対する性能にも誰か触れるべきだとは思った。
あとめっちゃ持続ダメージとかデバフ付けてくる敵にも強いことにも。接待されるならこっち(大量のデバフを付与してくる敵が出てくる)の方向性な気がする。
キャラクター単体のnoteを書いたのは羅刹以来だ。ほぼ1年ぶりとなる。
符玄の時はnoteを書かなかった。フォフォの時もnoteを書かなかった。
アベンチュリンは書いた。
つまりはそういうことだと認識してもらっていい。
まぁ、現時点かつ相対的な評価によるものではあるが。
アベンチュリンについてのnoteは以上だ。
noteに対してのスキやXでの拡散等、とても励みになります。良かったらぜひ。それでは。
サポートいただけると今後の記事が少し手の込んだものになるかもしれません。多分なります。