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政治不信解消に向けて

思うに昨今の政治不信は、議員が議会以外の場で具体的に何をしてるのかを、地域住民国民がイメージできないというところにある。
つまり、少数の議員経験者とその他大多数の非経験者との間の情報格差の問題なのだが、ではその格差を埋める役のマスコミはと言えば、こちらもあまり信用されていない。マスコミ以外の人間から見れば、議員と同様ブラックボックスだからだろう。

となれば、実際に住民に議員や首長を務めてもらって各自で確かめてもらう以外に、ここまで落ちた政治不信を回復する手段はないように思う。
例えば立候補を義務化する、あるいは選挙もやめてしまって現行の裁判員制度のようにクジ引きにするなどの手段で。

この場合の最も大きな懸念材料は官僚や地方の高級役人に実権を握られやすいことだが、こうしたデメリットからも、議員にパワハラ気質の人が多い理由、知識で対抗するために優秀な秘書が必要なことなど、様々な気づきを得ることもできるかもしれない。それ以外にも経験したことで初めて見えてくることが沢山あるだろう。

そうしたプロではない人々が発信する体験談が増えれば、議員は特権階級であるという意識が薄れて闇雲に恐れなくなったり、また落ちやすい陥穽の情報共有もできるようになるに違いない。

いきなり国政からという博打は打てないにしても、どこかの小さな町で試したい。

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