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003_画期的な合体システムを搭載したプラモデル!「合体マシン」ブーム

みなさん、合体ロボットと言われ思い浮かぶロボットは何ですか?
わたしは、アトランジャーです。

こんにちは。トレトロです。名前のとおり、レトロが大好きです。
フリーランスのWebディレクター兼デザイナーをしています。

レトロ好きの仲間との飲み会で、よく昭和50年代(1970年代後半)の話をして「なつかしい!」と、皆で盛り上がっています。

そこで、勝手にレトロなお裾分けということで、
昔の話をnoteにまとめることにしました。

子どもの頃に、突然やってきたブームについて書いていこうかと思います。

あくまで、私の周辺の狭い話となってしまいますが、楽しんでいただけますと幸いです。

さてさて、今回のブームは・・・

合体マシンブーム

私が初めて合体マシンに触れたのは、幼稚園の頃です。
その後、小学3-4年生までずーーーっと合体マシンシリーズの虜でした。

最近、復刻した合体マシンシリーズの「合体巨艦ムサシ」を購入。
作っても飾る場所がなく、未組み立て状態のままです。
あと、アトランジャーも。(下記画像参照)

合体シリーズは、当時の子どもたちの憧れでした(多分)

アトランジャーといえば、プレイステーションの「ゲッP-X」というロボットシューティングゲームにゲスト出演してましたね。

OPムービーに「アオシマ」の名前があったので、もしや?!と思った方は多いのでは?
めちゃくちゃウレシいコラボでした!

4体合体というシステムにしびれた! でも・・

合体マシンは、アオシマというメーカーが発明した画期的な合体システムを搭載したプラモデルです。キャッチコピーは「創造のプラモデル」!

頭、胴体、両腕、両足
の4つに分割され、合体することで1体のロボットになるというもの。
ロボットはアオシマのオリジナルで、私は「レイガード」「バイオス」
「アトランジャー」が好きでした。

中央のロボットがレイガード。某サンライズ製ロボG7に見えなくもない・・
分割によって、頭部がひどいことになっているケースもある(右下)

強引に分割したと見えなくもないですが、よ〜ぉく見ると、カッコいい!?

さて、4つに分割されたマシンは、各100円という子どもにとっては非常にやさしい値段設定で、近所のプラモデル屋さんで気軽に買うことができました。
ところが、各マシンはバラ売りされているため、4つそろうことがまずなかったのが残念でした。大抵、頭がないんですね。
プラモデル屋さんをハシゴして、3つまではそろうのですが、頭が・・・

なぜ、4体セットで売らないのか。なぞでした。
お店では足や腕部分ばかりが売れ残っていましたね・・

縁日でも大人気?!合体マシン!

なかなか4つそろえられない子どもたちが、全国でどれくらいいたかわかりませんが、そんな不遇の小学生たちに救いの手が差し伸べられます。

夏祭りなどの縁日です。

縁日のくじ引きや射的の景品として、
4つそろった状態で置かれていました。
私は運良くアトランジャーをゲットできましたが、複数回チャレンジしましたので、おそらく、いまでいうプレミアム価格での購入となりました。

プレミアム価格、昔からあったんですね・・

あと、4つセットで購入できた場所としては、ダイエーなどのおもちゃ売り場。昔は店舗によってはプラモデルも置かれていて、そこで正規の値段で購入できました。
箱はかなり色褪せていましたので、売れ残りだったんでしょうね。

ロボだけじゃない!すごいぞ合体マシン!!

この合体システムは本当にすばらしい発明です!
実にいろいろな「合体」があったように思います。
ちなみに、前述した4体合体ロボットは、合体シリーズのひとつ
「ミニ合体マシンシリーズ」です。

・合体レッドホークヤマト(合体すると某宇宙戦艦みたいになる)
・合体ミニモデルカウンタック(合体すると・・)
・合体空母レッドホーク(合体するとかっこいい宇宙空母になる)

上記は一例ですが、
特筆すべきは、どれもデザインがカッコイイこと。
パッケージアート全集とか出して欲しいレベルです。

受け継がれる合体魂!

合体マシンとともに育った私は、いまでもその影響を受けています。
大人になってから、レゴのオリジナル作品コンテストに「合体戦艦アドレッセンス」で応募しました。
残念ながら賞は何もいただけませんでしたが、
私的には大満足の出来でした。

ちゃんと3体合体します。3号にタイヤが付いているあたり、アオシマイズムだと思いませんか?

3分割しても、ちゃんとかっこ良さを維持できるよう考えて作っています。また、レゴで何か作る時は、できるだけ四角ブロック型や屋根パーツ、タイヤなどの「基本パーツ」のみで構成するようにしています。
特に意味はないのですが、単に「創造」とはそういうことだと勝手に思っているからです。想像して創造するプロセスが楽しい!
いわゆる、アイデア勝負みたいなのが昔から好きなのです。

(オマケ)模型店

町の模型店を見かけなくなりました。近所にあった店舗も採算がとれなくなったらしく、閉店してしまいました。
マスター(店長)とお話ししながら、キットを選ぶ、そんな空間が好きだったのですが、ほんとに残念です。

小学生当時は、ハシゴができるくらいあちこちに点在していて、お店によっても若干の特色がありました。スケールモデルに強い店、ロボットアニメ系に強い店、モデルガンなどミリタリーに強い店、鉄道模型に強い店などさまざまでした。

マスターも、おじさん、おばさん、お姉さんとさまざま。通っていると顔見知りになり、店先でお茶とお菓子を一緒に食べたりお店の人と過ごすなんてこともありました。

私が一番通っていた小さなお店では、棚に並べているというより積んでいる状態でした。狭い店内は入り口からマスターのいるレジ前まで一直線。
両脇にプラモデルの箱が山積みにされていました。
箱には値段のわかる値札がついていなくて、気になるキットがあれば、マスターに「これいくらですか?」と都度尋ねるシステム。

マスターは、常にテレビを見ながらお店番していたので、店に小さな私がいることに気づいているのだろうか?と時折不安にもなりました。

キットを持ってレジ前に行くと、マスターがその箱をパンパンと軽く叩き、ほこりを払うのを見るのが好きでした。
ちゃんと作ってくれよ!と、そのキットに言われてる気がしたのです。

品揃えも良かったと思います。
欲しいキットがどこにも売られてないとき、
電話で在庫確認すると少し待った後、「ありますわ」の一言。

また、よぉーく観察すると、レアな掘り出し物が出てきたりもしばしば。
それこそ、合体ロボの一部が出てきたりとマスターの目利きは、いま改めて思うとすごかったんだな〜と。

ただ、価格については、一切の割引はありませんでした。定価のみ。

この模型店では、ほんとにたくさんのプラモデルを買いました。
良い思い出です。


今回のお話はここまでです。
読んでいただきありがとうございました。

次のブームでまたお会いしましょう!

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