今、ゼロからイラストレーターを目指すとしたら何をするか考えてみた。
この間こんなnoteを書いたら面白そうだなと思ってツイッターでつぶやいたら、思ったより多くの方に反応いただけたので書いてみようと思います。
と、その前に今の状況になるまでの流れはこんな感じでした。
①会社員(パチンコ屋の役職)
(店のPOPやチラシ作成などでイラレとフォトショは触ることがあった)
②会社買収の話が出る
(このままではマズイと思い、この時に何かイラレを使って少しでも稼げる方法がないか探して見つけたのがストックイラスト)
③労働組合を作り、労働紛争しながら1年半後に会社なくなる
(この頃にはストック収入は15万くらいあり、お仕事の依頼もちょこちょこ入るようになっていた。その後の生活の足りない分は貯金で賄っていた)
④ストックを4年続けた頃にはクライアントワークでスケジュールが埋まる
(ストックに手が回らないし、クライアントワークのほうが瞬発的な収入が高くストックを休止。クライアントワークのみに集中)
⑤そこから2年くらいクライアントワークに徹していたが、、
(ストックの収入も下がって行き、納期また納期でこれを歳とってもずっと続けるのは無理かもと思いだす)
⑥去年の春?夏?くらいからストックを再開しクライアントワークと両立
(仕事を厳選し、ストックも再開することで時間的、体力的にも安定してきた)
のようにかなりストックの先行者優位の恩恵を受けた感じでイラストレーターになりました。
8年以上前の当時と現状では状況もかなり違うと思うので、もし今ゼロからイラストレーターを目指すとしたらどうするかなぁと考えてみるのも面白そうです。
※あくまでも私のイラストに合った自分の考察なので、方法はたくさんあると思います。
【ストックイラストはやっぱりやる】
私がはじめたときのような先行者優位はなくなったかもしれませんがストックイラストは、やはりやりますね。
理由は、、
・営業ツール
・自動収入
・技術向上
・市場調査
あたりでしょうか。やった分しか収入にならないクライアントワークでは体力的な収入限界があるので、別に自動収入の仕組みづくりが大事だと思っています。
あとは年齢的にきつくなってきたのと、老後に楽したいからとかそんな理由です。
やはり最初なので月に50~100点づつは登録していくと思います。
各サイトの表示が1ページ50点や100点刻みが多いのでテーマも100刻みで作ってポートフォリオの見栄えや検索しやすさを意識すると思います。
営業ツールの要素を濃くしたいですね。
【サイトは絶対つくる】
今までのご依頼のほとんどがサイトからです。
では、なぜストック経由だとわかるかというと、クライアントが「ストックサイト拝見して問い合わせました」と仰ってくれたり、タッチの指定の画像がストックサイトのものだったり、カンプが入っていたりするからです。
これから察するにクライアントはご依頼する際に、、ストックサイトを見る(認知)⇒サイトの実績を見る(信頼性)⇒問い合わせ(発注)となるようです。
なので窓口として必須とも言えると思っています。
最初、実績のない状態でつくるとしたら売り込みたいイメージをモックアップで作って載せると思います。モックアップは見栄えも良いし、発注者さんのイメージも湧きやすく伝わりやすいと思います。
サイトの作りに関しては、常盤クニオさんがオススメのポートフォリオサイトをツイッターで紹介していたので参考にさせてもらいましょう。
【新人・駆け出し・1年目などは名乗らない】
理由はこちらにメリットが見つからないということです。発注者の目線で考えると「そ、それはコワイ~」となるかもしれませんね。
でも新人・駆け出しを付けている人より腹くくってる気がしませんか?
言い方悪いですが、駆け出しを盾に保険をかけるような考えは持っていない人達です。
全員がそういう意図で付けているとは言いませんが、保険や値切りの対象として一部で捉えられてしまうのも事実です。
嘘をつけと言っているわけではありません。聞かれたら素直に答えればいいだけです。別に1年未満は付けなければいけないという義務などないのですから。
クライアントも自分のイラストを見て描いて欲しいと発注しているわけなのでクオリティ的な部分は変に臆する必要はありません。
大事なのはデータの内容だったり、取り引きのルールやマナーです。わからない部分は必死にネットで調べたり、先人や他のプロのイラストレーターに教えを乞いましょう。
仕事を受ける以上、責任を持って最後まで遂行するのは言うまでもありません。
、、と、私は思っています。
【横の繋がりを作る】
同業の交流会やコミュニティなどは意味がないという意見もチラホラ出てますが、私的にはかなり需要だと思ってます。
なぜなら私自身が以前は横の繋がりを持っていなくて苦労したからです。
上記のように経験が少ない状態で仕事を受けた場合に聞く相手がいません。
横の繋がりがあれば防げるような事も防げなかったり、時間がかかったりしてしまいます。
初期の段階で確実に仕事をするためには必要だと思います。
【身近なところに声をかけてみる】
いきなり一つの実績もなくポートフォリオ作って企業に持ち込み営業とかはやらないと思います。
まず、ほんと行きつけの店や身近な店(美容室や居酒屋など)にショップカードやチラシ、DMなど「ちょっとどう?」と言う感じで声かけてみようかなと思います。
画像やモックアップよりも説得力があるので実物のある実績は欲しいところです。
【ココナラをやる】
いい意味でも、逆の意味でも話題になっているココナラですが昔よりは金額の幅もできているのでやってみると思います。
値段設定も自分でできるみたいなので、かなりマーケティングすると思います。企業案件に繋がるという話もよく耳にします。
その後、直接取引が規約的に可能か定かではありませんが別案件でクライアントがサイト経由で依頼してきたら、ココナラから発注してくださいというのもおかしな気がします。規約はどうなっているのか知りませんが。
ココナラはいずれ卒業を目指して取り組むと思います。
【クラウドソーシングもやる】
クラウドワークスとランサーズもやってみると思います。
理由はココナラとほぼ一緒でコンペよりもプロジェクト型を中心に取り組みたいです。
こちらもいずれは卒業したい。
【団体やエージェンシーに登録する】
イラストレーターズ通信、シュガーに登録します。
この2つはお仕事に繋がるとよく聞きます。相談などもできるそうなので有難い限りですね。
あとアスタリスクにも登録するかもしれません。
==各エージェンシーの作家登録ページ==
・イラストレーターズ通信(審査・会員費あり)
・シュガー(審査・無料/有料登録あり)
・アスタリスク(今はアスタリスクディスカバリー?)
【イラストレーターとしての方向性】
専門性をあげてターゲットを絞るか、今のように複数の絵柄で行くかですね。賛否両論あると思いますが、、
私の技量、イラストのスタイル的に今と同様に複数で行くと思います。
専門性を高めたり、作家性を売りにすれば1点あたりの単価も高くなり認知度も増しますが、私の場合如何せん違う畑からの参入になるわけで、なかなか難しいと思います。特に最初のうちは露出もままならずブランディングもなされていないので博打になってしまいそうです。
それに今までの色々な絵柄の仕事が、1つの絵柄以外は存在しなかったことになるということですよね?ちょっと今の私では考えられないです。
色々な絵柄で幅広く沢山の仕事をいただきました。色々なクライアントにも出逢えました。今のスタイルを私は変えないと思います。
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と、まぁこんな私の勝手なもしもの話をして参考になるのかわかりませんが書いてみました。
この他にも仕事に繋げるための種まきは沢山あると思います。
しかし、商談イベントや新規の持ち込み営業などは上記を行って賄えなかった場合にそれまでの実績を手に挑戦すると思います。
理由は比較的実績がものをいう方法でハードルが高いからです。
しかし、それまでに生活できるだけ稼げてなかったら生きるためにガンガンやると思います。