熱帯夜の眠り方
寝苦しい夜は、いつも夜中に目が覚める。
とても寒がりな私は、エアコンが苦手で、あまり室温が低いと体調を崩してしまう。
結婚していた時は、元夫とエアコンの温度で喧嘩になり、寒がりの私は、24℃の部屋で長袖を着て布団をかぶって寝ていた。
寒いとトイレが近くなるので、目が覚めたらトイレに行って、戻る頃には猫が私の寝床を奪ってる。布団の真ん中を陣取る毛深いヤツに寄り添われて、すみっこで寝ていたっけ。
離婚して、猫がそばに居なくなり、室温で言い争う相手がいなくなった今、それほど暑くない限り、また大雨が降って降り込まない限りは、扇風機と冷たい枕を使って寝ている。
そして2年前、入院していた時に知ったのが、長時間冷却力が保たれる枕。
今までの枕は日付が変わって丑三つ時にはぬるくなっていた。手術後の侵襲ストレスで熱が高く、頭も痛かったある夜、冷たい枕を使いたいと伝えて夜勤者さんに持ってきてもらった。時間を見ると、明け方くらいには交換してもらうんだろうなとか思っていたが、持ってきてもらった枕が、なんと朝起きる時までしっかり冷たい。
おおっ、画期的!
退院してすぐ、交換用も含めて二つ、家族に頼んで買ってきてもらった。
今ではものすごく重宝している。エアコンがなくても眠れるのはありがたい。
夜は250mlの水を入れた水筒を枕元に置き、バスタオルでぐるぐる巻きにした冷たい枕、タオル地のシーツ、タオルケット、汗でお腹が冷える場合はパジャマの下にタオルを挟んでお腹の汗を取る。
あとは扇風機とサーキュレーター、窓に隙間を開けておける窓ロック。
少し寒くなりそうなら窓を一カ所閉める。暑ければ2カ所開けておく。
熱帯夜はエアコン。我慢は禁物。使っても28度でおやすみモードくらい。熱帯夜と思う基準は体感。
そういうわけで、なるべくエアコンを使わない生活で、電気を使わず若干エコに過ごせているのかなと自己満足している。