年長双子が別の部屋で寝るようになった日の父親の心の叫び
マジで子育ては人生を楽しませてくれるわ。
泣けるけど。
ニトリで買ったベッドセット。
「自分の部屋で寝るの怖い」って言うと思ったらビビりながらも平気な感じで、生まれてから6年間一緒だった寝室から出て行っちゃった。
こんなにあっさり離れられると思ってなくて泣いちゃう俺。
泣いちゃう。
さみしい。
自分たちの部屋は、与えはするけど彼らがそれを主戦場にするのはもっともっと大きくなっての遠い遠い未来だと思っていた。
自分のことを振り返っても小学生で部屋は与えられていたかもだけど、すぐに1人で寝たわけでなく母親と寝ていたと思う。
だから我が子もそうであると思い込んでいたのだ。
そりゃ我が子たちは双子で自分自身は一人っ子だから全然違うとは思っていたけど、双子パワーはホントすごい。
片割れがいれば怖いもんなし的なところがありとあって、『ベッドが届いたその日から双子だけで寝れるよ!』なんてことになるなんて、親が心の準備が出来ていないよ。
結構、俺自身そのことに凹んでいて、翌日は(うわぁ今日から寝る部屋別なのマジ悲しいわぁ)って仕事中も思ってて、この感情って何ぶりだろうって振り返ったら「卒業式」なんだよね。
明日からももちろん友達は友達なんだけど、この教室、この廊下の端っこ、校庭ではもう会えない。
それに近い。
産まれてからの6年、妻と双子たちと自分との4人でそれこそ365日いつも一緒に同じ寝室で寝ていたから、仕事帰りで遅くなった日もその寝室には妻と双子の寝顔があった。
でもその寝室から卒業していってしまった。
それはそれは素晴らしいことではあるんだけど、担任の私はとってもとっても悲しい。
この1年ぐらいは毎朝1番に起きる息子に「おとう、トイレ行こう」って起こされて2人でトイレ行くのが日常であった。
自分のベッドから起きたら俺に声掛けてくるかなと思ったら、声掛けてこなかった。
娘に声を掛けていた。「ハシゴ気をつけて降りなよ」って。
父親に声をかけるよりも双子片割れに対して、心配の声を掛けていた。
完全なる成長。
完全なる「朝トイレ1人で行くのが怖いからおとうに声を掛けて一緒にトイレ行くこと」からの卒業。
卒業される側の人間なんだったな俺は。と改めて叩きつけられた。
そしてちゃんとそれを受け止めていかなければいけない立場なんだ。
どんどん育つ我が子を見続ける。
ホントに楽しい6年だった。
この寝室には産まれてから今までの全ての夜、それとお昼寝が詰まってる。
あぁ寂しいなぁー寂しいぞチクショー!
まさか自分の部屋与えられた初日からそこで寝れる子供達がいるなんて!
それが我が子達だなんて!
子どもの成長を喜べない親はクソだよ。
俺は嬉しいよ。
でもさみしいよぉ。
こーの寝室からの卒業っ!!!!
おめでとう!マイラブリー双子!
泣けるよ。ホントに泣ける。