コロナから学んだ一週間

こんにちは。コロナに感染しました。これを書いている今、自宅待機期間の最終日です。

私は、もうコロナは終わった話と思っており、さらに自分は感染しないという謎の自信をもっていました。

しかし、現実にしっかりと感染し、しっかりと軽くない症状が出ました。

振り返っても後悔することはあまりないのですが、コロナという感染症に当事者として関わったことで、いろいろ学んだこともありましたし、思うところもありました。

もしかしたら、まだ感染したことがない方に参考にしていただけることもあるのではないかと考えペンをとった次第です。

一日目（症状出始め）

家に帰るとのどがイガイガしはじめる。「あ、風邪のひき始めのやつだ」と感じて葛根湯を流し込む。

のちにコロナと分かるのだが、コロナに葛根湯は無意味と学ぶ🥸

二日目

朝起きると、予想通り、喉の痛みや寒気が増した。仕事はお休みをもらった。

二度寝をしてお昼頃に起きると体調は悪くなかった。昨日の葛根湯が効いたと自分を褒めた。さらに、市販の風邪薬を飲み、安静にしてテレビゲームをするなど回復に努めた。

ゲームを終える頃には少し寒気がして「やべ、調子に乗りすぎた」と思っていたが、そんなレベルの話ではないことを翌日知ることになる。

夜になると明らかに体調が悪くなる。熱を測ると39.6℃。さすがに察した。察するとなお体調は悪くなってくる。

夜でもコロナ対応をしてくれるところをスマホで調べて、電話してみる。

相手「今、検査してもらえるところは近くにありません。できれば、今晩は市販の解熱剤を飲んで休んで、明日の午前中に該当の病院で検査をしていただくのが良いと思います。」

私「わかりました。」

相手「ご自宅はどちらですか？検査してもらえる病院はお近くですと○○病院、または○○病院、またはえっーと○○病院ですね。あと、あまりお勧めしないんですが県がやっている●♪▲※というのがですねー、ちょっと説明すると…」

私「最初の病院に行くのでもう良いです。ありがとうございました。」

対応に慣れてるのは良いが、病人相手ということをもっと考えた方が良いと思う🥸

三日目

起きると体調はすこぶる悪い。のどが痛すぎる。トーストを飲み込むのも、コーヒーを飲むのもつらい。なんなら唾を飲むのすらつらい。

さっそく病院に電話してみる。コロナ対応で忙しくて雑な対応されちゃうのかなーと思っていたが素晴らしく丁寧な対応。

しかもコロナは優先なのか、かなり早く対応してくれた。テキパキテキパキことを進めて下さり、秒でコロナ陽性と言い渡されたわけなんですが、対応の素早さには本当に頭が下がる。

対面が無理なので電話でお医者さんと話したが「きょうかいさん（仮名）コロナでしたのでー⤴︎」って言われたときは心の中で笑ってしまった。

最後、車の窓から料金支払いをしたが、向こうの人がポリ袋の口を広げてそこに自分でお金を入れないといけないのは悲しかった。仕方ないけど。

四日目〜六日目

この期間が一番きつかった。間違いなく人生で一番つらい風邪。

まずはのどが生きているのも嫌になる程に痛い。先述したが、唾を飲むのにも一定の覚悟がいる。無論、水を飲むのにもだ。

さらに痰がからむが、この痰を切ろうとするだけでのどに大ダメージ。頑張って痰を切っても（汚いけど）これを飲むとまたのどがやられるので、いちいち洗面所に吐きに行く。ただ、寒気と立ちくらみのせいで布団から出るだけでも死線をくぐることになる。

口呼吸をするとのどが渇いて良くないので、鼻呼吸を試みるが両鼻が詰まり、文字通り詰む。

途中で気がついたが、寝ている時より起きている時の方が飲み込むのが痛くない（それでもめっちゃ痛い）。食道が開くからか？だから必ずしも寝ている方が楽というわけでもない。

そんな中、インターホンが鳴った。誰か来た。辛かったが宅配便かもしれないので無理して画面越しに返事をすると、

「エホバの証人です。神様は●♪▲※ ●♪▲※。玄関先に出てきていただけますか？」

人生で霊丸が一発だけ撃てたらここでつかっていたと思う。「今、コロナ陽性で玄関先に出れないんですよー」と答えたら秒で帰った。次からエホバの対応は全部これで行こう。

話を戻して、お風呂は毎日入っていた。「風邪には熱いお風呂が良い」とよく聞くから。残念ながらコロナには効果なしだったと思う🥸

ただ、寒気のする体に湯船はとても気持ちよかった。おすすめ。

私にとって唯一の拠り所は、お薬だった。医学の進歩はすばらしい。薬を飲むと間違いなく症状は少し抑えられた。五時間くらいすると効果は切れてきたが、また軽食をとって薬を飲むというのを繰り返していた。用法容量は守れなかったが、あれは仕方ない。そんなことを言っている状況ではなかった。

七日目（今）

朝は少し辛いが、かなり回復傾向にある。今思うことは二度とコロナにはかかりたくないということだ。

私は今まで、コロナワクチンを打つと必ず熱が出て二日寝込むことになった。だから、ワクチン打つのもコロナにかかるのも同じなんじゃ…とまで思ったこともあった。

今思う。桁が違う。二日寝込むだけであの地獄が軽症化するなら上等だと思う。

最後に、なくなった薬を追加でもらうために先ほど病院に行ってきた。そのときの医療事務？看護師？（仮にA子さん）の対応が腹たったので、そちらをお楽しみいただきたい。

①電話にて

私「薬を追加でもらいたいのですが。」

A子「（小さい声で、かつ早口）今、待機期間中ですか？ですと、対面での診察はできないので、お薬のお渡しだけになりますが」

私「（はなからそのつもりなので）はい、それでお願いします」

A子「では予約をしてご来院ください。駐車場に着きましたら電話をください。○○時までには着くようにお願いします」

②駐車場に着いて電話

私「駐車場に着きました」

Ａ子「（たまたまさっきと同じ人）少々お待ちください………○○さん予約なさってますか？」

私「いや、さっき電話したじゃないですか。あれが予約じゃないんですか？」

Ａ子「（少し切れ気味）初めにお渡しした資料の中にウェブ予約の仕方という紙が入っていたんですが読んでいただいてないですか？」

私「（直前に電話してんのにウェブ予約しろって頭沸いてんのか。しかも、おまえがさっき「ウェブ予約」って言えば避けられたトラブルだろ。…とは言わずに）読んでません！どうすれば良かったんですか？！」

一応、そのあと通常の受付をしてもらったが、再度電話がきたときに対応相手が以前の丁寧な方に変わってて笑えた。しかも、屋外ではあるけれどお医者さんの診察もしてもらえたし。間違いだらけやんけあいつ！

ちなみにもらった資料は一通り目を通したつもりだったが、一枚だけ見落としてるものがあった。なぜか文字が書いてある方が内側になるように二つ折りにされた紙。

内容は確かにウェブ予約だったが、あくまでウェブ予約のやり方の説明なだけで、必ずウェブ予約をしてくださいという内容ではなかった。

ただA子さん以外の対応は素晴らしかったので、次に風邪を引いた時にも同じ病院を利用しようかな？

最後に

医療関係の方々には本当に頭が下がります（Ａ子以外）。今回も私の感染のために業務を増やしてしまうことになり申し訳ございません。

コロナの報道がますます減っていく昨今ですが、今だに我々の身近で拡大しているということを身をもって確認しました。

それでも感染する時は感染してしまいます。何気なくこの記事を読んでいただいた皆様にとって、何か参考になることが一つでもあったならば幸いです。皆様の健康を願っております。

それでは、良いお年をお迎えください。