こつばん

人には言えない趣味のひとつ、「小説を書く」 なるべく短く でも、 感情の起伏があるような そんなストーリーを 綴りたい

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最近の記事

失恋時にUniverse

僕はただ、太陽がいない時だけ君のそばにいることができる、月のような存在なのかもしれない。 作:架橋 叶渡(カケハシ カナト) 太陽が君の日中を照らす。 僕は太陽がいなくなると出てこれて、 君が悲しんだり、寂しかったりしている時に、 太陽よりは明るくはないけど、 太陽より近い距離で、 君に寄り添える。 でも、太陽がいたら、顔を出すことはできないし、 太陽が光っていなければ、君から見えることもない。 太陽は欠けることは無いけれど、 僕は満ちているときも、欠けている時も、見

    • こんなはずじゃなかったのに

      「君に恋をするなんて、ありえないはずだった」 筏田かつら 恋愛小説が続きましたが、これは友人からオススメされたので読みました。 舞台は千葉県の県立高校。 冴えない陰キャ男子高校生 飯島靖貴(やすき) 派手目で1軍トップに君臨美少女 北岡恵麻 絶対に相容れないはずの2人の恋の話。 こんな高校生活送りたかった思いを込めて書きます 勉強合宿の夜、夜道で1人、サンダル壊してうずくまる北岡恵麻にスニーカーを貸してあげる飯島靖貴 →まず、こんな偶然無い 数日後、4駅離れた自宅まで

      • 月見シェイクとスイカのキミ

        今夜は月が綺麗ですね 今夜は星も綺麗ですね 明日も綺麗らしいですよ いつか言ってみたいけど スイカを抱えたキミを わざわざ月に例える必要は無いよね そんな顔されたらもう何もいらない そんなことをねがいながら いつもより40円多く払って月見シェイクをすすう。 ねね?今日は月が綺麗だよ?返事は?早く答えてよ 返事を待つきみはなんだか嬉しそう 月よりキミを見ていたい そんな 王道からちょっとそれた言葉を あえて言う なにそれ。 僕はまだ自己分析をしている。 就活中の

        • ってる。16行

          神ってる イキってる やってる ラリってる 高校生の時、ってる  が流行って 何でも、ってる つけとけばよかった。 でもさすがに、 モルってるってなんやねん👊😐 原子量は、「質量数12の炭素原子(12C)」を12と定義して、基準に用いられている「質量数12の炭素(12C)」が12gあるとき、そこに含まれる炭素原子の個数を数えると6.02×10²³個となります。 この個数を、1molと定義し「物質量」の定義としている。 いや、だからなんやねん👊😐

          思い出のイタリアン

          小さい頃よく行ったイタリアンがあるんだけど、名前が思い出せない じゃあ、特徴言ってくれれば、思い出せるかも。何かある? 壁がレンガで作られてた気がする それはどこのイタリアンも同じなのよ。他にない? 店内が全体的にオレンジがかってた気がする それもどこのイタリアンも同じなのよ。照明はオレンジっぽいし、レンガで囲まれてるから尚更よ。他にない? うーん、、、あ、思い出した。 なになに? 店員がみんな鎧着てる じゃあ、知らない

          思い出のイタリアン

          4行

          気になるあの子から「ご飯行かない?」ってLINE来た 焦る気持ちを抑え、あえて、3時間後にLINE開いたら、 送信を取り消しました あれ以来、通知を知らせるベルは鳴らない

          葛藤

          そのまま歩き続けたら天国。 振り向いたら地獄。 今日はあの子と2人きり。 雨が降る代々木公園を歩いている。 僕は緊張している。 先を歩くあの子は何を思っているだろう。 こっちを向いたらタイミングが来る。 まだ、歩いていたい。 あの子はどう思ってるだろう。わかれないかな。 春。 薄く透明な水に墨汁を少し混ぜて溶かしたような淡暗い空。 空から落ちてくる雨は、何を含んでいるんだろうか。重く傘に当たる。 その音が鼓動と重なって余計に落ち着かない。 あの子は先を行く。 女

          葛藤

          私は彼女にその話を続けるか、別の話に切り替えるか迷っていた。 実はこういうことだ 内定者、いわゆる「勝ち組」の飲み会で知り合った2人。 彼女から声をかけられて抜け出してきた。 正直、胸が高鳴っている 今まで飲み会を女性と抜け出すなんて経験、したことないからだ。 ましてや月夜に照らされる彼女はどこから見ても美しい。 しかし、僕は先程受けた衝撃を隠せない。 夫がいるとは、どういうことか。 戸惑いが滲む。 彼女には終電がある。恥ずかしくてケータイで時間を確認できないが、も

          葛藤

          本当ならアイツと話したり遊んだりしたい。 しかし、それはできない。 なぜならば、アイツは国を守らなければならない使命があるから。 エヴァンゲリオンとかいう変な紫色のロボットに乗ってるらしい。 でも、アイツは最近教室にいるし放課後に何かあるように見えない。 時間は刻々と過ぎていく。 私はどうすればいいんだ。 アイツに話しかけようかな、 アイツを遊びに誘ってもいいのかな、 でも変に誘って、 なんだコイツって思われたくない。 周囲が騒ぎ始めた。 何やら外から物々しい轟音が鳴