元一般職、プロジェクトメンバーに応募する。
先日、noteでも書いたプロジェクトメンバー募集の件で本社から連絡があり、内示をいただきました。
名前と所属と応募動機をデータで担当者に送るだけだからと言って、テキストだけで送ろうとついwordを立ち上げそうになった私。前澤社長のお年玉企画が、表向きははフォロー&リツイートするだけのルールでしたが、蓋を開ければもらった100万円で何をしたいのか書いた人が選ばれていた、というのと同じで、本当に名前と所属と応募動機だけ書けばいいってもんじゃないように思ったのでした。
結局、パワポでフリー素材なんかを挿入しながら応募の経緯を書き、最後に私がメンバーになるメリットを説明しました。今、このnoteを書きながら、プロジェクトメンバーになって会社をどう変えたいのか、そのあたりについても触れればよかったなぁと今更ながら思いつきました。
その結果かどうかはさておき、おかげさまで採用してもらうことができました。ところで、なぜ表彰制度改革のプロジェクトメンバーに応募したのか?表彰制度の見直し自体に興味があったのは事実ですが、それ以上に、地方の営業所にいる元一般職がプロジェクトメンバーに自ら応募し採用される、これを全国の人の目の当たりにしたかったというのが一番大きいです。今まで、プロジェクトメンバーなんて本社の総合職にしか関係のない仕事でした。そこに、地方営業所の元一般職が参加するというのは、そこそこインパクトがあるのではないかと踏んでいます。
人事制度改革で、一般職の職群が廃止になったのは去年の夏。案内は2年ほど前に出ていて、それに向けた準備の活動もいろいろありました。そして今、実際職群が廃止になって何か変わったのかというと、何も変わらないのです。元一般職の本人にもその上司にも、職群が廃止になったということは指示された仕事を黙々とこなすだけではダメなんだという認識がまったくありません。今すぐ仕事内容が変わらなくても、自分はこの会社でどんなことをしたいのか、そのために今何をすべきなのか、そういうことを本人も上司も考える必要があります。なのに、そういう機会がたった1日開催されたワークショップだけというのは足りないと思うのです。
そして、私は総合職になっても地域限定社員です。家族バラバラに住むことは考えていないので、致し方ありません。すると、多くの人が「残念だ」と言うのです。せっかく優秀なのに、それなら営業所の仕事しかできないね、と。何のための在宅勤務お試しだったのでしょう?うっかりしていると、face to faceでないと仕事はできないという先輩たちに、優秀な地域限定社員たちが新たな活路を見いだす機会を奪われてしまいそうです。
どんなに制度が改善されても、考え方が古いままでは制度改善の効果が出ません。プロジェクトメンバーの辞令に私の名前を見て、「こんな子がプロジェクトメンバーになる時代なのか」と気づいてほしいのです。全員は難しくても、ひとりが気づいて、ならば自分(の部下)も…と、後に続いてくれる人が現れることを願ってやみません。
もちろん、表彰制度についてもこれから勉強しないといけません。がんばります。
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