こたつ
ダウンはまだ早いけど、アウターは着ないと寒い。
そんな季節が今年もやってきた。
日当たりの悪い僕の部屋には、満足に光が差し込まず、
お昼頃になっても、部屋の中には冷たい空気が残っている。
暖房は少し苦手だ。
暖かい風が、時間経過と共に心地悪く感じられ、喉の奥が少し痛くなるから。
そんな部屋にいると、あれが欲しくなる。そう「こたつ」だ。
こたつは良い。心地悪さもなければ、喉の奥も痛くならない。
肌もつっぱらないし、何より「冬」を感じられるから。
一人暮らしを始めて、初めての冬。一人だと余計寒く感じるのだろうか。
冷え性の僕は、冬を乗り切ることができるのか。
いささか誇張した表現ではあるが、僕は不安を感じている。
この不安を拭い去るためにも、やはりこたつが必要だ。
何色の机で何色の布団にしようか。
暖色にすることで暖かさって変わるのだろうか。
これから何回か冬を共にするであろう冬の相棒を一刻も早く手に入れなければ。
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