申と子と辰と私|十二支と私 #4〈最終回〉
こんにちは、灯です。
今回で『十二支と私』シリーズ、最終回となりました。
ラストを飾るのは申と子と辰です。
申―子―辰は、出合うと水性に変化する組み合わせです。
水性には「思慮深さ」「知性」を感じます。
寅―午―戌のときにも書いたのですが、半会後に火性・水性に変化するのは陽干につく支となっております。
精神エネルギーほど勢いが出やすいと考えることができますね。
(※陽干のほうが陰干より強いという意味ではなく、陰干は内側に向かうエネルギーであり、陽干は外側に出ていくエネルギーであるため)
申
蔵干は初元の『戊』、中元の『壬』、本元の『庚』です。
戊→庚→壬の相生関係です。
初元から本元、そして中元という流れですね。
日干支【甲申】の人は他人を楽しませることで、結果的に引き立てられる人。
日干支【丙申】の人はアウトプットすることで名誉を得ていく人。
日干支【戊申】の人は自分らしい表現によって人から好かれる人。
日干支【庚申】の人はインプットもアウトプットも得意でしっかり自分を持っている人。
日干支【壬申】の人は役割をまっとうしていくなかで自分らしさが育っていく人。
最終回ももちろん、あくまでざっくりしたイメージです。
子
蔵干は本元の『癸』のみになります。
癸といえば雨ですね。
繊細な優しさを感じます。
日干支【甲子】の人は学びを深めることが心の支えになる人。
日干支【丙子】の人は役割をまっとうすることで自分らしくあろうとする人。
日干支【戊子】の人は暗合があるので不安定ですが、人を楽しませることが自分らしさに繋がる人。
日干支【庚子】の人はアウトプットすることで心が落ち着く人。
日干支【壬子】の人は海のような穏やかさと激しさを持つ芯の強い人。
ざっくりとしたイメージ、パート2。
辰
蔵干は初元の『乙』と中元の『癸』、そして本元の『戊』です。
癸→乙は相生関係です。
戊―癸で暗合が成立します。
辰は十二支の中で唯一、地支の中だけで暗合が成立する特殊な地支です。
本元と中元が暗合したり、中元から初元へとエネルギーがめぐったりと、不安定さをはらんでいます。
日干支【甲辰】の人は他人と関わることで考えがくるっと変わることもありますが、根っこにきちんと自分らしさを持った人。
日干支【丙辰】の人はアウトプットするなかで役割意識が変化することもありますが、自分の考えがしっかりある人。
日干支【戊辰】の人は自分らしくあろうとするときに人との関わり方が変わることもありますが、きちんと役割意識を持っている人。
日干支【庚辰】の人は辰の中の暗合に加え、庚―乙の暗合もあり不安定ですが、あれもこれもそれもと、やりたいことがたくさんある人。
日干支【壬辰】の人は役割をまっとうしようとしたときに自分らしさがぐらつくこともありますが、伝えたいことが自分の中にちゃんとある人。
ざっくりとしたイメージ、パート3。
『十二支と私』シリーズ、今回で無事に最終回までたどり着けました!
お付き合いくださった皆様、誠にありがとうございました!
▼『十干と私』シリーズも併せてよろしくお願いいたします~~