位相法とアスペクト〈前編〉|西洋占星術×算命学
こんばんは、灯です。
私は占いの勉強を始めたとき、それぞれを照らし合わせながら覚えていきました。
例えば数秘術でいう1は牡羊座っぽいな、とか。
2は牡牛座みと魚座みを感じるな、とか。
ただ、実際的な検証ってあまりできていなくて。
なので今回はそれをやってみようと思います!
西洋占星術ではアスペクトという天体同士の角度から読み解く手法があります。
算命学では位相法と呼ばれる干支同士の作用から読み解く手法があります。
今回は太陽と日干支を例題に、アスペクトと位相法を見比べます。
わかりやすくするため、太陽は牡羊座0度、日干支は甲子からスタート。
アスペクト▷30度
位相法▷納音
30日経つと太陽は約30度進み、牡羊座の0度から牡牛座の0度となります。
干支は全部で60個あり、一日に一つずつ進むので、ちょうど折り返しの甲午となりました。
今でこそ30度はソフトアスペクトに分類されますが、古典占星術的にはアバージョン(見えない)なのでそもそもアスペクトは成立していないとも取れます。
マイナーアスペクトと呼ばれるようになってからも、ハードアスペクトという位置付けでした。
これは算命学の位相法と照らし合わせると納得のいく分類だったりします。
納音は同じ干(精神)でありながら真逆の支(現実)という厳しい配置です。
相性でいうなら意気投合したと思ったら、実際の行動が合わなくて「思ってたんと違う」となりやすいですね。
これが運勢で出ると現実的にはダメ出しを食らうけど精神的には周りに受け入れられやすいという、ちぐはぐした状態になります。
30度は私もネイタルに持っているので、このちぐはぐ感はわかる気がします。
メジャーアスペクトだともっとストレートにあることがわかるのに、あるにはあるけど「本当にあるのか…?」と疑ってしまう感じ、とでも言いますか。
使い勝手のよいアスペクトではないので、ソフトよりハードのほうが感覚的にはしっくり来ます。
アスペクト▷セクスタイル(60度)
位相法▷律音
さらに30日経過し、トータルで60日経ちました。
太陽は双子座の0度に位置しています。
日干支はちょうど一周して甲子に戻ってきました。
(これが年干支だと還暦ですね)
セクスタイルはメジャーアスペクトであり、ソフトアスペクトに分類されます。
キーワードとしては『協力』『意識』があるかな、と思います。
同じソフトアスペクトであるトラインが無意識であるのに対し、セクスタイルには意識的に協力するところがあります。
律音はまったく同じ干支なので、精神的にも現実的にも同じ――つまり、日干支を意識するタイミングとも取れます。
西洋占星術でいうところのソーラーリターンのような感じでしょうか。
命式に律音がある人は周りと協力することで運気アップをはかれます。
運勢的にも同じことが言えます。
セクスタイル私も持っていますが、協力せざるを得ない感じはわかるな、と思います。
周りを見ていても『否が応でも同時に出力される感』とでも言いますか。
例えば牡羊座の太陽と双子座の木星がセクスタイルだと、太陽が「こういうことしたい!」と思ったとき、同時に木星が「じゃあこういう情報いるよね?」と情報収集はじめる、みたいな。
次は90日後のスクエア&二度目の納音――と言いたいところですが、少し長くなってきたので続きは後編にて。
執筆自体まだなので今しばらくお待ちくださいませ……!!
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