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ブッダの悟りの概略とは?→『ブッダ 100の言葉 ~仕事で家庭で、毎日をおだやかに過ごす心得』
本日ご紹介するのは、『ブッダ 100の言葉 ~仕事で家庭で、毎日をおだやかに過ごす心得』です。この本をコンビニで見かけ、興味を持って手に取りました。読み始めたら、驚くほど素晴らしい教えが詰まっていました。
そもそも、ブッダは神を信じていません。自分を苦しみから救うのは自分自身であると考え、心の在り方をどのように変えられるかを追求した人物です。その中でも特に心を動かされたのが、「ブッダの悟りの概略」という教えです。
本書から引用すると、ブッダの悟りの基本はこう説明されています。
私たちは日々「自分は常に正しく物事を見ている」と思い込んで生活しています。そのため、自分の立場を守ろうとして争ったり、憎んだり、執着したり、威張ったり。それが巡り巡って苦しみとなり、自分自身に降りかかります。ブッダ曰く、その「自分は正しい」という思いがまさに錯覚です。ありもしない「自分(我)」を想定し、その我を中心に世界を構築しているために生まれる虚妄の信念であると。したがって、苦しみを取り除くためにはその錯覚を消し去らなければなりません。「自己中心ではない世界観」を作り上げ、それを基盤に生きていく、というわけです。
そうです、自分は正しいと思うからこそ怒りなどの感情が湧き上がるのです。「自己中心ではない世界観」を持つことは簡単ではありませんが、本書に記載されているように、まずは「自分が正しいという錯覚」を捨て、「自己中心ではない世界観」を基盤に生活していきたいと思っています。
そのためには、本書に書かれている下記などに取り組んでいきたいと思います。
「自分自身に勝つことのできる者こそが、最高の勝者」
「安穏な人生を歩む秘訣は自分の心にある」
「常に自己を観察し続ける」
「他人の間違いに目を向けず、ただ自分がやったこと、やらなかったことだけを見つめる」
「善いことやためになることをするのは本当に難しい」
「愚かな者が自分を愚かと自覚できるなら、賢者となる。そうでなければ愚か者になる」
「まず初めに自分自身を正しく整えよ」
「自分の行動をよく制御し、自己鍛錬に努める」
「汚れた心で話し、汚れた行動をするなら、苦しみが付きまとう」
「心は外界から流入する刺激や情報に翻弄されやすい」
仏教の基本思想である自己鍛錬。その具体的な方法が言語化されている本は、自分を変えたい人にとって最強のマニュアルとなります。文句なしにおすすめの一冊です。日めくりカレンダーの形式で毎日見て、落とし込みたいと思った一冊でした。
また来週更新します。(これで28週連続の更新となります。)