マイクラ|入門ガイド:はじめてのマインクラフト【超初心者向け🔰】 【Minecraft】
本記事は、これからマインクラフトをプレイしようと検討している方や、初めてプレイする方向けの、シリーズ記事の1つです。
ゲーム概要
マインクラフト(Minecraft)は、日本では通称「マイクラ」と呼ばれており、スウェーデンの Mojang Studios(モヤン・スタジオ。現在は Microsoft が所有)が開発した、世界的に人気のサンドボックスゲームです。
“世界で最も売れたゲーム” としてギネス記録にもなっている超人気タイトルで、ゲーム好きならば一度は触れておきたい作品です。
「サンドボックスゲーム」ってなに?
「サンドボックス」とは、英語で「砂場」を意味します。
砂場遊びは、何を作るのか?どうやって遊ぶのか?は決められていません。
同様に「何をするのか・どんな遊び方をするのかをユーザーに全て任せる」コンセプトのゲームのことを、サンドボックスゲームとかサンドボックス型ゲームなどと呼びます。
クリアすべきシナリオ、倒すべきボスキャラ、解くべきパズル…などはありません。プレイングの方針を強制されず、用意された機能の範囲でなら何をしても良いのが “サンドボックス” です。
マイクラの場合は、果てしなく広大な3Dワールドの中で、世界を冒険をしたり、建築を楽しんだり、資源を集めをしたり、農作業や牧畜をしたりと、自由にプレイすることができます(一応、冒険シナリオやボスモンスターなども用意されておりますが、クリアせず無視しても良いという設定)。
特定のボスを攻略するまでのクリア時間を競うタイムアタック(通称「RTA」)という遊び方も存在しますし、更にネット上で情報を集めると、ゲームの中で隠れんぼや人狼ゲーム、対人戦をするなど、様々なアイデアが発見でき、楽しみ方は無限大です。
マイクラには「チュートリアル」がない
多くのゲームには、ゲーム内で操作方法や遊び方・世界観や進め方をユーザーに教えてくれる「チュートリアル」というものが存在します。
しかし、マインクラフトには、このチュートリアル機能がありません。つまり、「どうやって操作するの?」「まずはどこにいけばいいの?」「最初は何から始めたらいいの?」という案内が一切ありません。
そのため、多くの初心者は、周囲で実際にマイクラを遊んでいる人から教わるか、この note のような記事コンテンツ、マイクラの Wiki、YouTube の動画等で、ゲーム概要・やり方を知ることになります。
多くの人が色んな情報を発信していますが、多種多様な解説や情報が溢れていますので、自分にとってわかりやすいものを見つけて活用しましょう💪
マイクラの特徴・他ゲームとの違い
マインクラフトの最大の特徴は、短く言うと「カクカクしたビジュアル」と「ゲームの自由度の高さ」だと思いますが、よりゲームの特徴を掴めるポイントに絞ると、以下にまとめられます。
ほぼ全てがキューブ(立方体)でできた世界
レゴブロックのような感覚で、プレイヤーもモンスターも世界の地形もあらゆる物がブロック状になっている
最初はこのビジュアルが苦手で食わず嫌いになるケースもあるが、慣れてくると、むしろコレが良いと思えてくる(私がそうだった)
プロシージャル生成される世界
マイクラでは、実際にプレイする世界を「ワールド」と呼び、何個も新規作成することができる
ワールドを作る際に、ランダム生成された値(シード値)を基に、決められたアルゴリズムによって、毎回全く異なる地形・マップが生成される(=毎回違う世界ができる)
そのため、どんな世界ができるのか・どんなマップからスタートするのかが常に変わって、飽きないゲーム性となっている
表現豊かな世界観
ワールドには、砂漠・雪山・沼地といった特徴的なエリア・地域(バイオーム)が自動で生成される
「昼と夜」の概念があり、1日のサイクルが存在する。つまり時間の流れも存在する(約20分で1日経過)
「次元(ディメンション)」の概念があり、特殊なゲートを潜ることで、現世や異世界といった複数の世界を行き来でき、その世界にしかないアイテム・モンスターが存在し、特殊な素材をゲットできる楽しみ方がある
マルチプレイ
他の友達と複数人で一緒に遊べる
協力して世界を広げたり、テーマに合わせて競争したり、対人戦などで対決することもできる
拡張性
「MOD」や「アドオン」など、ゲームの改造や拡張機能も充実しており、ゲーム自体のカスタマイズが無限にできる
MOD: Java 版のみで可能な、要するに「改造プログラム」。一定ルールのもと、公式に容認されている
アドオン: ゲームの改造プログラムではないが、既存のデータを元にゲームに新しい要素を追加できる拡張機能
無限の創造性
決められたストーリーがなく、遊び方も自由なので、プレイヤー自身がプレイの仕方・物語決められる
どんな物でも建築できる面白さ(是非、一度「マイクラ 建築」などとネット検索してみてください)
特定のアイテムを使うと「回路」を組み上げることができ、様々な装置を自分で発明できる面白さ
ロジカルシンキングやアルゴリズムなど、考え方を鍛えることができる知育的な要素がある
「Java版」と「統合版」
マイクラは、マイクラ自体に「マインクラフト・〇〇」のようなスピンオフ作品がいくつかあるが、それについては今回触れません。
ただ、通常の「マインクラフト」の中にも Java版(Java Edition)と統合版(Bedrock Edition)という2つが存在します。
基本的にほぼ同じゲームですが、モンスターの出現条件やアイテムの作り方など、細かい部分で若干の仕様差異があります。ただ、大きく違うのは以下の部分です。
Java版(Java Edition: JE)
PC専用
原則、同じ Java 版ユーザーとのみ協力プレイ可能
ゲームパッドやコントローラを導入しなければ、キーボード&マウス(キーマウ)操作になるので、初心者にはやや難しい可能性がある
MODに対応
新しいゲーム性を加える改造プログラムが非常に豊富
特に、ゲームビジュアルを変更する「影MOD」などは非常に人気
新しいアップデートは、統合版より先行して導入・公開される
統合版より細かい設定・カスタマイズが可能
総合的に「ゲームの環境構築」と「操作性」で、統合版に比べて、初心者にはやや難しい印象。その分、カスタマイズ性が高く、できることは豊富
統合版(Bedrock Edition: BE)
クロスプラットフォーム対応
PC版、スマホ版(iOS/Android)、ニンテンドースイッチ、Xbox、プレステなど複数の端末(ゲームハード)に対応
同じ統合版であれば、違う端末でも一緒にプレイできる
MODはないが、アドオンでゲームを拡張できる
公式マーケットプレイスがある(アドオンが無料/有料で配布されている)
操作は、コントローラー or スクリーンタッチ
操作設定などがコントローラ・スマホ用に最適化されている
PC版はもちろんキーマウで操作可能
既に持っている端末に簡単にインストールできる(ゲーミングPCを買わなくて良い)ことや、操作性も含めて初心者向けという印象
初心者は統合版から始めるケースが多いのではないか
「ローカル」と「Realms」
マイクラをプレイするワールドを「どこに作るか?」という点で、2つの選択肢があります。それは「ローカルマシン」と「サーバーマシン」です。
「ローカル」とは、「自分の端末(デバイス)」を指します。つまり、持っているスマホ、ゲーム機、タブレット本体の中にワールドを作ります。
「サーバー」とは、「インターネット上の専用機」を指します。つまり、自宅に用意したサーバー機器や、ネットを介したレンタルサーバーなどの中に、ワールドを作ります。
「Realms(レルムズ)」は、マイクラ公式のレンタルサーバーです。つまり、「サーバー」にワールドを作ってプレイする方法に該当します。
「サーバー」でのプレイは、上級者になると、自分でレンタルサーバー業者を選定して契約したり、自分でサーバーを用意するケースも多いですが、サーバープレイ初心者は、Realms を利用するのが良いでしょう。
「ローカル」と「Realms(≒ サーバー)」の違いは、以下の通りです。
ローカルプレイ
自分のデバイスの中にワールド作成
一人プレイなら、インターネット接続不要
同じネットワーク内なら、マルチプレイでも不要
遠くの友達と協力プレイするなら、インターネットが必要
ゲームをインストールすれば、完全無料で遊べる
協力プレイは、ワールド所有者がプレイしている間しかできない
所有者がプレイしていなければ、他の人はワールドに入れない
協力プレイ中、ワールド所有者が、画面を閉じたり、ログアウトしたりすると、一緒にプレイしているユーザーも強制的にワールドからログアウトとなる
自分でワールドのコピーを定期的に取らなければ、バックアップできない
Realms
Microsoft が運営するサーバー
サーバーが稼働していれば、24時間いつでもアクセス可能
月額制(有料)
10人程度まで同時にプレイできて、月額1000円前後
同時プレイでなければ、対象ユーザー登録は10人以上可能
ワールド所有者(オーナー)がログインしていなくても、許可されたユーザーはいつでもアクセス可能
所有者がログアウトしても、参加者が強制ログアウトされたりしない
自動バックアップ機能あり
何かあれば、一定期間まで過去の状態に戻すことができる
※ 尚、マイクラは自動保存(オートセーブ)するゲームなので、急に落ちても最後の状態を保持します
「クリエイティブモード」と「サバイバルモード」
マイクラを起動すると、遊び方として主に2つのゲームモードを選択できます。それが「クリエイティブ」と「サバイバル」です。
クリエイティブモード
アイテムの資材は無限(専用のウィンドウからいくつでも取り出せる)
コマンド使用可能(天候操作・テレポート・ブロックの入れ替えなど、通常できないこともコマンドで実現可能)
特殊アイテムがなくても、空中を自由に飛行可能
ダメージを受けない・モンスターに襲われない
設定ウィンドウをいじればなんでもできる(上記の設定も覆すことができる)
一言で表すと、「建築・実験に特化したモード」「世界の神になるモード」
このモードをメインに遊ぶ人は「クリエ勢」「建築勢」「装置勢」などと呼ばれる
サバイバルモード
難易度が複数モード存在する
ピース/イージー/ノーマル/ハード
一部の場合を除き、資材は有限
コマンドなど使用は不可・ズルはできない
特殊なアイテムを使用しなければ、空中は飛行できない
ダメージを受ける・モンスターに襲われる(ピースモード以外)
敵対モンスターや、空腹、その他の危険を回避しながら生き延びるプレイ
「進歩」というトロフィーシステムがある
「〇〇をしながら〇〇を達成した」のようなミッションが100以上存在する
サバイバルモードにしかないやり込み要素の1つ
「チートモード」をONに設定すると、クリエイティブと同じことが可能
コマンドも使用できるようになる
ただし、それを1度でもONにすると、その後すぐ戻しても、そのワールドでは「進捗」が達成できなくなる
このモードをメインに遊ぶ人は「サバイバル勢」などと呼ばれる
クリエイティブではなく、あえて資材調達が難しいサバイバルで建築をするプレイを楽しむ人達は「サバイバル建築勢」と呼ばれる
筆者の私は、「サバイバル勢」なので、マイクラにおいては、基本的にサバイバルプレイに関する情報を多く発信すると思います。
まず何から始めたらいいの?
まずは、実際に画面やキャラクターを操作して、ゲームの操作感を掴んでみることをオススメします。
具体的には、クリエイティブモードで「フラットワールド(平面世界)」を選択し、キャラクターの移動・アイテムの破壊や設置などの単純操作から練習してみましょう。
「キャラクターの移動」「アイテムの使用」「カメラの操作」まで覚えたら、サバイバルモードで実際にプレイしてみることがオススメです。
筆者はサバイバル勢なので、サバイバルを始める際のオススメの内容については別の記事で詳しく解説していきます。
まとめ
マインクラフトは、単なるゲームを超えた、創造と冒険のプラットフォームです。初めは少し難しく感じるかもしれませんが、自分のペースで楽しみながら、徐々にゲームの深さを知っていくことができます。
マイクラの楽しいポイント
自由な表現: 想像力の限り、何でも作れます
達成感: 大きなプロジェクトの完成は格別です
探検: 新しい場所の発見が冒険心をくすぐります
成長: キャラクターが徐々に強くなっていきます
コミュニティ: 世界中のプレイヤーと交流できます
学習: 建築や回路、プロジェクトマネジメントやアルゴリズムなど、様々なスキルが身につきます。MOD開発やアドオン制作にハマると、プログラミングスキルなども身につきます
中毒性: リリースされて15年以上経つゲームですが、現在も活発にアップデートもされており、作り直す度に変わるワールド、やり込み要素や奥深さがあり、一時的に飽きても、少し時間が経てばまたやりたくなる謎の中毒性があります
今後の内容
今後は、サバイバルモードのオススメの進め方や、基本的な操作方法等について、初心者向けに分割して解説していきます。
この記事はマインクラフト初心者向けの基本情報をカバーしています。次回以降の記事では、以下のような内容を取り上げることをお勧めします:
サバイバルモードで最初にやるべきこと
基本操作とUIの解説
クラフトのシステムと重要なレシピ
モブ(生物)の種類と対処法
鉱石採掘とツールの進化
農業と自動化の基礎
ネザーとエンドの世界
興味を持った方は、ぜひマイクラを遊んでみてください!
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